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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025101731
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2024212404
出願日
2024-12-05
発明の名称
ホルムヒドラゾン化合物又はその塩及び農園芸用殺線虫剤
出願人
石原産業株式会社
代理人
主分類
C07D
231/12 20060101AFI20250630BHJP(有機化学)
要約
【課題】 優れた殺線虫活性を示す化合物を提供する。
【解決手段】
式(I):
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025101731000067.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">34</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">62</com:WidthMeasure> </com:Image> 〔式中、各記号は明細書に記載の通りである〕で表されるホルムヒドラゾン化合物又はその塩、それらを有効成分とする農園芸用殺線虫剤並びにその使用方法を提供する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I):
JPEG
2025101731000065.jpg
34
62
[式中、X及びQは、それぞれ独立に、N、CH又はCR
2
であり、
R
1
はハロゲン、(C
1
-C
6
)-アルキル、(C
1
-C
6
)-ハロアルキル、(C
2
-C
6
)-アルケニル、(C
2
-C
6
)-アルキニル、(C
3
-C
6
)-シクロアルキル、(C
1
-C
6
)-アルコキシ、(C
1
-C
6
)-ハロアルコキシ、又はニトロであり、R
1
が2個存在する場合には、2個のR
1
が一緒になって、1個又は2個のZで置換されてもよい環を形成してもよく、
Zはハロゲン、又は(C
1
-C
6
)-アルキルであり、
R
2
はハロゲン、(C
1
-C
6
)-アルキル、(C
1
-C
6
)-ハロアルキル、(C
2
-C
6
)-アルケニル、(C
2
-C
6
)-アルキニル、(C
3
-C
6
)-シクロアルキル、(C
1
-C
6
)-アルコキシ、(C
1
-C
6
)-ハロアルコキシ、(C
1
-C
6
)-アルキルチオ、(C
1
-C
6
)-アルキルスルフィニル、(C
1
-C
6
)-アルキルスルホニル、ニトロ、又はシアノであり、
nは0、1、2、3、4又は5であり、
mは0、1、又は2である]で表されるホルムヒドラゾン化合物又はその塩。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
式(I)のホルムヒドラゾン化合物が、
式(IA):
JPEG
2025101731000066.jpg
34
62
[式中、XはN、CH又はCR
2
であり、
R
1
はハロゲン、(C
1
-C
6
)-アルキル、(C
1
-C
6
)-ハロアルキル、(C
2
-C
6
)-アルケニル、(C
2
-C
6
)-アルキニル、(C
3
-C
6
)-シクロアルキル、(C
1
-C
6
)-アルコキシ、(C
1
-C
6
)-ハロアルコキシ、又はニトロであり、R
1
が2個存在する場合には、2個のR
1
が一緒になって、1個又は2個のZで置換されてもよい環を形成してもよく、
Zはハロゲン、又は(C
1
-C
6
)-アルキルであり、
R
2
はハロゲン、(C
1
-C
6
)-アルキル、(C
1
-C
6
)-ハロアルキル、(C
2
-C
6
)-アルケニル、(C
2
-C
6
)-アルキニル、(C
3
-C
6
)-シクロアルキル、(C
1
-C
6
)-アルコキシ、(C
1
-C
6
)-ハロアルコキシ、(C
1
-C
6
)-アルキルチオ、(C
1
-C
6
)-アルキルスルフィニル、(C
1
-C
6
)-アルキルスルホニル、ニトロ、又はシアノであり、
nは0、1、2、3、4又は5であり、
mは0、1、又は2である]で表される化合物である、請求項1に記載のホルムヒドラゾン化合物又はその塩。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のホルムヒドラゾン化合物又はその塩を有効成分として含有する農園芸用殺線虫剤。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のホルムヒドラゾン化合物又はその塩の有効量を、土壌、線虫又は植物体に施用する、線虫を防除する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、4級炭素に結合するホルムヒドラゾン化合物又はその塩、及びそれらを有効成分として含有する農園芸用殺線虫剤並びにその使用方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、農園芸用殺虫剤又は農園芸用殺線虫剤として有用な3級炭素からなる-CH(Me)-又は-CH(i-Pr)-のような化学構造を有するヒドラゾン誘導体、及びその使用方法が記載されている。しかしながら、この文献には、後記式(I)の化合物、即ち、4級炭素を特徴とする化学構造を有するヒドラゾン誘導体、それを有効成分とする農園芸用殺線虫剤及びそれらの使用方法に関する具体例が記載されていない。
