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公開番号2025100992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-04
出願番号2025071885,2025507058
出願日2025-04-23,2024-07-26
発明の名称1価アルカリ金属イオン含有中空シリカゾル及びその製造方法
出願人日産化学株式会社
代理人弁理士法人はなぶさ特許商標事務所
主分類C01B 33/146 20060101AFI20250627BHJP(無機化学)
要約【課題】安定性の高い中空シリカ粒子を含む水性ゾル及び有機溶媒ゾルに係り、更には保存安定性が低下した上記ゾルの安定性を向上させる方法とその製造方法を提供する。
【解決手段】外殻の内部に空間を有する中空シリカ粒子と1価アルカリ金属イオンとを含み、該1価アルカリ金属イオンをM2O(ただし、Mは1価アルカリ金属原子を表す)に換算したモル数が中空シリカ粒子のSiO2のモル数に対して7.12×10-6~285×10-6の割合で含まれるゾルであって、該ゾルを50℃で48時間保管後の動的光散乱法による平均粒子径が保管前の動的光散乱法による平均粒子径に比べて2.0倍以内の範囲にある上記中空シリカゾル。動的光散乱法による平均粒子径が20~150nmである。製造時の動的光散乱法粒子径に比べて増大した動的光散乱法粒子径の値を有する中空シリカゾルに、該中空シリカゾル中の中空シリカ粒子のSiO2に対して1価アルカリ金属イオンを上記割合で添加し、増大した動的光散乱法粒子径値を低下させる安定化方法。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
外殻の内部に空間を有する中空シリカ粒子と1価アルカリ金属イオンとを含み、
該1価アルカリ金属イオンをM

O(ただし、Mは1価アルカリ金属原子を表す)に換算したモル数が中空シリカ粒子のSiO

のモル数に対して6.64×10
-6
を超える割合で含む中空シリカゾル。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
上記1価アルカリ金属イオンがナトリウムイオンである、請求項1に記載の中空シリカゾル。
【請求項3】
動的光散乱法による平均粒子径が20~150nmである、請求項1に記載の中空シリカゾル。
【請求項4】
更にアミンを含み、アミンが中空シリカ粒子のSiO

に対して0.001~10質量%である、請求項1に記載の中空シリカゾル。
【請求項5】
上記アミンが炭素原子数1~10の第1級アミン、第2級アミン、及び第3級アミンからなる群から選ばれる少なくとも1種のアミンである、請求項4に記載の中空シリカゾル。
【請求項6】
上記アミンは水溶解度が80g/L以上の水溶性アミンである、請求項4に記載の中空シリカゾル。
【請求項7】
更に中空シリカ粒子がアルミノシリケートサイトを形成したアルミニウム原子を含有し、
該アルミニウム原子は、中空シリカ粒子表面に結合され、
該アルミニウム原子の質量は、中空シリカ粒子のSiO

の質量に対してAl



換算で100~20000ppmの割合(A)の範囲であり、
該アルミニウム原子の質量はリーチング法により測定される値である、
請求項1に記載の中空シリカゾル。
【請求項8】
中空シリカ粒子表面に結合したアルミニウム原子を含む化合物からアルミニウム原子を浸出する、上記リーチング法測定が硫酸、硝酸、及び塩酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の鉱酸の水溶液を使用する、請求項7に記載の中空シリカゾル。
【請求項9】
上記中空シリカ粒子全体に存在するアルミニウム原子の質量が、Al



換算で中空シリカ粒子のSiO

の質量に対して120~50000ppmの割合(B)で示され、該アルミニウム原子の質量は、中空シリカ粒子をフッ酸水溶液で溶解法により測定した値であり、
上記割合(A)/該割合(B)が0.002~1.0である、請求項7に記載の中空シリカゾル。
【請求項10】
〔BET法(窒素ガス吸着法)によるシリカ粒子の比表面積(C)〕/〔透過型電子顕微鏡から換算されるシリカ粒子の比表面積(D)〕の比が、1.40~5.00である上記中空シリカ粒子を含む、請求項1に記載の中空シリカゾル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はナトリウムイオン等の1価アルカリ金属イオンを含有した中空シリカ粒子の水又は有機溶媒に分散したゾルと、その製造方法、並びに被膜形成組成物に関する。
続きを表示(約 7,000 文字)【背景技術】
【0002】
シリカの外殻を有し、外殻の内側に空間を有する中空シリカ粒子は、その特徴から低屈折率、低熱伝導性(断熱性)、電気絶縁性等の特性を有する。
中空シリカ粒子は空洞部分に相当するコアと、コアの外側を形成する外殻からなっていて、水性媒体中においてコアの外側にシリカ層を形成し、その後にコアを除去する方法によって中空シリカ粒子の水性分散液が得られる。
平均粒子径が5~500nmの範囲にあり、屈折率が1.15~1.38の範囲にあり、シリカをSiO

