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公開番号
2025108139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001850
出願日
2024-01-10
発明の名称
システム
出願人
エア・ウォーター株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C01B
3/00 20060101AFI20250715BHJP(無機化学)
要約
【課題】水素吸蔵合金を従来には無い用途に利用する技術を提供する。
【解決手段】システムは、ボイラーと、水素吸蔵合金を含む容器とを備える。容器は、ボイラーから放出される流体によって直接的または間接的に加温されるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ボイラーと、
水素吸蔵合金を含む容器とを備え、
前記容器は、前記ボイラーから放出される流体によって直接的または間接的に加温されるように構成されている、システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記容器は、熱媒体との熱交換により前記水素吸蔵合金を加温可能に構成されており、
前記熱媒体は、前記流体によって加温される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ボイラーは、水素を燃料とする水素燃焼ボイラーであり、
前記水素燃焼ボイラーは、前記流体が前記熱媒体を加温することで前記水素吸蔵合金から放出される水素を燃料とするように構成されている、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記ボイラーは、さらに、可燃性ガスを燃料とし、
前記システムは、さらに、
制御部と、
前記ボイラーに可燃性ガスを供給するか否かを切り替えることが可能な切り替え機構とを備え、
前記制御部は、
前記水素吸蔵合金からの水素の放出量が所定量以上であることを示す条件が満たされていない場合に、前記可燃性ガスが前記ボイラーに供給されるように前記切り替え機構を制御する処理と、
前記条件が満たされた場合に、前記可燃性ガスが前記ボイラーに供給されないように前記切り替え機構を制御する処理とを実行する、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記システムは、さらに、
制御部と、
前記容器または前記熱媒体を加温するためのヒーターとを備え、
前記制御部は、
前記水素吸蔵合金からの水素の放出量が所定量以上であることを示す条件が満たされていない場合に、前記ヒーターを駆動する処理と、
前記条件が満たされた場合に、前記ヒーターの駆動を停止する処理とを実行する、請求項2または3に記載のシステム。
【請求項6】
前記システムは、さらに、
制御部と、
複数の前記容器と、
複数の前記容器の内の第1容器に前記熱媒体を供給するか否かを切り替えることが可能な第1切り替え機構と、
複数の前記容器の内の第2容器に前記熱媒体を供給するか否かを切り替えることが可能な第2切り替え機構とを備え、
前記制御部は、
前記第1容器に前記熱媒体を供給するように前記第1切り替え機構を制御するとともに、前記第2容器への前記熱媒体の供給を停止するように前記第2切り替え機構を制御する処理と、
前記第1容器内の水素吸蔵合金からの水素の放出量が所定量以下になった場合に、前記第2容器に前記熱媒体を供給するように前記第2切り替え機構を制御する処理と、
前記第2容器内の水素吸蔵合金からの水素の放出量が所定量よりも多くなった場合に、前記第1容器への前記熱媒体の供給を停止するように前記第1切り替え機構を制御する処理とを実行する、請求項2または3に記載のシステム。
【請求項7】
前記流体は、前記ボイラーの排ガス、または前記ボイラーによって熱せられた給水である、請求項1~4のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項8】
前記水素吸蔵合金は、前記流体によって10℃以上かつ60℃以下に加温される、請求項1~4のいずれか1項に記載のシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、水素吸蔵合金を利用するシステムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
水素の燃焼時には炭酸ガス(二酸化炭素)が発生しないため、水素は、グリーンエネルギーとして期待されている。水素を燃料として供給可能なものとして、水素吸蔵合金がある。水素吸蔵合金は、水素を吸蔵することができる材料である。水素吸蔵合金は、加温されることで、吸蔵した水素を放出する。
【0003】
これに関し、特開2009-264216号公報(特許文献1)は、水素吸蔵合金を利用した加熱システムを開示している。当該加熱システムは、エンジンの廃熱で水素吸蔵合金を加熱することで、エネルギー変換効率を高めることを目的としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-264216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示される加熱システムは、エンジンの廃熱で水素吸蔵合金を加熱しており、水素吸蔵合金をエンジンに利用することを前提としている。これ以外にも、水素吸蔵合金の用途が模索されている。
【0006】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、水素吸蔵合金を従来には無い用途に利用することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一例では、システムが提供される。上記システムは、ボイラーと、水素吸蔵合金を含む容器とを備える。上記容器は、上記ボイラーから放出される流体によって直接的または間接的に加温されるように構成されている。
【0008】
本開示の一例では、上記容器は、熱媒体との熱交換により上記水素吸蔵合金を加温可能に構成されている。上記熱媒体は、上記流体によって加温される。
【0009】
本開示の一例では、上記ボイラーは、水素を燃料とする水素燃焼ボイラーである。上記水素燃焼ボイラーは、上記流体が上記熱媒体を加温することで上記水素吸蔵合金から放出される水素を燃料とするように構成されている。
【0010】
本開示の一例では、上記ボイラーは、さらに、可燃性ガスを燃料とする。上記システムは、さらに、制御部と、上記ボイラーに可燃性ガスを供給するか否かを切り替えることが可能な切り替え機構とを備える。上記制御部は、上記水素吸蔵合金からの水素の放出量が所定量以上であることを示す条件が満たされていない場合に、上記可燃性ガスが上記ボイラーに供給されるように上記切り替え機構を制御する処理と、上記条件が満たされた場合に、上記可燃性ガスが上記ボイラーに供給されないように上記切り替え機構を制御する処理とを実行する。
(【0011】以降は省略されています)
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