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公開番号2024158391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073548
出願日2023-04-27
発明の名称横編機
出願人株式会社島精機製作所
代理人個人,個人
主分類D04B 15/48 20060101AFI20241031BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】給糸口の上下動に伴い、歯口側にある糸喰いされる位置に給糸可能な領域から給糸口が離れるのを抑制できる横編機を提供する。
【解決手段】針床110と、針床110の上方に架設された糸道レール130と、編針111に編糸を供給するための給糸口23aを有するヤーンフィーダ1と、給糸時の給糸口23aの高さを調整する給糸口位置調整用長孔24a及びねじ40と、を含む横編機100において、ヤーンフィーダ1は、給糸口23aを有するフィーダロッド20と、フィーダロッド20を鉛直方向に対して傾斜した案内方向に案内する上昇付勢部案内溝11と、少なくとも糸喰いされる位置に給糸可能な給糸口23aの高さの範囲において、給糸口23aの高さの変化に応じて給糸口23aの移動方向が前記案内方向よりも鉛直寄りとなる方向に給糸口23aの移動方向を変換する給糸口側案内部31及びキャリア基部側案内部32を具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも二つが歯口を挟んで前後に対向し、長手方向に編針が並設される針床と、
前記針床の上方に架設された糸道レールと、
編糸を前記編針に供給する経路の一部に前記糸道レールに沿って移動可能に設けられるキャリア基部と、
前記編針に編糸を供給するための給糸口と前記キャリア基部とを有するヤーンフィーダと、
給糸時の前記給糸口の高さを調整する給糸口高さ調整手段と、
を含む横編機において、
前記ヤーンフィーダは、
前記給糸口を有するフィーダロッドと、
前記給糸口の移動方向を変換する変換手段と、
前記キャリア基部に支持され、前記変換手段を支持するフィーダロッドガイドと、
前記フィーダロッドを鉛直方向に対して傾斜した案内方向に案内する案内手段と、
を具備し、
前記変換手段は、
前記フィーダロッドと前記フィーダロッドガイドに設けられ、少なくとも糸喰いされる位置に給糸可能な前記給糸口の高さの範囲において、前記給糸口の高さの変化に応じて前記給糸口の移動方向が前記案内方向よりも鉛直寄りとなる方向に前記給糸口の移動方向を変換する、
横編機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記フィーダロッドは、
前記給糸口が設けられた給糸部を具備し、
前記変換手段は、
前記給糸部又は前記フィーダロッドガイドのいずれか一方において前記給糸口側に設けられた給糸口側案内受け部と、
前記給糸部又は前記フィーダロッドガイドのいずれか一方において前記キャリア基部側に設けられたキャリア基部側案内受け部と、
前記給糸部又は前記フィーダロッドガイドのいずれか他方において前記給糸口側に設けられ、前記案内方向と平行な軌跡で前記給糸口側案内受け部を案内する給糸口側案内部と、
前記給糸部又は前記フィーダロッドガイドのいずれか他方において前記キャリア基部側に設けられ、前記給糸部の上端が前記案内方向よりも前後方向において前記歯口から離れる側に傾斜した方向に前記キャリア基部側案内受け部を案内するキャリア基部側案内部と、
を具備する、
請求項1に記載の横編機。
【請求項3】
前記フィーダロッドは、
前記案内手段により前記案内方向に案内され、上下動駆動機構により上下動駆動されるロッド部と、
前記ロッド部と接続され、前記給糸口が設けられた給糸部と、
を具備する、
請求項1に記載の横編機。
【請求項4】
前記給糸部は、
前記ロッド部と別体に形成され、前記給糸口が前記ロッド部に対して前記フィーダロッドの前記案内方向とは異なる方向であって、かつ、前記ロッド部に対して前後の位置が変化する方向に移動可能に前記ロッド部と接続される、
請求項3に記載の横編機。
【請求項5】
前記フィーダロッドは、
前記ロッド部と前記給糸部との間に設けられ、前記ロッド部と前記給糸部とを連結する連結部を具備し、
前記連結部は、
前記糸道レールよりも下方において前記ロッド部に固定され、前記給糸口高さ調整手段によって前記ロッド部に対する上下位置を調整可能に接続される、
請求項3又は請求項4に記載の横編機。
【請求項6】
前記案内手段は、前記キャリア基部に設けられ、
前記糸道レールは、側面視において前後の前記針床の中心に対して放射状に配設される、