で表し、シリカ以外の無機酸化物をMO

で表したときのモル比M O

/SiO

が0.0001~0.2の範囲にあり、アルカリ金属酸化物の含有量がA

O (A:アルカリ金属元素)として5ppm以下であることを特徴とする外殻内部に空洞を有するシリカ系微粒子が開示されている(特許文献1参照)。
【0003】
外殻層の内部に多孔質物質及び/又は空洞を有するシリカ系微粒子であって、BET法により測定した該微粒子の比表面積(SB)と次式で表される比表面積(SC)との比(SB/SC)が1.1~5の範囲にあり、屈折率が1.15~1.38の範囲にあり、アルカリ金属酸化物の含有量がシリカ系微粒子当たりM

O(M:アルカリ金属元素)として5ppm以下であり、シリカ系微粒子当たりのアンモニアおよび/またはアンモニウムイオンの含有量がNH

として1500ppm以下であることを特徴とするシリカ系微粒子が開示されている(特許文献2参照)。
SC(m

/g)=6000/Dp(nm)・ρ
(但し、Dp:シリカ系微粒子の平均粒子径(nm)、ρ:密度(g/ml)である。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-046606
特開2013-121911
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は安定性の高い中空シリカ粒子を含む水性ゾル及び有機溶媒ゾルに係り、更には保存安定性が低下した上記ゾルの安定性を向上させる方法とその製造方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は第1観点として、外殻の内部に空間を有する中空シリカ粒子と1価アルカリ金属イオンとを含み、該1価アルカリ金属イオンをM

O(ただし、Mは1価アルカリ金属原子を表す)に換算したモル数が中空シリカ粒子のSiO

のモル数に対して7.12×10
-6
~285×10
-6
の割合で含むゾルであって、該ゾルを50℃で48時間保管後の動的光散乱法による平均粒子径が該保管前の動的光散乱法による平均粒子径に比べて2.0倍以内の範囲にある中空シリカゾル、
又は、外殻の内部に空間を有する中空シリカ粒子と、中空シリカ粒子のSiO

に対して1価アルカリ金属イオンをM

O(ただし、Mは1価アルカリ金属である。)に換算したモル比で7.12×10
-6
~285×10
-6
の割合で含むゾルであって、該ゾルを50℃で48時間保管後の動的光散乱法粒子径の値が保管前に比べて2.0倍以内の範囲
にある上記中空シリカゾル、
第2観点として、上記1価アルカリ金属イオンがナトリウムイオンである、第1観点に記載の中空シリカゾル、
第3観点として、動的光散乱法による平均粒子径が20~150nmである、第1観点又は第2観点に記載の中空シリカゾル、
第4観点として、更にアミンを含み、アミンが中空シリカ粒子のSiO

に対して0.001~10質量%である、第1観点乃至第3観点のいずれか一つに記載の中空シリカゾル、
第5観点として、上記アミンが炭素原子数1~10の第1級アミン、第2級アミン、及び第3級アミンからなる群から選ばれる少なくとも1種のアミンである、第4観点に記載の中空シリカゾル、
第6観点として、上記アミンは水溶解度が80g/L以上の水溶性アミンである、第4観点又は第5観点に記載の中空シリカゾル、
第7観点として、更に中空シリカ粒子がアルミノシリケートサイトを形成したアルミニウム原子を含有し、該アルミニウム原子は、中空シリカ粒子表面に結合され、該アルミニウム原子の質量は、中空シリカ粒子のSiO

の質量に対してAl



換算で100~20000ppmの割合(A)の範囲であり、該アルミニウム原子の質量はリーチング法により測定される値である、第1観点乃至第6観点のいずれか一つに記載の中空シリカゾル、
又は、更に中空シリカ粒子がアルミノシリケートサイトを形成したアルミニウム原子を含有し、該アルミニウム原子はリーチング法により測定したアルミニウム原子が中空シリカ粒子表面にAl



換算で中空シリカ粒子のSiO

の1gに対する割合が100~20000ppm/SiO

の割合(A)で結合した中空シリカ粒子である、第1観点乃至第6観点のいずれか一つに記載の中空シリカゾル、
第8観点として、中空シリカ粒子表面に結合したアルミニウム原子を含む化合物からアルミニウム原子を浸出する、上記リーチング法測定が硫酸、硝酸、及び塩酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の鉱酸の水溶液を使用する、第7観点に記載の中空シリカゾル、
又は、リーチング法測定が中空シリカ粒子を硫酸、硝酸、及び塩酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の鉱酸の水溶液で浸出した中空シリカ粒子表面に結合したアルミニウム原子を含む化合物を、Al



