特許ウォッチ

公開番号2025170583
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-19
出願番号2024075284
出願日2024-05-07
発明の名称装飾パネル
出願人大日本印刷株式会社,共和鋼業株式会社,学校法人近畿大学
代理人個人,個人
主分類E04H 17/04 20060101AFI20251112BHJP(建築物)
要約【課題】ふらついたり、回転したりすることを防止し、装飾の意匠性や拡張性を向上させた、ひし形金網を装飾する装飾パネルを提供する。
【解決手段】ひし形金網1を装飾する装飾パネル10であって、ひし形金網1は、編み込まれた金属線2によって構成され、かつ、金属線2の延在方向に直交する厚さ方向から見てひし形の形状を有する空間部3を備え、装飾パネル10は、ひし形金網1に対して、着脱自在であり、かつ、金属線2によって構成される四角形の四辺のうち二辺以上の辺に作用することで、ひし形金網1に固定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ひし形金網を装飾する装飾パネルであって、
前記ひし形金網は、編み込まれた金属線によって構成され、かつ、前記金属線の延在方向に直交する厚さ方向から見てひし形の形状を有する空間部を備え、
前記装飾パネルは、前記ひし形金網に対して、着脱自在であり、かつ、前記金属線によって構成される四角形の四辺うち二辺以上の辺に作用することで、前記ひし形金網に固定される、装飾パネル。
続きを表示（約 860 文字）【請求項２】
前記装飾パネルは、前記金属線の前記厚さ方向において前記空間部を貫通するように配置される貫通部材を有し、かつ、前記貫通部材を前記空間部に差し込むことにより、前記ひし形金網に取り付けられる、請求項１に記載の装飾パネル。
【請求項３】
前記装飾パネルは、前記金属線に対する前記貫通部材の反発弾性により、前記ひし形金網に固定される、請求項２に記載の装飾パネル。
【請求項４】
前記貫通部材は、第１方向において、一方の端部から他方の端部に向かって断面が同一である柱形状を有する、請求項３に記載の装飾パネル。
【請求項５】
前記貫通部材は、第１方向において、一方の端部から他方の端部に向かって断面が小さくなるテーパー形状を有する、請求項３に記載の装飾パネル。
【請求項６】
前記貫通部材は、第１方向に延在する側面に、前記金属線を嵌め込むための溝部を有する、請求項３に記載の装飾パネル。
【請求項７】
前記装飾パネルは、前記貫通部材のみを有する、請求項３に記載の装飾パネル。
【請求項８】
前記装飾パネルは、前記貫通部材と、パネル部材と、を有し、
前記パネル部材は、第１方向から見て、前記貫通部材よりも面積が大きい、請求項３に記載の装飾パネル。
【請求項９】
１つの前記パネル部材に対して、複数の前記貫通部材が配置されている、請求項８に記載の装飾パネル。
【請求項１０】
前記装飾パネルは、前記貫通部材と、パネル部材と、固定部材と、を有し、
前記貫通部材は、前記パネル部材および前記固定部材の間に配置され、
前記パネル部材は、第１方向から見て、前記貫通部材よりも面積が大きく、
前記装飾パネルは、前記パネル部材および前記固定部材で前記金属線を挟むことにより、前記ひし形金網に固定される、請求項２に記載の装飾パネル。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、装飾パネルに関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
金網は、金属線を網目状に加工した部材であり、網目の形状および作製方法によって、ひし形金網、クリンプ金網、メッシュフェンス等に分類される。ひし形金網は、金属線をひし形に編み込んだ最も一般的な金網であり、軽量で柔軟性に優れ、多様な用途に使用される。特許文献１には、線材で形成された金網本体と、前記金網本体に取り付けられた多数の装飾部材とを備え、各装飾部材が、前記金網本体の網目の辺ごとに取り付けられ、前記多数の装飾部材により図柄が形成された装飾金網が開示されている。また、特許文献１には、装飾部材が、金網本体の線材に対して着脱自在であることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－４３５１０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１においては、装飾部材（装飾パネル）が金網本体の網目の辺ごとに取り付けられている。そのため、金網本体に取り付けられた装飾パネルは、ふらついたり、回転したりしやすく、装飾の意匠性が低下する場合がある。
【０００５】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ひし形金網を装飾する装飾パネルであって、ふらついたり、回転したりすることを防止し、装飾の意匠性や拡張性を向上させた装飾パネルを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示においては、ひし形金網を装飾する装飾パネルであって、上記ひし形金網は、編み込まれた金属線によって構成され、かつ、上記金属線の延在方向に直交する厚さ方向から見てひし形の形状を有する空間部を備え、上記装飾パネルは、上記ひし形金網に対して、着脱自在であり、かつ、上記金属線によって構成される四角形の四辺のうち二辺以上の辺に作用することで、上記ひし形金網に固定される、装飾パネルを提供する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示においては、ひし形金網を装飾する装飾パネルであって、ふらついたり、回転したりすることを防止し、装飾の意匠性や拡張性を向上させた装飾パネルを提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示におけるひし形金網、装飾パネルおよび装飾金網を例示する概略正面図である。
本開示におけるひし形金網、装飾パネルおよび装飾金網を例示する概略斜視図および概略正面図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略斜視図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略側面図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略斜視図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略背面図および概略断面図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略背面図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略正面図および概略断面図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略正面図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略正面図および概略断面図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略斜視図である。
本開示におけるひし形金網、装飾パネルおよび装飾金網を例示する概略正面図である。
本開示におけるひし形金網、装飾パネルおよび装飾金網を例示する概略正面図である。
本開示におけるひし形金網、装飾パネルおよび装飾金網を例示する概略正面図である。
本開示におけるひし形金網、装飾パネルおよび装飾金網を例示する概略正面図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略斜視図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略断面図である。
本開示における装飾金網を例示する概略正面図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略斜視図である。
本開示における装飾パネルを例示する概略斜視図および概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
下記に、図面等を参照しながら、実施の形態を説明する。ただし、本開示は、多くの異なる態様で実施することが可能であり、下記に例示する実施の形態の記載内容に限定されるべきではない。また、図面は説明をより明確にするため、実際の形態に比べ、各部の幅、厚さ、形状について模式的に表す場合があるが、これはあくまで一例であり、限定して解釈されるべきではない。
【００１０】
本明細書において、ある部材に、他の部材を配置する態様を表現するにあたり、単に「上に」あるいは「下に」と表記する場合、特に断りの無い限り、ある部材に接するように、直上あるいは直下に、他の部材を配置する場合と、ある部材の上方あるいは下方に、さらに別の部材を介して他の部材を配置する場合と、の両方を含む。また、本明細書において、ある部材の面に、他の部材を配置する態様を表現するにあたり、単に「面に」と表記する場合、特に断りの無い限り、ある部材に接するように、直上あるいは直下に、他の部材を配置する場合と、ある部材の上方あるいは下方に、さらに別の部材を介して他の部材を配置する場合と、の両方を含む。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許