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公開番号
2024158488
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073722
出願日
2023-04-27
発明の名称
火災検出システム、マーカ位置特定方法、及びプログラム
出願人
ホーチキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08B
17/10 20060101AFI20241031BHJP(信号)
要約
【課題】マーカが配置された位置や撮像条件によらずに、実空間を撮像した画像からその実空間に配置されたマーカが撮像された領域の大きさを容易に特定する。
【解決手段】撮像部によって撮像された撮像画像における所定の領域ごとに拡大縮小率を設定する補正設定部と、第1明るさ条件にて撮像された前記撮像画像を用いて、前記対象領域における火災を検出する火災検出部と、を備え、補正モードにおいて、前記撮像部は、前記第1明るさ条件よりも明るさを低下させた第2明るさ条件にて発光体マーカが配置された前記対象領域を撮像し、前記補正設定部は、前記撮像部によって前記第2明るさ条件にて前記対象領域が撮像された領域補正用画像を用いて、前記拡大縮小率を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対象領域が撮像された撮像画像を用いて火災を検出する火災検出システムであって、
特定の明るさ条件にて前記対象領域を撮像する撮像部と、
前記撮像部によって撮像された撮像画像における所定の領域ごとに拡大縮小率を設定する補正設定部と、
前記撮像部によって第1明るさ条件にて撮像された前記撮像画像に対し前記拡大縮小率に基づいて拡大または縮小した画像を用いて、前記対象領域における火災を検出する火災検出部と、
を備え、
前記補正設定部によって前記拡大縮小率が設定される補正モードにおいて、
前記撮像部は、前記第1明るさ条件よりも明るさを低下させた第2明るさ条件にて発光体マーカが配置された前記対象領域を撮像し、
前記補正設定部は、前記撮像部によって前記第2明るさ条件にて前記対象領域が撮像された領域補正用画像における前記発光体マーカの位置座標に基づいて前記所定の領域を設定し、前記領域補正用画像における前記発光体マーカの大きさに基づいて算出される当該所定の領域における前記拡大縮小率を設定する、
ことを特徴とする火災検出システム。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記補正モードにおいて、
前記撮像部は、さらに前記第1明るさ条件にて前記対象領域を撮像し、
前記補正設定部は、前記領域補正用画像を用いて前記発光体マーカの位置座標を特定し、前記撮像部によって前記第1明るさ条件にて撮像された前記撮像画像に、前記発光体マーカの位置座標が示された合成画像を生成する、
請求項1に記載の火災検出システム。
【請求項3】
対象領域が撮像された撮像画像を用いて火災を検出する火災検出システムであって、
特定の明るさ条件にて前記対象領域を撮像する撮像部と、
前記撮像部によって撮像された撮像画像における所定の領域ごとに拡大縮小率を設定する補正設定部と、
前記撮像部によって第1明るさ条件にて撮像された前記撮像画像に対し前記拡大縮小率に基づいて拡大または縮小した画像を用いて、前記対象領域における火災を検出する火災検出部と、
を備え、
前記補正設定部によって前記拡大縮小率が算出される補正モードにおいて、
前記対象領域における特定の位置に発光体マーカが配置され、
前記撮像部は、前記発光体マーカによる発光が特定のパターンにて変化する様子を時系列に沿って撮像し、
前記補正設定部は、前記撮像部によって時系列に沿って撮像された複数の領域補正用画像を用いて、前記領域補正用画像における前記発光体マーカの位置座標に基づいて前記所定の領域を設定し、前記領域補正用画像における前記発光体マーカの大きさに基づいて算出される当該所定の領域における前記拡大縮小率を設定する、
ことを特徴とする火災検出システム。
【請求項4】
前記撮像部は、特定の明るさ条件にて前記対象領域を撮像し、前記火災検出部によって火災が検知される火災検出モードにおいて第1明るさ条件にて前記対象領域を撮像し、前記補正モードにおいて、前記第1明るさ条件よりも明るさを低下させた第2明るさ条件にて前記対象領域を撮像する、
請求項3に記載の火災検出システム。
【請求項5】
前記補正設定部は、前記撮像部によって時系列に沿って撮像された複数の領域補正用画像のうちの第1領域補正用画像を用いて、前記発光体マーカにおける位置座標の候補を抽出し、抽出した位置座標の候補に対応する発光画素における画素値の時系列変化に基づく周波数解析を行い、前記発光体マーカの位置座標を特定する、
