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公開番号2024160747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2023076032
出願日2023-05-02
発明の名称シート製造装置、および水蒸気回収機構
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D04H 1/732 20120101AFI20241108BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】水蒸気を含む空気から塵埃を捕集するシート製造装置および水蒸気回収機構を提供すること。
【解決手段】シート製造装置1は、繊維を含むウェブWを加熱する加熱部70と、加熱部70の上方に配置され、ウェブWから発生する水蒸気Vを集めるフード部41と、フード部41の内部に連通する排気部42と、を有し、排気部42は、フード部41の内部の空気を吸引するファン部491,492と、ファン部491,492によって吸引される空気が通過する廃粉捕集部44と、を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
繊維を含むウェブを加熱する加熱部と、
前記加熱部の上方に配置され、前記ウェブから発生する水蒸気を集めるフード部と、
前記フード部の内部に連通する排気部と、を有し、
前記排気部は、
前記フード部の前記内部の空気を吸引するファン部と、
前記ファン部によって吸引される前記空気が通過する廃粉捕集部と、を含むことを特徴とするシート製造装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記加熱部の上流に、前記ウェブを加湿する加湿部を有し、
前記排気部は、排気管を含み、
前記排気管は、前記フード部の前記内部と前記加湿部の内部とを連通させ、
前記ファン部、および前記廃粉捕集部は、前記排気管が連通させる前記フード部の前記内部から前記加湿部の前記内部までの経路に設置されることを特徴とする、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項3】
前記廃粉捕集部へ圧搾空気を噴射するブロー部と、
前記ファン部および前記ブロー部の稼働を制御する制御部と、を有し、
前記ブロー部は、前記排気管が連通させる前記フード部の前記内部から前記加湿部の前記内部までの経路に設置され、
前記制御部は、前記ファン部の回転速度を変更し、
前記ブロー部が前記圧搾空気を噴射する際の前記回転速度は、前記ウェブが前記加熱部を流動する際の前記回転速度よりも低いことを特徴とする、請求項2に記載のシート製造装置。
【請求項4】
前記廃粉捕集部において、前記圧搾空気が噴射される方向は、前記フード部の前記内部の前記空気が流れる方向とは異なることを特徴とする、請求項3に記載のシート製造装置。
【請求項5】
下方から生じる水蒸気を集めるフード部と、
前記フード部の内部に連通する排気部と、を有し、
前記排気部は、
前記フード部の前記内部の空気を吸引するファン部と、
前記ファン部によって吸引される前記空気が通過する廃粉捕集部と、
前記廃粉捕集部へ圧搾空気を噴射するブロー部と、を含むことを特徴とする水蒸気回収機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート製造装置、および水蒸気回収機構に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水蒸気を含む空気を吸引するファンを備える装置が知られていた。例えば、特許文献1には、水蒸気を対流させるファンを備える画像形成装置が開示されている。上記ファンは、定着部の筐体内で生じる水蒸気をダクトへ強制的に対流させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-21009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、水蒸気移動部などの対流の経路を、塵埃が目詰まりさせるおそれがあるという課題があった。詳しくは、記録材として普通紙などを用いると、紙粉などの塵埃を含む空気がファンによって対流する場合がある。上記空気には水蒸気も含まれるため、塵埃が湿気を帯びて水蒸気移動部などの経路に付着し易くなる。塵埃の付着が顕著になると、上記経路に目詰まりが発生するおそれがあった。すなわち、水蒸気を含む空気から塵埃を捕集する機構が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
シート製造装置は、繊維を含むウェブを加熱する加熱部と、前記加熱部の上方に配置され、前記ウェブから発生する水蒸気を集めるフード部と、前記フード部の内部に連通する排気部と、を有し、前記排気部は、前記フード部の前記内部の空気を吸引するファン部と、前記ファン部によって吸引される前記空気が通過する廃粉捕集部と、を含むことを特徴とする。
【0006】
水蒸気回収機構は、下方から生じる水蒸気を集めるフード部と、前記フード部の内部に連通する排気部と、を有し、前記排気部は、前記フード部の前記内部の空気を吸引するファン部と、前記ファン部によって吸引される前記空気が通過する廃粉捕集部と、前記廃粉捕集部へ圧搾空気を噴射するブロー部と、を含むことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るシート製造装置の構成を示す模式図。
加熱部に対するフード部の配置を示す模式図。
フード部の外観を示す斜視図。
水蒸気回収機構の構成を示す斜視図。
水蒸気回収機構の構成を示す平面図。
廃粉捕集部およびブロー部の構成を示す斜視断面図。
廃粉捕集部およびブロー部の構成を示す側方断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の実施形態では、乾式にて古紙などの紙片を再生するシート製造装置1を例示し、図面を参照して説明する。本発明のシート製造装置は、乾式であることに限定されず、湿式であってもよい。なお、本明細書において乾式とは、液体中で実施されずに、大気などの空気中で実施されることをいう。
【0009】
以下の各図においては、相互に直交する座標軸としてXYZ軸を付し、各矢印が指す方向を+方向とし、+方向と反対の方向を-方向とする。Z軸は鉛直方向に沿う仮想軸であって+Z方向を上方とし、-Z方向を下方とする。-Z方向は重力が作用する方向である。また、シート製造装置1において、原料、ウェブ、およびシートなどの搬送方向の先を下流、搬送方向を遡る側を上流ということもある。図示の便宜上、各部材の大きさを実際とは異ならせている。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係るシート製造装置1は、第1ユニット群101、第2ユニット群102、および第3ユニット群103を有する。第1ユニット群101、第2ユニット群102、および第3ユニット群103は、図示しないフレームに支持される。なお、図1においては、古紙C、シートP3、スリット片S、および不要な端材などが移動する方向を白抜きの矢印で示している。
(【0011】以降は省略されています)

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