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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024114679
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2024019168
出願日
2024-02-13
発明の名称
表面処理剤
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C07F
7/18 20060101AFI20240816BHJP(有機化学)
要約
【課題】新規含フッ素シラン化合物の提供。
【解決手段】下記式(1)[式中:Rfは、フッ素原子、又は含フッ素置換基により置換されている芳香族基であり、X
A
は、単結合、または2~10価の基であり、R
Si
は、水酸基又は加水分解性基が結合したSi原子を含む1価の基であり、α1は、1~9の整数であり、β1は、1~9の整数である。]で表される含フッ素シラン化合物。
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特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1):
JPEG
2024114679000045.jpg
15
78
[式中:
Rfは、フッ素原子、又は含フッ素置換基により置換されている芳香族基であり、
X
A
は、単結合、または2~10価の基であり、
R
Si
は、水酸基又は加水分解性基が結合したSi原子を含む1価の基であり、
α1は、1~9の整数であり、
β1は、1~9の整数である。]
で表される含フッ素シラン化合物。
続きを表示(約 2,900 文字)
【請求項2】
Rfは、フッ素原子、フルオロアルキル基、フルオロアルコキシ基、R
N
HN-、又はR
N
2
N-(式中、R
N
は、フルオロアルキルである)により置換されている芳香族基である、請求項1に記載の含フッ素シラン化合物。
【請求項3】
Rfは、フッ素原子により置換されている芳香族基である、請求項1又は2に記載の含フッ素シラン化合物。
【請求項4】
Rfは、C
1-6
フルオロアルキル基、又はC
1-6
フルオロアルコキシ基、R
N
HN-、又はR
N
2
N-(式中、R
N
は、フルオロアルキル基である)により置換されている芳香族基である、請求項1~3のいずれか1項に記載の含フッ素シラン化合物。
【請求項5】
Rfにおける芳香族基は、ベンゼン環、ナフタレン環、フェナントレン環、アントラセン環、テトラセン環、ペンタセン環、ベンゾピレン環、クリセン環、ピレン環、トリフェニレン環、コランニュレン環、オバレン環、インドール環、フラン環、チオフェン環、ピロール環、ピラゾール環、イミダゾール環、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環、ビフェニル環、テルフェニル環、トリフェニルメタン環、又はベンゾフェノン環を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の含フッ素シラン化合物。
【請求項6】
Rfは、フッ素原子、C
1-6
フルオロアルキル基、又はC
1-6
フルオロアルコキシ基、R
N
HN-、又はR
N
2
N-(式中、R
N
は、フルオロアルキル基である)により置換されているフェニル基である、請求項1~5のいずれか1項に記載の含フッ素シラン化合物。
【請求項7】
X
A
は、下記式:
-X
B
-X
C
-X
D
-X
E
-X
F
-
[式中:
X
B
は、単結合、C
1-30
アルキレン基、又はC
2-30
アルケニレン基であり、
X
C
は、単結合、又は2価の基であり、
X
D
は、2価のシロキサン含有基、又は下記式:
-(CFH)
a
-(CH
2
)
b
-(O)
c
-
[式中:
aは、0~200の整数であり、
bは、0~200の整数であり、
cは、0~200の整数であり、
a、b、及びcを付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は任意である。]
で表される基であり、
X
E
は、単結合、又は2価の基であり、
X
F
は、単結合、C
1-30
アルキレン基、又はC
2-30
アルケニレン基である。]
で表される基である、請求項1~6のいずれか1項に記載の含フッ素シラン化合物。
【請求項8】
X
C
は、単結合、酸素原子、硫黄原子、o-、m-もしくはp-フェニレン基、-CO-、-C(O)O-、-OC(O)-、-CONR
54
-、-NR
54
CO-、-O-CONR
54
-、-NR
54
CO-O-、-NR
54
CONR
54
-、-NR
54
-、又は-(CH
2
)
n5
-であり、
R
54
は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、又は1価の有機基であり、
n5は、各出現においてそれぞれ独立して、1~30の整数である、
請求項7に記載の含フッ素シラン化合物。
【請求項9】
X
E
は、単結合、酸素原子、硫黄原子、o-、m-もしくはp-フェニレン基、-CO-、-C(O)O-、-OC(O)-、-CONR
54
-、-NR
54
CO-、-O-CONR
54
-、-NR
54
CO-O-、-NR
54
CONR
54
-、-NR
54
-、又は-(CH
2
)
n5
-であり、
R
54
は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、又は1価の有機基であり、
n5は、各出現においてそれぞれ独立して、1~30の整数である、
請求項7又は8に記載の含フッ素シラン化合物。
【請求項10】
X
D
は、下記式:
JPEG
2024114679000046.jpg
37
139
[式中:
R
3
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキレン基、-R
6
-O-R
6
-、-R
8
-R
7
-R
8
-、-R
8
-R
7
-R
9
-R
7
-R
8
-、-R
8
-R
7
-R
9
-R
6
-R
9
-R
7
-R
8
-、又は-R
9
-R
6
-R
9
-R
7
-R
9
-R
6
-R
9
-であり、
R
4
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキレン基、-R
6
-O-R
6
-、-R
8
-R
7
-R