換算で中空シリカ粒子のSiO

の1gに対する割合(A)である、第7観点に記載の中空シリカゾル、
第9観点として、上記中空シリカ粒子全体に存在するアルミニウム原子の質量が、Al



換算で中空シリカ粒子のSiO

の質量に対して120~50000ppmの割合(B)で示され、該アルミニウム原子の質量は、中空シリカ粒子をフッ酸水溶液で溶解法により測定した値であり、上記割合(A)/該割合(B)が0.002~1.0である、第7観点又は第8観点に記載の中空シリカゾル、
又は、中空シリカ粒子をフッ酸水溶液で溶解法により測定した中空シリカ粒子全体に存在するアルミニウム原子がAl



換算で中空シリカ粒子のSiO

の1gに対する割合で120~50000ppm/SiO

の割合(B)で結合していて、上記(A)/(B)が0.001~1.0である、第7観点又は第8観点に記載の中空シリカゾル、
第10観点として、〔BET法(窒素ガス吸着法)によるシリカ粒子の比表面積(C)〕/〔透過型電子顕微鏡から換算されるシリカ粒子の比表面積(D)〕の比が、1.40~5.00である上記中空シリカ粒子を含む、第1観点乃至第9観点の何れか一つに記載の中空シリカゾル、
【0007】
第11観点として、上記中空シリカ粒子の表面電荷量がSiO

換算で1g当たり5~250μeq/gである中空シリカ粒子を含む、第1観点乃至第10観点の何れか一つに記載の中空シリカゾル、
又は、中空シリカ粒子のSiO

の1g当たりに換算した表面電荷量が5~250μeq/gである中空シリカ粒子を含む、第1観点乃至第10観点の何れか一つに記載の中空
シリカゾル、
第12観点として、上記中空シリカ粒子が更に下記式(1)及び式(2):
TIFF
2025100992000001.tif
37
166
(式(1)中、


は、ケイ素原子に結合する基であって、互いに独立して、
アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルケニル基、アリール基を表すか、又はエポキシ基、(メタ)アクリロイル基、メルカプト基、アミノ基、ウレイド基、ポリエーテル基、カルボキシ基、保護されたカルボキシ基、カルボキシ基発生基、イミド基、もしくはシアノ基を有する有機基であり且つSi-C結合によりケイ素原子と結合している基を表すか、あるいはこれらの基の組み合わせを表し、


は、ケイ素原子に結合する基又は原子であって、互いに独立して、炭素原子数1以上のアルコキシ基、アシルオキシ基、ヒドロキシ基、又はハロゲン原子を表すか、あるいはこれらの基の組み合わせを表し、
aは1~3の整数を表し、
式(2)中、


は、ケイ素原子に結合する基であって、互いに独立してアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルケニル基、アリール基を表すか、又はエポキシ基、(メタ)アクリロイル基、メルカプト基、アミノ基、ウレイド基、ポリエーテル基、カルボキシ基、保護されたカルボキシ基、カルボキシ基発生基、イミド基、もしくはシアノ基を有する有機基であり且つSi-C結合によりケイ素原子と結合している基を表すか、あるいはこれらの基の組み合わせを表し、


は、ケイ素原子に結合する基又は原子であって、互いに独立して炭素原子数1以上のアルコキシ基、アシルオキシ基、ヒドロキシ基、又はハロゲン原子を表すか、あるいはこれらの基の組み合わせを表し、
Yは、ケイ素原子に結合する基又は原子であって、アルキレン基、NH基、又は酸素原子を表し、
bは1~3の整数を表し、cは0又は1の整数を表す。)
で表される化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種のシラン化合物で被覆されている中空シリカ粒子を含む、請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の中空シリカゾル、
第13観点として、分散媒が水、炭素原子数1~10のアルコール、ケトン、エーテル、アミド、ウレア、又はエステルである、第1観点乃至第12観点のいずれか一つに記載の中空シリカゾル、
第14観点として、第1観点乃至第13観点の何れか一つに記載の中空シリカゾルに由来する中空シリカ粒子と、有機樹脂又はポリシロキサンを含む、被膜形成組成物、
第15観点として、第14観点に記載の被膜形成組成物から得られた可視光線透過率が80%以上である膜、
第16観点として、下記(I)工程~(II)工程:
(I)工程:分散媒を含む中空シリカゾルを準備する工程、
(II)工程:(I)工程の中空シリカゾルに、中空シリカ粒子のSiO

