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公開番号
2025009688
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023190347
出願日
2023-11-07
発明の名称
カム及び大型丸編機のカム構造
出願人
常熟市華坤針紡織有限公司
,
CHANGSHU HUAKUN KNITTING CO., LTD.
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
D04B
15/36 20060101AFI20250109BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】本発明は、編んだループの密度を向上させるために、カム及び大型丸編機のカム構造を提供する。
【解決手段】本発明は、大型丸編機の技術分野に関し、特に、カム及び大型丸編機のカム構造に関する。前記カムは、カム本体を含み、前記カム本体には針入れ溝、運針溝及び針出し溝がこの順に開設され、前記運針溝は、前記針入れ溝及び前記針出し溝に連通し、前記運針溝の幅は、3.1mm~3.3mmであり、編針は、幅が3.1mm~3.3mmである運針溝内で運動し、上下運動の慣性により編針の増加するストロークを減少させることができ、これにより、編んだループの密度を向上させ、密度は、1インチあたり5メッシュ~10メッシュ増加する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
カム本体(1)を含むカムにおいて、
前記カム本体(1)には針入れ溝(11)、運針溝(12)及び針出し溝(13)がこの順に開設され、前記運針溝(12)は、前記針入れ溝(11)及び前記針出し溝(13)に連通し、前記運針溝(12)の幅は、3.1mm~3.3mmであることを特徴とするカム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記運針溝(12)は、前記カム本体(1)に順に開設される上昇溝(121)、下降溝(122)、糸引掛け溝(123)及びニット溝(124)を含み、
前記上昇溝(121)の前記下降溝(122)から離れた一端は前記針入れ溝(11)に連通し、且つ、前記針入れ溝(11)の前記上昇溝(121)に連通した箇所に第1円弧が形成され、
前記上昇溝(121)の前記下降溝(122)に接続した箇所に第2円弧が形成され、
前記糸引掛け溝(123)の断面は円弧状であり、
前記ニット溝(124)の前記糸引掛け溝(123)から離れた一端は前記針出し溝(13)に連通し、且つ、前記ニット溝(124)の前記針出し溝(13)に連通した箇所に第3円弧が形成されることを特徴とする請求項1に記載のカム。
【請求項3】
前記下降溝(122)と前記上昇溝(121)との間の夾角は、59°~61°であることを特徴とする請求項2に記載のカム。
【請求項4】
前記カム本体(1)に2つのガイドブロック(2)が設けられ、2つの前記ガイドブロック(2)が前記針出し溝(13)に連通したガイド穴(21)を形成することを特徴とする請求項1に記載のカム。
【請求項5】
前記カム本体(1)は、第1半体(3)と、第2半体(4)と、接続体(5)と、第1接続ボルト(6)とを含み、
前記第1半体(3)は、前記第1接続ボルト(6)によって前記接続体(5)に接続され、前記第2半体(4)のほうも前記第1接続ボルト(6)によって前記接続体(5)に接続され、且つ、前記第1半体(3)及び前記第2半体(4)が前記接続体(5)において前記針入れ溝(11)、前記運針溝(12)及び前記針出し溝(13)を形成することを特徴とする請求項1に記載のカム。
【請求項6】
前記接続体(5)は、第3半体(51)と、第4半体(52)と、第2接続ボルト(53)とを含み、
前記第3半体(51)に第1ねじ穴が開設され、前記第4半体(52)に第2ねじ穴が開設され、前記第2接続ボルト(53)は、前記第4半体(52)上の前記第2ねじ穴を通過して、前記第3半体(51)上の前記第1ねじ穴にねじ接続され、且つ、前記第2ねじ穴は前記第2接続ボルト(53)にもねじ接続され、
前記第1半体(3)は、前記第1接続ボルト(6)によって前記第3半体(51)に接続され、前記第2半体(4)は、前記第1接続ボルト(6)によって前記第4半体(52)に接続されることを特徴とする請求項5に記載のカム。
【請求項7】
サドルボディ(71)と、複数のセットの接続アセンブリ(72)と、調整アセンブリ(73)とを含み、
前記接続アセンブリ(72)は、2つの調整ブロック(721)と、複数の第3接続ボルト(722)とを含み、2つの前記調整ブロック(721)は、いずれも、前記サドルボディ(71)においてスライドして設けられ、前記第3半体(51)は、1つの前記第3接続ボルト(722)によって一方の前記調整ブロック(721)に接続され、前記第4半体(52)は、1つの前記第3接続ボルト(722)によって他方の前記調整ブロック(721)に接続され、
前記調整アセンブリ(73)は前記サドルボディ(71)に設けられ、且つ、複数のセットの前記接続アセンブリ(72)中の前記調整ブロック(721)はいずれも前記調整アセンブリ(73)に接続されることを特徴とする請求項6に記載のカムを含む大型丸編機のカム構造。