8
-、-R
8
-R
7
-R
9
-R
7
-R
8
-、-R
8
-R
7
-R
9
-R
6
-R
9
-R
7
-R
8
-、又は-R
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、表面処理剤に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ある種のシラン化合物は、基材の表面処理に用いると、優れた撥水撥油性を提供し得ることが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-44179号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、新規シラン化合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、下記の態様を含む。
[1] 下記式(1):
JPEG
2024114679000001.jpg
15
78
[式中:
Rfは、フッ素原子、又は含フッ素置換基により置換されている芳香族基であり、
X
A
は、単結合、または2~10価の基であり、
R
Si
は、水酸基又は加水分解性基が結合したSi原子を含む1価の基であり、
α1は、1~9の整数であり、
β1は、1~9の整数である。]
で表される含フッ素シラン化合物。
[2] Rfは、フッ素原子、フルオロアルキル基、フルオロアルコキシ基、R
N
HN-、又はR
N
2
N-(式中、R
N
は、フルオロアルキルである)により置換されている芳香族基である、上記[1]に記載の含フッ素シラン化合物。
[3] Rfは、フッ素原子により置換されている芳香族基である、上記[1]又は[2]に記載の含フッ素シラン化合物。
[4] Rfは、C
1-6
フルオロアルキル基、又はC
1-6
フルオロアルコキシ基、R
N
HN-、又はR
N
2
N-(式中、R
N
は、フルオロアルキル基である)により置換されている芳香族基である、上記[1]~[3]のいずれか1項に記載の含フッ素シラン化合物。
[5] Rfにおける芳香族基は、ベンゼン環、ナフタレン環、フェナントレン環、アントラセン環、テトラセン環、ペンタセン環、ベンゾピレン環、クリセン環、ピレン環、トリフェニレン環、コランニュレン環、オバレン環、インドール環、フラン環、チオフェン環、ピロール環、ピラゾール環、イミダゾール環、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環、ビフェニル環、テルフェニル環、トリフェニルメタン環、又はベンゾフェノン環を有する、上記[1]~[4]のいずれか1項に記載の含フッ素シラン化合物。
[6] Rfは、フッ素原子、C
1-6
フルオロアルキル基、又はC
1-6
フルオロアルコキシ基、R
N
HN-、又はR
N
2
N-(式中、R
N
は、フルオロアルキル基である)により置換されているフェニル基である、上記[1]~[5]のいずれか1項に記載の含フッ素シラン化合物。
[7] X
A
は、下記式:
-X
B
-X
C
-X
D
-X
E
-X
F
-
[式中:
X
B
は、単結合、C
1-30
アルキレン基、又はC
2-30
アルケニレン基であり、
X
C
は、単結合、又は2価の基であり、
X
D
は、2価のシロキサン含有基、又は下記式:
-(CFH)
a
-(CH
2
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、新たな含フッ素シラン化合物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において用いられる場合、「1価の有機基」とは、炭素を含有する1価の基を意味する。1価の有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖中に、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ等を有している基を意味する。尚、単に「有機基」と示す場合、1価の有機基を意味する。また、「2価の有機基」とは、炭素を含有する2価の基を意味する。かかる2価の有機基としては、例えば、有機基からさらに1個の水素原子を脱離させた2価の基が挙げられる。3価以上の有機基も同様に、有機基から所定の数の水素原子を脱離させた基を意味する。
【0008】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C
1-20
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分岐鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。炭化水素基は、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」の置換基としては、特に限定されないが、例えば、ハロゲン原子、1個又はそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい、C
1-6
アルキル基、C
2-6
アルケニル基、C
2-6
アルキニル基、C
3-10
シクロアルキル基、C
3-10
不飽和シクロアルキル基、5~10員環のヘテロシクリル基、5~10員環の不飽和ヘテロシクリル基、C
6-10
アリール基及び5~10員環のヘテロアリール基から選択される1個又はそれ以上の基が挙げられる。
【0010】
本明細書において用いられる場合、「加水分解性基」とは、加水分解反応を受け得る基を意味し、すなわち、加水分解反応により、化合物の主骨格から脱離し得る基を意味する。加水分解性基の例としては、-OR
h
、-OCOR
h
、-O-N=CR
h
2
、-NR
h
2
、-NHR
h
、-NCO、ハロゲン(これら式中、R
h
は、置換または非置換の炭素数1~4のアルキル基を示す)などが挙げられ、好ましくは-OR
h
(即ち、アルコキシ基)である。R
h
の例には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基などの非置換アルキル基;クロロメチル基などの置換アルキル基が含まれる。それらの中でも、アルキル基、特に非置換アルキル基が好ましく、メチル基またはエチル基がより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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