請求項3又は請求項4に記載の横編機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヤーンフィーダを備える横編機の技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ヤーンフィーダを備える横編機の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
【0003】
特許文献1には、ヤーンキャリア(ヤーンフィーダ)を有する横編機が記載されている。ヤーンキャリアは、上下動可能なフィーダロッドとフィーダロッドの移動を案内するフィーダロッドガイドとを有し、フィーダロッドの下端には編針に糸を供給するための給糸口が設けられている。フィーダロッドは給糸時には下降し、待機時には上昇して給糸部が歯口に対して退避する。フィーダロッドは、下端に給糸口が設けられたロッド部と、ロッド部の上方に設けられた上昇付勢部とを備え、ロッド部と上昇付勢部とはロッド部に設けられた長孔にねじが挿通されて結合されている。
【0004】
このような構成により、長孔におけるねじの固定位置を変えることによって、編成条件に合わせて給糸時の給糸口高さを調整することができる。具体的には、例えば、ミスの区間が続く編成(フローティングジャカード)のような場合に給糸口を低くする場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3044370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、特許文献1に記載の技術においては、給糸口の上下動に伴い、給糸口の位置が前針床側または後針床側に移動し、歯口側にある糸喰いされる位置に給糸可能な領域から給糸口が離れるおそれがある。
【0007】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、給糸口の上下動に伴い、歯口側にある糸喰いされる位置に給糸可能な領域から給糸口が離れるのを抑制できる横編機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
即ち、本発明に係る横編機は、少なくとも二つが歯口を挟んで前後に対向し、長手方向に編針が並設される針床と、前記針床の上方に架設された糸道レールと、編糸を前記編針に供給する経路の一部に前記糸道レールに沿って移動可能に設けられるキャリア基部と、前記編針に編糸を供給するための給糸口と前記キャリア基部とを有するヤーンフィーダと、給糸時の前記給糸口の高さを調整する給糸口高さ調整手段と、を含む横編機において、前記ヤーンフィーダは、前記給糸口を有するフィーダロッドと、前記給糸口の移動方向を変換する変換手段と、前記キャリア基部に支持され、前記変換手段を支持するフィーダロッドガイドと、前記フィーダロッドを鉛直方向に対して傾斜した案内方向に案内する案内手段と、を具備し、前記変換手段は、前記フィーダロッドと前記フィーダロッドガイドに設けられ、少なくとも糸喰いされる位置に給糸可能な前記給糸口の高さの範囲において、前記給糸口の高さの変化に応じて前記給糸口の移動方向が前記案内方向よりも鉛直寄りとなる方向に前記給糸口の移動方向を変換するものである。
このように構成することにより、給糸口の上下動に伴い、給糸口は案内手段による案内方向よりも鉛直方向寄りに移動するため、歯口側にある糸喰いされる位置に給糸可能な領域から給糸口が離れるのを抑制することができる。
【0010】
また、前記フィーダロッドは、前記給糸口が設けられた給糸部を具備し、前記変換手段は、前記給糸部又は前記フィーダロッドガイドのいずれか一方において前記給糸口側に設けられた給糸口側案内受け部と、前記給糸部又は前記フィーダロッドガイドのいずれか一方において前記キャリア基部側に設けられたキャリア基部側案内受け部と、前記給糸部又は前記フィーダロッドガイドのいずれか他方において前記給糸口側に設けられ、前記案内方向と平行な軌跡で前記給糸口側案内受け部を案内する給糸口側案内部と、前記給糸部又は前記フィーダロッドガイドのいずれか他方において前記キャリア基部側に設けられ、前記給糸部の上端が前記案内方向よりも前後方向において前記歯口から離れる側に傾斜した方向に前記キャリア基部側案内受け部を案内するキャリア基部側案内部と、を具備するものである。
このように構成することにより、複数のヤーンフィーダが密集する歯口の近傍においてヤーンフィーダの厚さ方向がかさばるのを抑制できるので、省スペース化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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