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公開番号
2025047439
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023155925
出願日
2023-09-21
発明の名称
丸編機及び丸編機で両面ロングパイル編み物を編む方法
出願人
佰龍機械廠股ふん有限公司
代理人
TRY国際弁理士法人
主分類
D04B
9/12 20060101AFI20250326BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】両面ロングパイル編み物を完成させることができる丸編機を提供する。
【解決手段】水平ニードルベッド(21)は、複数の引掛け針(211)と、間隔をあけてこれらの引掛け針(211)の間に設けられる複数のカッター(212)とを備え、シンカーベッド(22)は、複数のシンカー(221)を備え、垂直ニードルベッド(23)は、複数のカッター付き編針(231)と、間隔をあけてこれらのカッター付き編針(231)の間に設けられる複数のかぎ針(232)とを備える。これらのカッター付き編針(231)が突き出して第1パイルループを切開しようとする前に、これらのカッター付き編針(231)のうち糸を切断しようとするものに含まれるラッチニードル(233)には完全にループが除去されており、これらのカッター付き編針(231)のうち糸を切断しようとするものが既に少なくとも1つの平編カムを通過している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
丸編機であって、
複数の引掛け針と、間隔をあけてこれらの引掛け針の間に設けられる複数のカッターとを備える水平ニードルベッドと、
複数のシンカーを備えるシンカーベッドと、
複数のカッター付き編針と、間隔をあけてこれらのカッター付き編針の間に設けられる複数のかぎ針とを備える垂直ニードルベッドとを含み、
前記丸編機は、両面ロングパイル編み物を編むためのものであり、これらのカッター付き編針は、それぞれ、これらの引掛け針及びこれらのかぎ針と基礎組織、及び前記基礎組織に接続される第1パイルループと第2パイルループを形成させ、前記第1パイルループ及び前記第2パイルループがそれぞれこれらのカッター付き編針及びこれらのカッターによって切開されて、それぞれ前記基礎組織の2つの対向面に位置する複数のロングパイル組織が形成され、これらのカッター付き編針が突き出して前記第1パイルループを切開しようとする前に、これらのカッター付き編針のうち糸を切断しようとするものに含まれるラッチニードルには完全にループが除去されており、これらのカッター付き編針のうち糸を切断しようとするものが既に少なくとも1つの平編カムを通過していることを特徴とする丸編機。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
これらのカッター付き編針のそれぞれは、ラッチニードルアセンブリ及びプレートによって組み合わされることを特徴とする請求項1に記載の丸編機。
【請求項3】
これらのカッター付き編針のそれぞれは、前記ラッチニードルと、水平高さが前記ラッチニードルより低い切刃とを含み、前記ラッチニードルは、これらのカッター付き編針のそれぞれのヘッドであることを特徴とする請求項1又は2に記載の丸編機。
【請求項4】
これらの引掛け針、これらのカッター、これらのシンカー、これらのカッター付き編針、これらのかぎ針は、それぞれ、複数のカムによってガイドされて動作することを特徴とする請求項3に記載の丸編機。
【請求項5】
これらの引掛け針、これらのカッター、これらのシンカー、これらのカッター付き編針及びこれらのかぎ針は、それぞれ、複数のカムによってガイドされて動作することを特徴とする請求項1又は2に記載の丸編機。
【請求項6】
丸編機で両面ロングパイル編み物を編む方法であって、
2つの糸を給糸し、複数のカッター付き編針のうちの少なくとも1つ及び複数のかぎ針のうちの少なくとも1つで、前記2つの糸のうちの1つによって形成される基礎組織、及び、前記基礎組織に接続される第1パイルループを編成する、第1ループ形成工程と、
2つの糸を給糸し、これらのカッター付き編針のうちの少なくとも1つ及び複数の引掛け針のうちの少なくとも1つで、前記2つの糸のうちの1つによって形成される前記基礎組織、及び、前記基礎組織に接続される第2パイルループを編成する工程であって、前記第1パイルループと前記第2パイルループは、前記基礎組織の両側に位置する、第2ループ形成工程と、
これらのカッター付き編針のうちの少なくとも1つを制御して、前記第1パイルループに対して糸切断を行わせてロングパイル組織を形成させる、第1糸切断工程と、
複数のカッターのうちの1つを制御して、前記第2パイルループに対して糸切断を行わせて別のロングパイル組織を形成させる、第2糸切断工程とを含み、
前記第1ループ形成工程は前記第1糸切断工程とは続かず、これらのカッター付き編針が突き出して前記第1パイルループを切開する時に、これらのカッター付き編針のうち糸を切断しようとするものに含まれるラッチニードルには完全にループが除去されており、これらのカッター付き編針のうち糸を切断しようとするものが既に少なくとも1つの平編カムを通過していることを特徴とする丸編機で両面ロングパイル編み物を編む方法。
