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公開番号2025038469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145102
出願日2023-09-07
発明の名称ウェットワイプス用の不織布、ウェットワイプス、ウェットワイプスの包装体、及び撥水性セルロース系繊維の使用
出願人ユニ・チャーム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類D04H 1/425 20120101AFI20250312BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】不織布から形成したウェットワイプスの取出性に優れる、ウェットワイプス用の不織布を提供すること。
【解決手段】ウェットワイプス用の不織布であって、上記不織布は、撥水性セルロース系繊維を含むことを特徴とする不織布。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ウェットワイプス用の不織布であって、
前記不織布は、撥水性セルロース系繊維を含む、
ことを特徴とする、不織布。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記不織布は、60~110mmのクレム法による吸水度を有する、請求項1に記載の不織布。
【請求項3】
前記不織布は、前記撥水性セルロース系繊維を、10~35質量%含む、請求項1に記載の不織布。
【請求項4】
前記撥水性セルロース系繊維は、10~80質量%の水膨潤度を有する、請求項1に記載の不織布。
【請求項5】
前記不織布は、前記不織布の表面を構成する第1表面層及び第2表面層と、第1表面層及び第2表面層の間に配置された中間層とを備えており、
第1表面層及び第2表面層のそれぞれは、前記撥水性セルロース系繊維を含んでおり、
前記中間層は、熱融着性繊維を含んでいる、
請求項1に記載の不織布。
【請求項6】
前記熱融着性繊維は、生分解性を有する熱融着性繊維を含む、請求項5に記載の不織布。
【請求項7】
第1表面層及び第2表面層のそれぞれは、セルロース系繊維から構成される、請求項5に記載の不織布。
【請求項8】
前記中間層は、パルプ繊維をさらに含んでいる、請求項5に記載の不織布。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の不織布から構成される不織布シートと、薬液とを含むウェットワイプス。
【請求項10】
複数のウェットワイプスが、開口部を有する頂部と、底部とを有する包装本体の内部に収納されている、ウェットワイプスの包装体であって、
前記複数のウェットワイプスの少なくとも一部が、請求項9に記載のウェットワイプスから構成されており、
前記複数枚のウェットワイプスが、前記底部から前記頂部に至る方向に積層されている、
ことを特徴とする、ウェットワイプスの包装体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ウェットワイプス用の不織布、ウェットワイプス、ウェットワイプスの包装体、及び撥水性セルロース系繊維の使用に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ウェットワイプス、ウェットティッシュ等の包装体、特にポップアップ式の包装体では、包装体から1枚のウェットワイプスを取り出す際に、次のウェットワイプスを含む複数枚のウェットワイプスが一度に取り出されること(以下、「複数枚取出傾向」と称する場合がある)がある。
【0003】
そのような複数枚取出傾向に係る課題を解決するための検討が行われている。
例えば、特許文献1には、湿式法により製造された不織布と、前記不織布に含浸させた薬液とを含むウェットワイプスであって、前記不織布が、前記不織布の5~40質量%の、比重が1.0超の合成繊維と、前記不織布の60~95質量%のセルロース系繊維とを含み、そして前記合成繊維が、前記合成繊維の20~100質量%の、異形の断面形状を有する合成繊維を含む、ことを特徴とする、前記ウェットワイプスが開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、不織布と、当該不織布に含浸された薬液とを含むウェットワイプスであって、前記不織布が、疎水性繊維を含み、前記薬液が、(i)カチオン性界面活性剤と、(ii)3.0~7.0のHLBを有する低HLB界面活性剤と、(iii)水と、を含むことを特徴とする、前記ウェットワイプスが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-94188号公報
特開2022-92982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び特許文献2には、本開示に係るウェットワイプスは開示されていない。
本開示は、不織布から形成したウェットワイプスの取出性に優れる、ウェットワイプス用の不織布を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示者らは、ウェットワイプス用の不織布であって、上記不織布は、撥水性セルロース系繊維を含むことを特徴とする不織布を見出した。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係るウェットワイプス用の不織布は、不織布から形成したウェットワイプスの取出性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係るウェットワイプスの包装体1を説明するための図である。
図2は、ウェットワイプスの包装体1のII-II端面における端面図である。
図3は、複数のウェットワイプス9を説明するための図である。
図4は、第2実施形態に係るウェットワイプスの包装体1の端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
具体的には、本開示は以下の態様に関する。
[態様1]
ウェットワイプス用の不織布であって、
上記不織布は、撥水性セルロース系繊維を含む、
ことを特徴とする、不織布。
(【0011】以降は省略されています)

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