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公開番号
2024158964
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074639
出願日
2023-04-28
発明の名称
材料吐出装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B29C
45/17 20060101AFI20241031BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】プランジャーの先端に、交換前の第1材料が残留する可能性を小さくすることができる材料吐出装置を提供する。
【解決手段】スクリューおよびヒーターを有し、材料の少なくとも一部を可塑化して造形材料を生成する可塑化部と、前記造形材料が流れる流路に接続され、前記流路の長手方向と交差する方向に延びたシリンダーと、前記シリンダー内に設けられたプランジャーと、前記プランジャーを駆動させる駆動部と、前記可塑化部および前記駆動部を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記材料が、第1材料から、前記第1材料とは異なる第2材料に交換された場合、前記プランジャーの前記流路側の先端を前記流路に位置させた状態で、前記スクリューを回転させて、前記第2材料を可塑化して生成された前記造形材料を、前記流路に流通させるクリーニング処理を行う、材料吐出装置。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
スクリューおよびヒーターを有し、材料の少なくとも一部を可塑化して造形材料を生成する可塑化部と、
前記造形材料が流れる流路に接続され、前記流路の長手方向と交差する方向に延びたシリンダーと、
前記シリンダー内に設けられたプランジャーと、
前記プランジャーを駆動させる駆動部と、
前記可塑化部および前記駆動部を制御する制御部と、
を含み、
前記制御部は、前記材料が、第1材料から、前記第1材料とは異なる第2材料に交換された場合、
前記プランジャーの前記流路側の先端を前記流路に位置させた状態で、前記スクリューを回転させて、前記第2材料を可塑化して生成された前記造形材料を、前記流路に流通させるクリーニング処理を行う、材料吐出装置。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記プランジャーは、前記流路に向かって幅が小さくなるテーパー部を有し、
前記先端は、前記テーパー部で構成され、
前記制御部は、前記クリーニング処理において、前記流路に前記テーパー部の全体を位置させる、材料吐出装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記制御部は、前記クリーニング処理において、前記スクリューを回転させて、前記第2材料を可塑化して生成された前記造形材料を、前記流路に流通させながら、前記プランジャーを回転させて前進および後退させるプランジャー移動処理を行う、材料吐出装置。
【請求項4】
請求項1において、
前記制御部は、前記クリーニング処理において、前記先端を前記流路に位置させた状態で、前記プランジャーを回転させる、材料吐出装置。
【請求項5】
請求項3または4において、
前記制御部は、前記プランジャーを正転および逆転させる、材料吐出装置。
【請求項6】
請求項3または4において、
前記制御部は、前記スクリューを回転させて、前記第2材料を可塑化して生成された前記造形材料を、吐出させて成形品を成形する成形処理を行い、
前記成形処理では、前記プランジャーを回転させて前進および後退させ、
前記クリーニング処理における前記プランジャーの回転速度は、前記成形処理における前記プランジャーの回転速度よりも大きい、材料吐出装置。
【請求項7】
請求項1において、
前記先端には、螺旋溝およびシボのうちの少なくとも一方が形成されている、材料吐出装置。
【請求項8】
請求項1において、
前記制御部は、前記スクリューを回転させて、前記第2材料を可塑化して生成された前記造形材料を、吐出させて成形品を成形する成形処理を行い、
前記クリーニング処理における前記スクリューの回転速度は、前記成形処理における前記スクリューの回転速度よりも大きい、材料吐出装置。
【請求項9】
請求項3または4において、
前記プランジャーの回転速度に対する前記スクリューの回転速度の比は、3.6以上5.6以下である、材料吐出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、材料吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
可塑化された材料を吐出する材料吐出装置が知られている。このような材料吐出装置は、射出成形装置などに適用される。
【0003】
例えば特許文献1には、熱可塑性樹脂を加熱しながら搬送する可塑化部と、該可塑化部から供給される溶融樹脂を射出シリンダー内での射出プランジャーの摺動によって射出する射出部を含んで構成される材料供給装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-157601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような材料供給装置では、材料の交換時に、プランジャーの先端に交換前の材料が残留する場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る材料吐出装置の一態様は、
スクリューおよびヒーターを有し、材料の少なくとも一部を可塑化して造形材料を生成する可塑化部と、
前記造形材料が流れる流路に接続され、前記流路の長手方向と交差する方向に延びたシリンダーと、
前記シリンダー内に設けられたプランジャーと、
前記プランジャーを駆動させる駆動部と、
前記可塑化部および前記駆動部を制御する制御部と、
を含み、
前記制御部は、前記材料が、第1材料から、前記第1材料とは異なる第2材料に交換された場合、
前記プランジャーの前記流路側の先端を前記流路に位置させた状態で、前記スクリューを回転させて、前記第2材料を可塑化して生成された前記造形材料を、前記流路に流通させるクリーニング処理を行う。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る射出成形装置を模式的に示す側面図。
本実施形態に係る射出成形装置を模式的に示す断面図。
本実施形態に係る射出成形装置のフラットスクリューを模式的に示す斜視図。
本実施形態に係る射出成形装置のバレルを模式的に示す図。
本実施形態に係る射出成形装置の制御部の処理を説明するためのフローチャート。
本実施形態に係る射出成形装置の制御部の処理を説明するための断面図。
本実施形態に係る射出成形装置の制御部の処理を説明するための断面図。
本実施形態の第1変形例に係る射出成形装置の制御部の処理を説明するための断面図。
本実施形態の第1変形例に係る射出成形装置の制御部の処理を説明するための断面図。
本実施形態の第2変形例に係る射出成形装置のプランジャーを模式的に示す側面図。
本実施形態の第2変形例に係る射出成形装置のプランジャーを模式的に示す側面図。
本実施形態に係る三次元造形装置を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
1. 射出成形装置
1.1. 全体の構成
まず、本実施形態に係る射出成形装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る射出成形装置100を模式的に示す側面図である。なお、図1では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を示している。X軸方向およびY軸方向は、例えば、水平方向である。Z軸方向は、例えば、鉛直方向である。
【0010】
射出成形装置100は、図1に示すように、材料供給部10と、材料吐出装置20と、型部30と、型締部40と、制御部50と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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