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公開番号2025028751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-03
出願番号2024079271
出願日2024-05-15
発明の名称ガラスチョップドストランドマット及びその製造方法
出願人日本電気硝子株式会社
代理人弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類D04H 1/4218 20120101AFI20250221BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】機械的強度に優れる、ガラスチョップドストランドマットを提供する。
【解決手段】複数本のガラスチョップドストランドが結着剤により結着されてなるガラスチョップドストランドマットであって、前記ガラスチョップドストランドの番手の正規分布における標準偏差が、4以下である、ガラスチョップドストランドマット。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
複数本のガラスチョップドストランドが結着剤により結着されてなるガラスチョップドストランドマットであって、
前記ガラスチョップドストランドの番手の正規分布における標準偏差が、4以下である、ガラスチョップドストランドマット。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記ガラスチョップドストランドの番手が、6tex以上、20tex以下である、請求項1に記載のガラスチョップドストランドマット。
【請求項3】
前記ガラスチョップドストランドの長さが、20mm以上、150mm以下である、請求項1又は2に記載のガラスチョップドストランドマット。
【請求項4】
前記ガラスチョップドストランドマットの目付が、40g/m

以上、200g/m

以下である、請求項1又は2に記載のガラスチョップドストランドマット。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のガラスチョップドストランドマットの製造方法であって、
複数本のガラスストランドが束ねられてなるロービングを準備する工程と、
前記ロービングを所定の長さに切断することによりガラスチョップドストランドを得る工程と、
前記ガラスチョップドストランドを分散させて堆積し、ガラスチョップドストランド堆積シートを得る工程と、
前記ガラスチョップドストランド堆積シートに結着剤を散布し、ローラーによりプレス成形する工程と、
を備え、
前記ロービングは、分割率が50%以上である、ガラスチョップドストランドマットの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラスチョップドストランドマット及び該ガラスチョップドストランドマットの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ガラスチョップドストランドマットは、多数本のガラスチョップドストランドを互いに結合してマット状に成形した補強材であって、軽量であり、高い機械的強度を有することが知られている。このようなガラスチョップドストランドマットは、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)や、自動車成形天井材等の補強材として広く用いられている。
【0003】
ガラスチョップドストランドマットの製造方法としては、多数本のガラスフィラメントの表面に集束剤を塗布し、集束することによって得られたガラスストランドを所定長に切断してなるガラスチョップドストランドを多数本用意し、これらを均等無秩序にシート状に堆積した後、得られたシート状堆積物に結着剤と水を散布し、次いでこの結着剤を加熱溶融した後にシート状堆積物をプレス成形し、冷却固化させる方法が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2017/068872号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ガラスチョップドストランドを作製するに際しては、複数本のガラスストランドが束ねられてなるロービングを準備し、このロービングを所定の長さに切断することによりガラスチョップドストランドを作製することがある。しかしながら、このようにして作製したガラスチョップドストランドを用いてなるガラスチョップドストランドマットでは、その機械的強度を十分に高められない場合がある。そのため、自動車成形天井材等の用途で高い機械的強度を有するガラスチョップドストランドマットが求められており、特に目付を変えずとも、機械的強度を高める手法が求められている。
【0006】
本発明の目的は、機械的強度に優れる、ガラスチョップドストランドマット及び該ガラスチョップドストランドマットの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するガラスチョップドストランドマット及び該ガラスチョップドストランドの製造方法の各態様について説明する。
【0008】
本発明の態様1に係るガラスチョップドストランドマットは、複数本のガラスチョップドストランドが結着剤により結着されてなるガラスチョップドストランドマットであって、前記ガラスチョップドストランドの番手の正規分布における標準偏差が、4以下であることを特徴としている。
【0009】
態様2に係るガラスチョップドストランドマットは、態様1において、前記ガラスチョップドストランドの番手が、6tex以上、20tex以下であることが好ましい。
【0010】
態様3に係るガラスチョップドストランドマットは、態様1又は態様2において、前記ガラスチョップドストランドの長さが、20mm以上、150mm以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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