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公開番号
2024160274
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-13
出願番号
2024125608,2022115252
出願日
2024-08-01,2019-12-13
発明の名称
ヒト補体因子C2Bに対する抗体及び使用方法
出願人
アルジェニクス ビーブイ
代理人
個人
主分類
C07K
16/18 20060101AFI20241106BHJP(有機化学)
要約
【課題】ヒト補体因子C2に特異的に結合し、補体系の古典経路及びレクチン経路の活性化を阻害することができる抗体及びその抗原結合性断片を提供する。
【解決手段】ヒト補体因子C2に特異的に結合するモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片であって:特定のアミノ酸配列を含む、VHドメイン;及び特定のアミノ酸配列を含む、VLドメインを含む、前記モノクローナル抗体又はその抗原結合性断片、並びに該モノクローナル抗体又はその抗原結合性断片を含む医薬組成物を提供する。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒト補体因子C2に特異的に結合するモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片であっ
て:
配列番号:3に記載のアミノ酸配列を含む、VHドメイン;及び
配列番号:2に記載のアミノ酸配列を含む、VLドメインを含む、前記モノクローナル抗
体又はその抗原結合性断片。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
全長モノクローナル抗体を含む、請求項1記載のモノクローナル抗体。
【請求項3】
前記モノクローナル抗体が、ヒトIgG重鎖定常ドメインを含む、請求項1又は2記載のモ
ノクローナル抗体。
【請求項4】
前記重鎖定常ドメインが、ヒトIgG1重鎖定常ドメインを含む、請求項3記載のモノクロ
ーナル抗体。
【請求項5】
前記ヒトIgG1重鎖定常ドメインが配列番号:4に記載のアミノ酸配列を含む、請求項4記
載のモノクローナル抗体。
【請求項6】
前記重鎖定常ドメインが、ヒトIgG4重鎖定常ドメインを含む、請求項3記載のモノクロ
ーナル抗体。
【請求項7】
前記ヒトIgG4重鎖定常ドメインが配列番号:5に記載のアミノ酸配列を含む、請求項6記
載のモノクローナル抗体。
【請求項8】
前記モノクローナル抗体が、配列番号:6に記載のアミノ酸配列を含む重鎖及び配列番
号:7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項3記載のモノクローナル抗体。
【請求項9】
前記モノクローナル抗体が、配列番号:8に記載のアミノ酸配列を含む重鎖及び配列番
号:7に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項3記載のモノクローナル抗体。
【請求項10】
ヒト補体因子C2に特異的に結合するモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片を含む
医薬組成物であって、該モノクローナル抗体又はその断片が:
配列番号:3に記載のアミノ酸配列を含む、VHドメイン;及び
配列番号:2に記載のアミノ酸配列を含む、VLドメイン、を含む、前記医薬組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本願は、 2018年12月13日に出願された米国仮特許出願第62/779,102号を基礎とする優
先権の恩典を主張するものであり、その全内容は参照により本明細書に組み込まれている
。
続きを表示(約 2,500 文字)
【0002】
(配列表)
本願は、ASCII形式で電子的に提出された配列表を含み、その全体が参照により本明細
書に組み込まれている。2019年11月22日に作成された前記ASCII コピーは618634_AGX5-04
8PC_ST25.txtという名称で、サイズは94,329バイトである。
【0003】
(発明の分野)
本発明は、免疫学及び分子生物学の分野に関する。より詳細には、本発明は、補体系の
古典経路及びレクチン経路の活性化を阻害するための組成物及び方法、並びにヒトの疾病
の治療におけるそれらの使用に関する。本発明は特に、ヒト補体因子C2に結合する結合分