【請求項7】
前記方法で、前記第1ループ形成工程、前記第2ループ形成工程、前記第1糸切断工程及び前記第2糸切断工程をこの順に行うことを特徴とする請求項6に記載の丸編機で両面ロングパイル編み物を編む方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、丸編機及びその編み方に関し、特に、両面ロングパイル編み物を編むための丸編機及びその編む方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1ではその図16に両面パイル編み物が開示されている。しかしながら、当該技術案は、実際には、片面パイル編み物を編むための丸編機だけを開示しており、丸編機の設計に関しては、別の面の糸切断構造を増設するだけではなく、考慮すべき事項が依然として多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
韓国登録特許第KR101457067B1号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、従来の丸編機は編む時に両面ロングパイル編み物を完成させることができないという課題を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の目的を達成するためになされたものであって、水平ニードルベッドと、シンカーベッドと、垂直ニードルベッドとを含む丸編機である。当該水平ニードルベッドは、複数の引掛け針と、間隔をあけてこれらの引掛け針の間に設けられる複数のカッターとを備え、当該シンカーベッドは、複数のシンカーを備え、当該垂直ニードルベッドは、複数のカッター付き編針と、間隔をあけてこれらのカッター付き編針の間に設けられる複数のかぎ針とを備える。当該丸編機は、両面ロングパイル編み物を編むためのものであり、これらのカッター付き編針は、それぞれ、これらの引掛け針及びこれらのかぎ針と基礎組織、及び当該基礎組織に接続される第1パイルループと第2パイルループを形成させ、当該第1パイルループ及び当該第2パイルループがそれぞれこれらのカッター付き編針及びこれらのカッターによって切開されて、それぞれ当該基礎組織2つの対向面に位置する複数のロングパイルが形成され、これらのカッター付き編針が突き出して当該第1パイルループを切開しようとする前に、これらのカッター付き編針のうち糸を切断しようとするものに含まれるラッチニードルには完全にループが除去されており、これらのカッター付き編針のうち糸を切断しようとするものが既に少なくとも1つの平編カムを通過している。
【0006】
一実施例では、これらのカッター付き編針のそれぞれは、ラッチニードルアセンブリ及びプレートによって組み合わされる。
【0007】
一実施例では、これらのカッター付き編針のそれぞれは、当該ラッチニードルと、水平高さが当該ラッチニードルより低い切刃とを含み、当該ラッチニードルは、これらのカッター付き編針のそれぞれのヘッドである。
【0008】
一実施例では、これらの引掛け針、これらのカッター、これらのシンカー、これらのカッター付き編針及びこれらのかぎ針は、それぞれ、複数のカムによってガイドされて動作する。
【0009】
また、本発明は、丸編機で両面ロングパイル編み物を編む方法を提供し、当該方法は、
2つの糸を給糸し、複数のカッター付き編針のうちの少なくとも1つ及び複数のかぎ針のうちの少なくとも1つで、当該2つの糸のうちの1つによって形成される基礎組織、及び、当該基礎組織に接続される第1パイルループを編成する、第1ループ形成工程と、
2つの糸を給糸し、これらのカッター付き編針のうちの少なくとも1つ及び複数の引掛け針のうちの少なくとも1つで、当該2つの糸のうちの1つによって形成される当該基礎組織、及び、当該基礎組織に接続される第2パイルループを編成する工程であって、当該第1パイルループと当該第2パイルループは、当該基礎組織の両側に位置する、第2ループ形成工程と、
これらのカッター付き編針のうちの少なくとも1つを制御して、当該第1パイルループに対して糸切断を行わせてロングパイル組織を形成させる、第1糸切断工程と、
複数のカッターのうちの1つを制御して、当該第2パイルループに対して糸切断を行わせて別のロングパイル組織を形成させる、第2糸切断工程とを含み、
当該第1ループ形成工程は当該第1糸切断工程とは続かず、これらのカッター付き編針が突き出して当該第1パイルループを切開する時に、これらのカッター付き編針のうち糸を切断しようとするものに含まれるラッチニードルには完全にループが除去されており、これらのカッター付き編針のうち糸を切断しようとするものが既に少なくとも1つの平編カムを通過している。
【0010】
一実施例では、当該方法で、当該第1ループ形成工程、当該第2ループ形成工程、当該第1糸切断工程及び当該第2糸切断工程をこの順に行う。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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