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公開番号
2024120189
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2021119780
出願日
2021-07-20
発明の名称
チエノウラシル化合物及び有害生物防除剤
出願人
日産化学株式会社
代理人
主分類
C07D
495/04 20060101AFI20240829BHJP(有機化学)
要約
【課題】新規な殺菌剤、特に農園芸用殺菌剤を提供する。
【解決手段】式(1):
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024120189000044.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">59</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">50</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式中、R
1
はC
1
~C
6
アルキル等を表し、R
2
は水素原子、-C(O)R
9
等を表し、R
3
はフェニル等を表し、R
4
は水素原子、シアノ等を表し、R
5
はC
1
~C
6
アルキルを表し、R
6
は、水素原子等を表す。]で表されるチエノウラシル化合物若しくはその塩を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(1):
TIFF
2024120189000036.tif
59
50
[式中、R
1
は、水素原子、C
1
~C
6
アルキル、C
1
~C
6
アルキルカルボニル又は-CH
2
CNを表し、
R
2
は、水素原子、C
1
~C
6
アルキル、R
8
によって置換されたC
1
~C
6
アルキル、C
2
~C
6
アルケニル、R
8
によって置換されたC
2
~C
6
アルケニル、フェニル、-C(O)R
9
、-S(O)
2
R
14
、-C(S)R
15
、-C(=NR
x
)SR
x1
又はG-21を表し、
R
3
は、フェニル、(Z)
m
によって置換されたフェニル、G-3、G-4、G-52又はG-53を表し、
G-1~G-65は、それぞれ下記の構造式で表される構造を表し、
TIFF
2024120189000037.tif
139
117
TIFF
2024120189000038.tif
157
117
R
4
は、水素原子、シアノ、ハロゲン原子、C
1
~C
6
アルキルチオ、C
1
~C
6
アルコキシカルボニル、-C(=NOR
x
)R
x1
、-C(=NOR
x
)H、-CH
2
OH、-NHC(O)CH
3
、G-52、G-55又はL-1~L-3を表し、
L-1~L-3は、下記の構造式で表される構造を表し、
TIFF
2024120189000039.tif
22
72
R
5
は、C
1
~C
6
アルキルを表し、
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
R
2
は、水素原子、R
8
によって置換されたC
1
~C
6
アルキル、R
8
によって置換されたC
2
~C
6
アルケニル、フェニル、-C(O)R
9
、-S(O)
2
R
14
、-C(S)R
15
、-C(=NR
x
)SR
x1
又はG-21を表し、
R
7
は、水素原子、C
1
~C
6
アルキル又はR
16
によって置換されたC
1
~C
6
アルキルを表し、
R
8
は、シアノ、ハロゲン原子、-C(=NOR
x
)R
x1
、(Z
1
)
m1
によって置換されたフェニル、G-3又はG-4を表し、
R
9
は、C
1
~C
6
アルキル、R
10
によって置換されたC
1
~C
6
アルキル、C
1
~C
6
ハロアルキル、C
3
~C
6
シクロアルキル、C
1
~C
6
アルコキシカルボニル、ジ(C
1
~C
6
アルキル)アミノカルボニル、C
1
~C
6
アルキルチオ、フェニル、-C(O)OH、-OR
11
、-N(R
12
)R
13
、-C(=NOR
x
)R
x1
、G-3、G-4、G-22、E-12、E-45、E-60、E-83又はE-85を表し、
Z
1
【請求項3】
請求項1及び2の何れか1項に記載のチエノウラシル化合物及びその塩から選ばれる1種以上を有効成分として含有する、農薬。
【請求項4】
請求項1及び2の何れか1項に記載のチエノウラシル化合物及びその塩から選ばれる1種以上を有効成分として含有する、殺菌剤。
【請求項5】
請求項1及び2の何れか1項に記載のチエノウラシル化合物及びその塩から選ばれる1種以上を有効成分として含有する、農園芸用殺菌剤。
【請求項6】
請求項1及び2の何れか1項に記載のチエノウラシル化合物及びその塩から選ばれる1種以上を有効成分として含有する、抗真菌剤。
【請求項7】
請求項1及び2の何れか1項に記載のチエノウラシル化合物及びその塩から選ばれる1種以上を有効成分として含有する、内部寄生虫防除剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は新規なチエノウラシル化合物及びそれらの塩、並びに該化合物及びその塩を有効成分として含有する有害生物防除剤に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ある種のチエノウラシル化合物は殺菌活性を有することが知られている(例えば、特許文献1~特許文献12参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/071169号
国際公開第2015/007451号
国際公開第2017/075056号
国際公開第2017/091600号
国際公開第2017/091602号
国際公開第2017/091617号
国際公開第2017/091627号
国際公開第2019/031384号
国際公開第2019/065483号
国際公開第2019/107393号
国際公開第2021/085389号
国際公開第2021/112213号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、薬剤の長年にわたる使用は、病原菌における薬剤抵抗性獲得を引き起こし得る。そのため、優れた防除効果を有する新規な薬剤の開発が常に期待されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記の課題解決を目標に鋭意研究を重ねた結果、本発明に係る下記式(1)で表される新規なチエノウラシル化合物が、殺菌剤、特に農園芸用殺菌剤として優れた防除活性を示すことを見い出し、本発明を完成した。
【0006】
本発明に係るチエノウラシル化合物に関しては何れの文献にも開示されておらず、また、それらの有害生物防除剤としての有用性は知られていない。
【0007】
すなわち、本発明は下記〔1〕に関するものである。
【0008】
〔1〕
式(1):
【0009】
TIFF
2024120189000001.tif
59
50
【0010】
[式中、R
1
は、水素原子、C
1
~C
6
アルキル、C
1
~C
6
アルキルカルボニル又は-CH
2
CNを表し、
R
2
は、水素原子、C
1
~C
6
アルキル、R
8
によって置換されたC
1
~C
6
アルキル、C
2
~C
6
アルケニル、R
8
によって置換されたC
2
~C
6
アルケニル、フェニル、-C(O)R
9
、-S(O)
2
R
14
、-C(S)R
15
、-C(=NR
x
)SR
x1
又はG-21を表し、
R
3
は、フェニル、(Z)
m
によって置換されたフェニル、G-3、G-4、G-52又はG-53を表し、
G-1~G-65は、それぞれ下記の構造式で表される構造を表し、
(【0011】以降は省略されています)
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