子、並びにその作製方法及び使用方法に関する。
【背景技術】
【0004】
(発明の背景)
補体系には、細胞を溶解し得る一連のカスケードをなす血漿中酵素、調節タンパク質、
及びタンパク質が含まれる。活性化前から、様々な補体因子が不活性前駆体タンパク質と
して循環している。系が活性化すると、活性化カスケードが導かれ、該カスケードではあ
る因子がカスケードのさらに下流にある補体タンパク質を、特異的にタンパク質分解する
ことにより、後続の因子を活性化させる。
【0005】
補体系の活性化は、3つの経路、古典(又は古典的)経路、代替経路、及びレクチン経
路を介して起こり得る。古典経路は、抗原及びIgM、IgG1、IgG2、又はIgG3抗体が相互作
用して、免疫複合体を形成することによって活性化され、該免疫複合体は、補体成分C1の
サブユニットであるC1qと結合する。代替経路は、IgAを含む免疫複合体、又は細菌及び他
の活性化表面の認識によって活性化する。レクチン経路は、マンノース結合レクチン又は
マンナン結合タンパク質(MBP)としても知られるマンナン結合レクチン(MBL)が、様々
な病原体表面の特定の炭水化物に結合することにより開始される、抗体非依存的な補体活
性化経路を担う。
【0006】
古典経路の活性化は、C1、C4、及びC2の連続的な活性化から開始する;C2はさらに切断
されて、C2a及びC2bを生じる。代替経路の活性化は、補体成分D、C3、及びBの連続的な活
性化から開始する。各経路は、共通の中心成分であるC3、すなわち第3補体因子を切断し
てこれを活性化する。 その結果、共通の終末経路が活性化し、それにより膜侵襲複合体
(MAC、補体成分C5b-9を含む; Muller-Eberhardの文献、Annu Rev Biochem 1988, 57:32
1)が形成される。補体が活性化する間に、MACだけでなく、アナフィラトキシンC3a及びC
5aのようないくつかの炎症性ペプチドも生成する。これらの活性化による産物は、白血球
の走化性、貪食細胞、マスト細胞、及び好塩基球の脱顆粒、平滑筋収縮、血管透過性の増
加、並びに細胞の溶解などの、多面的な生物学的効果を引き起こす(Hughの文献、Comple
ment 1986, 3:111)。また、補体活性化による産物は、特に貪食細胞による、毒性酸素ラ
ジカルの生成並びにアラキドン酸代謝物及びサイトカインの合成及び放出を誘発し、それ
により炎症反応はさらに増幅される。
【0007】
補体は病原性生物に対する重要な防衛線であるものの、その活性化はそれがなければ健
常であったはずの宿主細胞に対する損傷ももたらし得る。従って、補体活性化の阻害は、
補体によって媒介される組織損傷の治療及び予防に有益であると考えられる。従って、当
該技術分野において、補体カスケードの1以上の重要な構成要素を阻害する新規治療薬に
対する、切迫したニーズが依然として存在する。
【発明の概要】
【0008】
(発明の概要)
既存の抗体と比較して改善された特徴を有する、新規モノクローナル抗ヒトC2b抗体及
びその抗原結合性断片を提供する。新規抗体の特徴は、重鎖可変ドメイン(VH)のフレー
ムワーク領域3(FR3)においてグリコシル化部位が欠失していることである。特に、新規
抗体は、既存の抗体と比較して均一性が向上し、従って製造しやすさが改善されており、
かつ機能特性が予期せず改善されている。機能特性の改善としては、例えば、pIの上昇、
及びいわゆる抗原スイーピング(antigen sweeping)の潜在性の増強が挙げられる。抗体
及びその抗原結合性断片について、ヒトの治療における使用が見いだされる。
【0009】
本発明の一態様は、ヒト補体因子C2に特異的に結合するモノクローナル抗体又はその抗
原結合性断片であって:
配列番号:1に記載のアミノ酸配列を含む、VHドメイン;及び
配列番号:2に記載のアミノ酸配列を含む、VLドメインを含み、
ここでVHドメインのアミノ酸残基72-74(Kabat付番)がそれぞれX
1
X
2
X
3
からなり、X
2
が
任意のアミノ酸であり、かつX
1
X
2
X
3
がNX
2
SでもNX
2
Tでもない、前記モノクローナル抗体又
はその抗原結合性断片である。
【0010】
本発明の一態様は、本発明によるモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片及び医薬
として許容し得る担体を含む医薬組成物である。
(【0011】以降は省略されています)
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