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公開番号2024111419
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023015918
出願日2023-02-06
発明の名称抗体又は抗体フラグメント
出願人公立大学法人福井県立大学
代理人個人
主分類C07K 16/42 20060101AFI20240809BHJP(有機化学)
要約【課題】 魚類のイムノグロブリンを高い特異性で検出可能な抗体を提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明は、魚類免疫グロブリンの重鎖定常領域ドメイン2及び/又はドメイン3を認識する抗体又は抗体フラグメントを提供する。また、本発明の提供する抗体又は抗体フラグメントは、モノクローナル抗体であり、魚類はコイ目に属し、魚類はゼブラフィッシュであり得る。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
魚類免疫グロブリンの重鎖定常領域ドメイン2及び/又はドメイン3を認識する抗体又は抗体フラグメント。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記免疫グロブリンが免疫グロブリンMである、請求項1に記載の抗体又は抗体フラグメント。
【請求項3】
前記免疫グロブリンMを発現する細胞を認識する、請求項2に記載の抗体又は抗体フラグメント。
【請求項4】
前記免疫グロブリンMを細胞膜上に発現するB細胞を認識する、請求項2に記載の抗体又は抗体フラグメント。
【請求項5】
モノクローナル抗体である、請求項4に記載の抗体又は抗体フラグメント。
【請求項6】
前記魚類がコイ目に属する、請求項1~5いずれか一項に記載の抗体又は抗体フラグメント。
【請求項7】
前記魚類がゼブラフィッシュである、請求項1~5いずれか一項に記載の抗体又は抗体フラグメント。
【請求項8】
以下の(a)~(c)のいずれかを含む請求項1~5いずれか一項に記載の抗体又は抗体フラグメント。
(a)配列番号1に示すアミノ酸配列からなる重鎖CDR1、配列番号2に示すアミノ酸配列からなる重鎖CDR2、配列番号3に示すアミノ酸配列からなる重鎖CDR3、配列番号4に示すアミノ酸配列からなる軽鎖CDR1、配列番号5に示すアミノ酸配列からなる軽鎖CDR2、及び、配列番号6に示すアミノ酸配列からなる軽鎖CDR3;
(b)配列番号7に示すアミノ酸配列からなる重鎖CDR1、配列番号8に示すアミノ酸配列からなる重鎖CDR2、配列番号9に示すアミノ酸配列からなる重鎖CDR3、配列番号10に示すアミノ酸配列からなる軽鎖CDR1、配列番号11に示すアミノ酸配列からなる軽鎖CDR2、及び、配列番号12に示すアミノ酸配列からなる軽鎖CDR3;
(c)配列番号13に示すアミノ酸配列からなる重鎖CDR1、配列番号14に示すアミノ酸配列からなる重鎖CDR2、配列番号15に示すアミノ酸配列からなる重鎖CDR3、配列番号16に示すアミノ酸配列からなる軽鎖CDR1、配列番号17に示すアミノ酸配列からなる軽鎖CDR2、及び、配列番号18に示すアミノ酸配列からなる軽鎖CDR3

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、魚類免疫グロブリンの重鎖定常領域ドメイン2及び/又はドメイン3を認識する抗体又は抗体フラグメントに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
魚類養殖において問題となる魚病の対策として有効なワクチンが求められている。新規ワクチンの開発においては、試験に用いた魚類において免疫グロブリンの産出等、免疫応答が生じているか否かを確認する必要がある。また、ゼブラフィッシュ等の小型魚類は、脊椎動物のモデル生物であり、魚類だけでなく、ヒトや畜産動物を含む脊椎動物用のワクチンや医薬品の開発にも利用されている。
【0003】
ゼブラフィッシュ等の魚類の実験に供するため、魚類IgMの定常領域に結合するIg重鎖抗体であって、該定常領域が魚類IgM重鎖のドメイン4であるIg重鎖抗体(特許文献1参照)、抗ゼブラフィッシュCD4モノクローナル抗体又は抗体フラグメント(特許文献2参照)等が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5109114号公報
特許第6614431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の抗体は、魚類IgMの重鎖定常領域(以下「CH」と称する場合もある。)のドメイン4(以下「CH4」と称する場合もある。)を認識するものである。魚類では、IgMを膜状に発現したB細胞が全身免疫応答に重要な役割を担うことが知られているが、B細胞の細胞膜上に発現されたIgMにはCH4が存在していない。したがって、先行文献に記載の抗体では、分泌されたIgMの検出は可能であっても、細胞膜上に発現したIgMを検出できないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、魚類のイムノグロブリンを高い特異性で検出可能な抗体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は、抗体又は抗体フラグメントであって、魚類免疫グロブリンの重鎖定常領域ドメイン2及び/又はドメイン3を認識する抗体又は抗体フラグメントである。また、前記免疫グロブリンが免疫グロブリンMであり得る。
【0008】
本発明の抗体又は抗体フラグメントは、前記免疫グロブリンMを発現する細胞、及び/又は前記免疫グロブリンMを細胞膜上に発現するB細胞を認識し得る。
【0009】
本発明のモノクローナル抗体又はその抗体フラグメントであり得る。
【0010】
本発明の抗体又は抗体フラグメントは、前記魚類がコイ目に属し、及び/又は前記魚類がゼブラフィッシュであり得る。
(【0011】以降は省略されています)

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