請求項3に記載の火災検出システム。
【請求項6】
前記発光体マーカは、発光色を変更可能である、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の火災検出システム。
【請求項7】
前記発光体マーカは特定の間隔で離隔して配置された2つの発光体により構成され、
前記補正設定部は、前記領域補正用画像における2つの離間した前記発光体のそれぞれの位置座標を特定し、特定した前記発光体のそれぞれ位置座標間にある画素数と前記間隔との関係に基づいて、前記拡大縮小率を算出する、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の火災検出システム。
【請求項8】
対象領域が撮像された撮像画像を用いて火災を検出する火災検出システムに用いるコンピュータが行うマーカ位置特定方法であって、
撮像部が、特定の明るさ条件にて前記対象領域を撮像し、
補正設定部が、前記撮像部によって撮像された撮像画像における所定の領域ごとに拡大縮小率を設定し、
火災検出部が、前記撮像部によって第1明るさ条件にて撮像された前記撮像画像を用いて、前記対象領域における火災を検出し、
前記補正設定部によって前記拡大縮小率が設定される補正モードにおいて、
前記撮像部は、前記第1明るさ条件よりも明るさを低下させた第2明るさ条件にて発光体マーカが配置された前記対象領域を撮像し、
前記補正設定部は、前記撮像部によって前記第2明るさ条件にて前記対象領域が撮像された領域補正用画像における前記発光体マーカの位置座標に基づいて前記所定の領域を設定し、前記領域補正用画像における前記発光体マーカの大きさに基づいて算出される当該所定の領域における前記拡大縮小率を設定する、
マーカ位置特定方法。
【請求項9】
対象領域が撮像された撮像画像を用いて火災を検出する火災検出システムに用いるコンピュータに、
特定の明るさ条件にて前記対象領域を撮像させ、
前記対象領域が撮像された撮像画像における所定の領域ごとに拡大縮小率を設定させ、
第1明るさ条件にて撮像された前記撮像画像に対し前記拡大縮小率に基づいて拡大または縮小した画像を用いて、前記対象領域における火災を検出させ、
前記拡大縮小率が設定されるが算出される補正モードにおいて、
前記第1明るさ条件よりも明るさを低下させた第2明るさ条件にて発光体マーカが配置された前記対象領域を撮像させ、
前記第2明るさ条件にて前記対象領域が撮像された領域補正用画像を用いて、前記領域補正用画像における前記発光体マーカの位置座標に基づいて前記所定の領域を設定し、前記領域補正用画像における前記発光体マーカの大きさに基づいて算出される当該所定の領域における前記拡大縮小率を設定する、
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災検出システム、マーカ位置特定方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
画像を用いて火災を検出する火災検出システムがある。例えば特許文献1には、監視領域を撮像した画像を用いて煙を検出することが開示されている。画像を用いて火災を検出する場合、火災発生場所が、撮像位置から近い場所にあるか遠い場所にあるかによって画像に占める火災を特定する要因となり得る画素の範囲が異なり、火災の規模を正しく判定することが困難となるおそれがある。このため、撮像対象とする監視空間にサイズが既知であるマーカを配置した画像を事前に撮像しておき、そのマーカ入りの画像を用いて画像に占めるマーカに対応する画素数を測定しておく。これにより、画像における特定の画素の範囲から、その範囲に対応する実空間の大きさ(実距離)を算出することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-057236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、マーカが配置された位置や撮像条件によっては、画像におけるマーカが撮像された領域を特定することが困難となる場合があった。例えば、撮像位置から遠方にマーカが配置された場合や、逆光によって画像全体の色味が変化した場合などにおいて、画像におけるマーカが撮像された領域を特定することが困難となる場合があった。