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公開番号
2024163697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023079529
出願日
2023-05-12
発明の名称
アミロイド線維検出プローブ
出願人
学校法人近畿大学
代理人
個人
主分類
C07F
5/02 20060101AFI20241115BHJP(有機化学)
要約
【課題】体内で生成したアミロイド線維をin vivoで体外から観測する有用な技術を提供する。
【解決手段】特定のクルクミン誘導体、例えば下式で示された誘導体を含むアミロイドβアミロイド繊維に結合するアミロイド線維検出プローブ。
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【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(2)式から(8)式、(10)式から(14)式で表される構造を有するクルクミン誘導体。
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【請求項2】
(4)式、(5)式、(6)式、(10)式、および(14)式で示されたクルクミン誘導体を少なくとも1種含むアミロイドβアミロイド繊維に結合するアミロイド線維検出プローブ。
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【請求項3】
前記アミロイド線維検出プローブ中の少なくとも1つの炭素が同位体修飾されている請求項1に記載されたアミロイド線維検出プローブ。
【請求項4】
(3)式、(4)式、(7)式および(8)式で示されたクルクミン誘導体を少なくとも1種含むαシヌクレインアミロイド繊維に結合するアミロイド線維検出プローブ。
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【請求項5】
前記アミロイド線維検出プローブ中の少なくとも1つの炭素が同位体修飾されている請求項3に記載されたアミロイド線維検出プローブ。
【請求項6】
請求項1乃至4の何れか一の請求項に記載されたアミロイド線維検出プローブを含む中性子線治療用組成物。
【請求項7】
アミロイド線維に選択的に結合し、構造中にホウ素を有する化合物を含有する中性子線治療用組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は体内のアミロイド線維を体外から検出および観測するためのプローブ化合物に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
様々な種類のタンパク質に由来する不溶性アミロイド線維を原因とする疾患は、アルツハイマー病、パーキンソン病等30種以上が報告されている。しかし、これらの病気の詳細な病理学的メカニズムはまだ判っていない。
【0003】
治療の1つ方法として、抗体を用いた方法が考えられている。例えば、ベータ-アミロイド(Aβ)ペプチドの凝集形態に対して選択的に結合するヒトモノクロナール抗体としてアデュカヌマブ(BIIB037)が知られており、このようなモノクロナール抗体の投与方法を特定することでアミロイド班(アミロイド線維)を減少させることができるという報告もある(特許文献1)。
【0004】
一方、アミロイド線維の検出方法としては、チオフラビン蛍光法、Congo Redを用いた染色、FSBを用いた染色、及びアミロイド線維を認識する抗体を用いたELISAといった方法が示されている(特許文献2)。
【0005】
また、in vivoでアミロイド線維の沈着を検出する方法としては、(99)式で示される化合物中の炭素原子に放射標識した化合物を、ガンマ線画像法、磁気共鳴画像法または磁気共鳴分光法によって検出する方法が提案されている(特許文献3)。
【0006】
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23
88
【0007】
[式中、
R
1
は、水素、-OH、-NO2、-CN、-COOR、-OCH2OR、C1~C6アルキル、C2~C6アルケニル、C2~C6アルキニル、C1~C6アルコキシまたはハロであり、ここで、R
1
の原子の1つ以上は、放射標識した原子であってよく;
Rは、C
1
~C
6
アルキルであり、ここで、炭素原子の1つ以上は、放射標識した原子であってよく;
R
2
は、水素、非放射性ハロまたは放射性ハロであり;
R
3
は、水素、C
1
~C
6
アルキル、C
2
~C
6
アルケニルまたはC
2
~C
6
アルキニルであり;
R
4
は、水素、C
1
~C
6
アルキル、C
2
~C
6
アルケニルまたはC
2
~C
6
アルキニルであり、ここで、R
2
が水素または非放射性ハロである場合、そのアルキル、アルケニルまたはアルキニルは、放射性炭素を含んでいるか、あるいは放射性ハロで置換されており;
但し、R
1
が水素または-OHであり、R
2
が水素であり、R
4
が-
11
CH
3
である場合、R
3
はC
2
~C
6
アルキル、C
2
~C
6
アルケニルまたはC
2
~C
6
アルキニルであり;
さらに、R
1
が水素であり、R
2
が水素であり、R
4
が-CH
2
CH
2
CH
2
18
Fである場合、R
3
はC
2
~C
6
アルキル、C
2
~C
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2023-11002号公報
特開2020-188700号公報
特表2006-522104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
体内で生成したアミロイド線維をin vivoで観測することはアミロイド線維に係る病気に対しては、まず必要な技術である。その点特許文献2の方法は、一定の効果を示すものである。しかし、ガンマ線画像法等は装置自体が巨大となる。より簡便な装置であってもin vivoでアミロイド線維の観察ができるものがあれば、診断の際に非常に貢献すると考えられる。また、観察と同時に治療の一環を担うことができれば、さらに効果的であるといえる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は上記の課題に鑑みて想到されたものであり、新規クルクミン誘導体を提供するものであり、そのクルクミン誘導体を有するアミロイド線維に選択的に結合し、赤外線によって発光することで、アミロイド線維を観察できるプローブを提供するものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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