に対して1価アルカリ金属イオンをM

O(ただし、Mは1価アルカリ金属原子を表す)に換算したモル比で7.12×10
-6
~285×10
-6
の割合になるように1価アルカリ金属イオンを添加して調整する工程
を含む第1観点乃至第13観点の何れか一つに記載の中空シリカゾルの製造方法、
第17観点として、(II)工程で1価アルカリ金属イオンがナトリウムイオンである、第16観点に記載の中空シリカゾルの製造方法、
第18観点として、上記(II)工程でナトリウムイオン含有量の調整が、(I)工程で得られた中空シリカゾルを陽イオン交換樹脂に接触すること、又はナトリウム源を添加することである第17観点に記載の中空シリカゾルの製造方法、
第19観点として、上記(II)工程でナトリウム源の添加が水酸化ナトリウムの添加である、第17観点に記載の中空シリカゾルの製造方法、
第20観点として、上記(I)工程及び(II)工程の分散媒が、水、炭素原子数1~10のアルコール、ケトン、エーテル、アミド、ウレア、又はエステルである、第16観点乃至第19観点のいずれか一つに記載の中空シリカゾルの製造方法、
第21観点として、上記(I)工程、(II)工程、又は両工程で下記(i)乃至(iv)から選ばれる少なくとも一つの工程を付加する、第16観点乃至第20観点のいずれか一つに記載の中空シリカゾルの製造方法、
(i):中空シリカゾルにアミンを添加する事、
(ii):アルミニウム源としてアルミン酸ナトリウムを添加し加熱して中空シリカ粒子にアルミノシリケートサイトを形成する事、
(iii):分散媒を他の分散媒に置換する事、
(iv):中空シリカ粒子を更に式(1)及び式(2)からなる群より選ばれる少なくとも1種のシラン化合物で被覆する事、
第22観点として、外殻の内部に空間を有する中空シリカ粒子を含む中空シリカゾルの安定化方法であって、
製造時に比べて動的光散乱法による平均粒子径の値が増大した中空シリカゾルに、
上記1価アルカリ金属イオンをM

O(ただし、Mは1価アルカリ金属原子を表す)に換算したモル数が該中空シリカゾル中の中空シリカ粒子のSiO

のモル数に対して7.12×10
-6
~285×10
-6
のモル比となるように該1価アルカリ金属イオンを添加し、
増大した動的光散乱法による平均粒子径を低下させる事を特徴とする、第1観点に記載の中空シリカゾルの安定化方法、
又は、外殻の内部に空間を有する中空シリカ粒子を含む中空シリカゾルの安定化方法であって、製造時の動的光散乱法粒子径に比べて増大した動的光散乱法粒子径の値を有する中空シリカゾルに、該中空シリカゾル中の中空シリカ粒子のSiO
【発明の効果】
【0008】
中空シリカ粒子を含む分散体(中空シリカゾル)は安定性を有する事で中空シリカ粒子の凝集がなく、中空シリカ粒子径の変化が少ない中空シリカゾルが得られる。安定性の高い中空シリカゾルは被覆膜とした時に、粒子径の変化が少ないため被覆膜表面の凹凸の低減や、透明性の向上が達成される。
中空シリカゾル中のアルカリ金属イオン(例えばナトリウムイオン)は一定範囲であることが好ましく、多すぎる場合にはアルカリ金属イオンの被覆膜からの溶出や被覆膜の電気絶縁性に問題を生じることがある。また、少なすぎる場合には、中空シリカ粒子は外殻の内部が空洞になっていて中空シリカ粒子自体の比重が中実シリカ粒子よりも低いため粒子の反発力が低い場合は、粒子が集まりやすく凝集しやすい傾向があり、その場合は粒子反発力を高めるために一定量のアルカリ金属イオン(例えばナトリウムイオン)が必要になる。
【0009】
本発明ではアルカリ成分として、アミン分子とナトリウムイオン等を組み合わせる事で安定性が向上する。これは粒子表面に嵩高いアミン分子とナトリウムイオンが相互に存在する事で、よりシリカ粒子間の反発力が向上するものと考えられる。
また、本発明ではシリカ粒子が粒子表面にアルミニウム原子をドープする事でアルミノシリケートサイトを形成する事が可能であり、負電荷のアルミニウム原子に対イオンとなるアルカリ金属が存在する事でアルミノシリケートサイトの安定化が向上する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は外殻の内部に空間を有する中空シリカ粒子と1価アルカリ金属イオンとを含み、中空シリカ粒子のSiO

に対して1価アルカリ金属イオンをM

O(ただし、Mは1価アルカリ金属原子を表す)に換算したモル比で7.12×10
-6
~285×10
-6
の割合で含む中空シリカゾルであって、該ゾルを50℃で48時間保管後の動的光散乱法粒子径の値(平均粒子径)が保管前の動的光散乱法粒子径の値に比べて2.0倍以内の範囲にある上記中空シリカゾルである。
中空シリカ粒子はシリカの外殻を有し、外殻の内側に空間を有するものである。中空シリカは分散媒中でいわゆるテンプレートと呼ばれるコアに相当する部分の表面に、シリカを主成分とする外殻を形成し、コアに相当する部分を除去する方法で得られる。
(【0011】以降は省略されています)

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