このため、マーカが配置された位置や撮像条件によってはマーカが撮像された領域を特定することが困難となるという課題があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、マーカが配置された位置や撮像条件によらずに、実空間を撮像した画像からその実空間に配置されたマーカが撮像された領域の大きさを容易に特定することができる火災検出システム、マーカ位置特定方法、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一実施形態は、対象領域が撮像された撮像画像を用いて火災を検出する火災検出システムであって、特定の明るさ条件にて前記対象領域を撮像する撮像部と、前記撮像部によって撮像された撮像画像における所定の領域ごとに拡大縮小率を設定する補正設定部と、前記撮像部によって第1明るさ条件にて撮像された前記撮像画像に対し前記拡大縮小率に基づいて拡大または縮小した画像を用いて、前記対象領域における火災を検出する火災検出部と、を備え、前記補正設定部によって前記拡大縮小率が設定される補正モードにおいて、前記撮像部は、前記第1明るさ条件よりも明るさを低下させた第2明るさ条件にて発光体マーカが配置された前記対象領域を撮像し、前記補正設定部は、前記撮像部によって前記第2明るさ条件にて前記対象領域が撮像された領域補正用画像における前記発光体マーカの位置座標に基づいて前記所定の領域を設定し、前記領域補正用画像における前記発光体マーカの大きさに基づいて算出される当該所定の領域における前記拡大縮小率を設定する、ことを特徴とする火災検出システムである。
【0007】
また、本発明の一実施形態は、対象領域が撮像された撮像画像を用いて火災を検出する火災検出システムに用いるコンピュータが行うマーカ位置特定方法であって、撮像部が、特定の明るさ条件にて前記対象領域を撮像し、補正設定部が、前記撮像部によって撮像された撮像画像における所定の領域ごとに拡大縮小率を設定し、火災検出部が、前記撮像部によって第1明るさ条件にて撮像された前記撮像画像を用いて、前記対象領域における火災を検出し、前記補正設定部によって前記拡大縮小率が設定される補正モードにおいて、前記撮像部は、前記第1明るさ条件よりも明るさを低下させた第2明るさ条件にて発光体マーカが配置された前記対象領域を撮像し、前記補正設定部は、前記撮像部によって前記第2明るさ条件にて前記対象領域が撮像された領域補正用画像における前記発光体マーカの位置座標に基づいて前記所定の領域を設定し、前記領域補正用画像における前記発光体マーカの大きさに基づいて算出される当該所定の領域における前記拡大縮小率を設定する、マーカ位置特定方法である。
【0008】
また、本発明の一実施形態は、対象領域が撮像された撮像画像を用いて火災を検出する火災検出システムに用いるコンピュータに、特定の明るさ条件にて前記対象領域を撮像させ、前記対象領域が撮像された撮像画像における所定の領域ごとに拡大縮小率を設定させ、第1明るさ条件にて撮像された前記撮像画像に対し前記拡大縮小率に基づいて拡大または縮小した画像を用いて、前記対象領域における火災を検出させ、前記拡大縮小率が設定されるが算出される補正モードにおいて、前記第1明るさ条件よりも明るさを低下させた第2明るさ条件にて発光体マーカが配置された前記対象領域を撮像させ、前記第2明るさ条件にて前記対象領域が撮像された領域補正用画像を用いて、前記領域補正用画像における前記発光体マーカの位置座標に基づいて前記所定の領域を設定し、前記領域補正用画像における前記発光体マーカの大きさに基づいて算出される当該所定の領域における前記拡大縮小率を設定する、プログラムである。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、この発明によれば、マーカが配置された位置や撮像条件によらずに、実空間を撮像した画像からその実空間に配置されたマーカが撮像された領域の大きさを容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る火災検出装置10が適用される火災検出システム1の構成例を示す図である。
実施形態に係る撮像画像TGの例を示す図である。
実施形態に係る撮像画像TGの例を示す図である。
実施形態に係る撮像画像TGの例を示す図である。
実施形態に係る補正係数を算出する方法を説明するための図である。
実施形態に係る補正係数を算出する方法を説明するための図である。
実施形態に係る補正係数を算出する方法を説明するための図である。
実施形態に係る補正係数を算出する方法を説明するための図である。
実施形態の火災検出装置10が行う処理の流れを示すフローチャートである。
実施形態の火災検出装置10が行う処理の流れを示すフローチャートである。
実施形態の変形例2を説明するための図である。
実施形態の変形例3を説明するための図である。
実施形態の変形例3を説明するための図である。
実施形態の変形例3を説明するための図である。
実施形態の変形例3を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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