また、特許文献2及び特許文献3にはホルムヒドラゾン化合物又はヒドラゾン誘導体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/179910号
国際公開第2023/282110号
特開2024-056194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
農業及び園芸等の作物生産に被害を与える線虫には様々な種類が存在し、それらの防除を目的とした農園芸用殺線虫剤の開発が進められている。そして、長期間にわたり同じ農園芸用薬剤を使用し続けることにより、対象の線虫が薬剤抵抗性を獲得するのを促進させてしまう恐れがある。そのため、施用場面によらず、線虫に対する高い防除効果を有する農園芸用殺線虫剤の創製が切望される。本発明の課題は、優れた殺線虫活性を示す化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、下記式(I)のホルムヒドラゾン化合物又はその塩が農園芸分野で問題となる線虫に対して優れた防除効果を発揮することを見出した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]
式(I):
【0006】
JPEG
2025101731000001.jpg
34
62
[式中、X及びQは、それぞれ独立に、N、CH又はCR
2
であり、
R
1
はハロゲン、(C
1
-C
6
)-アルキル、(C
1
-C
6
)-ハロアルキル、(C
2
-C
6
)-アルケニル、(C
2
-C
6
)-アルキニル、(C
3
-C
6
)-シクロアルキル、(C
1
-C
6
)-アルコキシ、(C
1
-C
6
)-ハロアルコキシ、又はニトロであり、R
1
が2個存在する場合には、2個のR
1
が一緒になって、1個又は2個のZで置換されてもよい環を形成してもよく、
Zはハロゲン、又は(C
1
-C
6
)-アルキルであり、
R
2
はハロゲン、(C
1
-C
6
)-アルキル、(C
1
-C
6
)-ハロアルキル、(C
2
-C
6
)-アルケニル、(C
2
-C
6
)-アルキニル、(C
3
-C
6
)-シクロアルキル、(C
1
-C
6
)-アルコキシ、(C
1
-C
6
)-ハロアルコキシ、(C
1
-C
6
)-アルキルチオ、(C
1
-C
6
)-アルキルスルフィニル、(C
1
-C
6
)-アルキルスルホニル、ニトロ、又はシアノであり、
nは0、1、2、3、4又は5であり、
mは0、1、又は2である]で表されるホルムヒドラゾン化合物又はその塩(以下、化合物(I)ともいう)。
【0007】
[2]式(I)のホルムヒドラゾン化合物が、
式(IA):
【0008】
JPEG
2025101731000002.jpg
34
62
[式中、XはN、CH又はCR
2
であり、
R
1
はハロゲン、(C
1
-C
6
)-アルキル、(C
1
-C
6
)-ハロアルキル、(C
2
-C
6
)-アルケニル、(C
2
-C
6
)-アルキニル、(C
3
-C
6
)-シクロアルキル、(C
1
-C
6
)-アルコキシ、(C
1
-C
6
)-ハロアルコキシ、又はニトロであり、R
1
が2個存在する場合には、2個のR
1
が一緒になって、1個又は2個のZで置換されてもよい環を形成してもよく、
Zはハロゲン、又は(C
1
-C
6
)-アルキルであり、
R
2
はハロゲン、(C
1
-C
6
)-アルキル、(C
1
-C
6
)-ハロアルキル、(C
2
-C
6
)-アルケニル、(C
2
-C
6
)-アルキニル、(C
3
-C
6
)-シクロアルキル、(C
1
-C
6
)-アルコキシ、(C
1
-C
6
)-ハロアルコキシ、(C
1
-C
6
)-アルキルチオ、(C
1
-C
6
)-アルキルスルフィニル、(C
1
-C
6
)-アルキルスルホニル、ニトロ、又はシアノであり、
nは0、1、2、3、4又は5であり、
mは0、1、又は2である]で表される化合物である、前記[1]に記載のホルムヒドラゾン化合物又はその塩(以下、化合物(IA)ともいう)。
【0009】
[3]前記[1]又は前記[2]記載のホルムヒドラゾン化合物又はその塩を有効成分として含有する農園芸用殺線虫剤。
【0010】
[4]前記[1]又は前記[2]記載のホルムヒドラゾン化合物又はその塩の有効量を、土壌、線虫又は植物体に施用する、線虫を防除する方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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