【請求項8】
前記調整アセンブリ(73)は、調整軸(731)と、二方向スクリュー(732)とを含み、
前記調整軸(731)は、前記サドルボディ(71)において回転して設けられ、
前記二方向スクリュー(732)は、複数設けられ、複数の前記二方向スクリュー(732)は、いずれも前記調整軸(731)に設けられ、前記二方向スクリュー(732)と前記接続アセンブリ(72)は、一対一で対応し、前記二方向スクリュー(732)は2つの前記調整ブロック(721)を通過し、且つ、同一のセットの前記接続アセンブリ(72)中の2つの前記調整ブロック(721)は、それぞれ、同一の前記二方向スクリュー(732)の両端にねじ接続されることを特徴とする請求項7に記載の大型丸編機のカム構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、大型丸編機の技術分野に関し、特に、カム及び大型丸編機のカム構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ニット円形緯編み機は、通称、ニット大型丸編機(又はニット円型緯編機)と呼ばれる。ニット大型丸編機はニットシステム(業界では、給糸フィーダー数又はニットフィーダー数と呼ばれ、フィーダー数と略称される)が多く、回転数が速く、生産量が高く、パターンが変りやすく、編み物の品質が良く、工程が少なく、製品の適合性が高いため、早く発展されている。ニット大型丸編機は、フレーム、編み機構、給糸機構、伝動機構、潤滑除塵機構、電気制御機構、引張巻取機構及び他の付属装置によって構成される。そのうち、編み機構は、ニット大型丸編機の心臓部に相当するもので、主に、シリンダ、編針、カム、カムシート(サドル)、シンカー(片面編み機のみ)などの部品によって構成される。カムは、トライアングルなどとも呼ばれ、それは、ニット大型丸編機の編みの種類によって、編針及びシンカーを制御してシリンダ溝内で往復運動させる。カムは、ニットカム、タックカム、ステッチカム、ウェルトカム、ニードルカムの5種類がある。
【0003】
従来、カムは、カム本体を含み、カム本体には、編針の運動方向に沿って針入れ溝、運針溝及び針出し溝がこの順に開設され、針溝は、カム本体に順に開設される上昇溝、下降溝、糸引掛け溝及びニット溝を含み、針入れ溝は上昇溝に連通しかつ連通した箇所に第1円弧が形成され、上昇溝の下降溝に接続した箇所に第2円弧が形成され、ニット溝は針出し溝に連通しかつ連通した箇所に第3円弧が形成され、上昇溝、下降溝、糸引掛け溝及びニット溝の幅はいずれも6.5mmであり、即ち、運針溝の幅は6.5mmである。編針は、針入れ溝内から上昇溝に入り、次に、下降溝を経て、続いて糸引掛け溝に入り、さらにニット溝に入り、最後に針出し溝から運動してカム本体を出る。
【0004】
発明者は、本発明を実現する過程で、当該技術には少なくとも次の問題があることを見出した。運針溝の幅が比較的広いため、編針が運針溝内で運動する時、編針は上下運動の慣性でストロークが増加することで、編んだループの密度は低下する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、編んだループの密度を向上させるために、カム及び大型丸編機のカム構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様において、本発明によって提供されるカムは、以下の技術的解決手段を用いる。
カム本体を含むカムであって、前記カム本体には針入れ溝、運針溝及び針出し溝がこの順に開設され、前記運針溝は、前記針入れ溝及び前記針出し溝に連通し、前記運針溝の幅は、3.1mm~3.3mmである。
【0007】
上記の技術的解決手段を用いると、編針は、針入れ溝から運針溝に入り、次に、運針溝内から針出し溝内まで運動し、最後に針出し溝から運動してカム本体を出て、編針が運針溝内で運動する時に糸をループに編み、編針は、幅が3.1mm~3.3mmである運針溝内で運動し、上下運動の慣性により編針の増加するストロークを減少させることができ、これにより、編んだループの密度を向上させ、密度は、1インチあたり5メッシュ~10メッシュ増加する。
【0008】
任意に、前記運針溝は、前記カム本体に順に開設される上昇溝、下降溝、糸引掛け溝及びニット溝を含み、前記上昇溝の前記下降溝から離れた一端は前記針入れ溝に連通し、且つ、前記針入れ溝の前記上昇溝に連通した箇所に第1円弧が形成され、前記上昇溝の前記下降溝に接続した箇所に第2円弧が形成され、前記糸引掛け溝の断面は円弧状であり、前記ニット溝の前記糸引掛け溝から離れた一端は前記針出し溝に連通し、且つ、前記ニット溝の前記針出し溝に連通した箇所に第3円弧が形成される。
【0009】
上記の技術的解決手段を用いると、編針は、針入れ溝内から上昇溝に入り、次に、下降溝を経て、続いて糸引掛け溝に入り、さらにニット溝に入り、最後に針出し溝内から運動してカム本体を出て、形成されている第1円弧、第2円弧及び第3円弧は、編針が運動する時、編針を安定的に移行させて、編針が損傷することを減らすことができる。
【0010】
任意に、前記下降溝と前記上昇溝との間の夾角は、59°~61°である。
(【0011】以降は省略されています)
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