TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025074483
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185313
出願日
2023-10-30
発明の名称
繊維体堆積装置及びシート製造装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D04H
1/40 20120101AFI20250507BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】ドラム内における解繊物の量を高精度に推定することが可能な繊維体堆積装置及びシート製造装置を提供する。
【解決手段】繊維体堆積装置の分散部18は、繊維を含む混合物が通過する開口が形成され、中心軸Ax回りに所定の回転方向に回転することにより、内部に導入された混合物M7を開口から外部に放出するドラム181と、ドラム181内において、中心軸Axよりも鉛直上方側に配置され、ドラム181内の混合物を分散させる第2分散部材32と、ドラム181内にエネルギー線を出射して、ドラム181内の混合物を検出する検出部40と、を備え、検出部40は、回転方向において第2分散部材32の下流側に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維を含む材料が通過する開口が形成され、中心軸回りに所定の回転方向に回転することにより、内部に導入された前記材料を前記開口から外部に放出するドラムと、
前記ドラム内において、前記中心軸よりも鉛直上方側に配置され、前記ドラム内の前記材料を分散させる分散部材と、
前記ドラム内にエネルギー線を出射して、前記ドラム内の前記材料を検出する検出部と、を備え、
前記検出部は、前記回転方向において前記分散部材の下流側に配置されていることを特徴とする繊維体堆積装置。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の繊維体堆積装置であって、
前記検出部は、前記分散部材に取付け部材を介して取り付けられていることを特徴とする繊維体堆積装置。
【請求項3】
請求項2に記載の繊維体堆積装置であって、
前記検出部は、超音波を出射する出射部と、前記超音波を入射する入射部とを備えた超音波センサーであり、
前記取付け部材は、第1部材及び第2部材を含み、
前記出射部は、前記第1部材及び前記第2部材を順に経由して前記入射部に接続され、
前記第1部材と前記第2部材とでは、音響インピーダンスが異なることを特徴とする繊維体堆積装置。
【請求項4】
請求項3に記載の繊維体堆積装置であって、
前記第1部材及び前記第2部材の一方の音響インピーダンスは、他方の音響インピーダンスの2倍以上であることを特徴とする繊維体堆積装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の繊維体堆積装置と、
前記繊維体堆積装置で堆積された堆積物に加圧及び加熱を行うことでシートを成形する成形部と、を備えることを特徴とするシート製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維体堆積装置及びシート製造装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、繊維を含む原料を乾式で解繊し、解繊された原料を含む混合物を堆積させてシート状に成形するシート製造装置が記載されている。このシート製造装置において、混合物を堆積させる堆積部は、多孔質スクリーンを有するドラムと、ドラムの内側で回転する回転体とを有している。ドラム内に供給された解繊物は、回転体の回転によりドラム内でほぐされながら多孔質スクリーンを通過することによって分散され、ベルト上に堆積する。また、堆積部には、ドラム内に存在する解繊物の量を推定するために、超音波等のエネルギー線を出射する出射部と、出射部から出射されたエネルギー線を入射する入射部とが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-41156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような構成では、出射部から出射されたエネルギー線が、回転する回転体によって遮られることがあるため、解繊物の量を正確に推定することが困難であるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
繊維体堆積装置は、繊維を含む材料が通過する開口が形成され、中心軸回りに所定の回転方向に回転することにより、内部に導入された前記材料を前記開口から外部に放出するドラムと、前記ドラム内において、前記中心軸よりも鉛直上方側に配置され、前記ドラム内の前記材料を分散させる分散部材と、前記ドラム内にエネルギー線を出射して、前記ドラム内の前記材料を検出する検出部と、を備え、前記検出部は、前記回転方向において前記分散部材の下流側に配置されていることを特徴とする。
【0006】
シート製造装置は、上記の繊維体堆積装置と、前記繊維体堆積装置で堆積された堆積物に加圧及び加熱を行うことでシートを成形する成形部と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
繊維体堆積装置を備えるシート製造装置を示す概略側面図。
繊維体堆積装置が備える分散部の断面図。
図2に示す分散部のA-A線断面図。
A-A線で切断した場合の分散部の斜視図。
検出部を示す正面図。
接続部材の構成を示す分解斜視図であり、出射部側の構成を示す図。
接続部材の構成を示す分解斜視図であり、入射部側の構成を示す図。
回転するドラム内における繊維体の軌道を示す図。
繊維長の度数分布を原料の種類別に示したグラフ。
ドラムの回転数と実際の混合物の滞留量との関係を、原料の種類別に示したグラフ。
検出部の検出値と実際の滞留量との関係、及び検出部の検出値とドラムの回転数との関係を原料の種類別に示したグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本実施形態の繊維体堆積装置及びシート製造装置について説明する。
図1は、本実施形態に係る繊維体堆積装置1を備えるシート製造装置100を示す概略側面図である。図2は、繊維体堆積装置1が備える分散部18の断面図である。
各図には、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸が示されてる。本実施形態において、X軸とY軸とを含むXY平面は、水平であり、Z軸は、鉛直である。また、各軸の矢印が向いた方向を+方向、その反対方向を-方向とする。また、+Z方向を「上」または「上方」、-Z方向を「下」または「下方」と言う場合がある。
【0009】
図1に示すシート製造装置100は、原料M1の粗砕と解繊とを行った後、結合素材を混合して、繊維体堆積装置1によって堆積させる。そして、この堆積物を成形部20によって成形することでシート状の成形体であるシートSを生成する。
【0010】
図1に示すように、シート製造装置100は、原料供給部11と、粗砕部12と、解繊部13と、選別部14と、第1ウェブ形成部15と、細分部16と、混合部17と、分散部18と、第2ウェブ形成部19と、成形部20と、切断部21と、ストック部22と、回収部27と、これらの動作を制御する制御部28と、を備えている。これらのうち、分散部18及び第2ウェブ形成部19が繊維体堆積装置1を構成する。なお、分散部18よりも上流側、即ち原料供給部11から混合部17までの全部または一部を繊維体堆積装置1の構成要素として捉えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
織編物
1日前
個人
マフラーの製造方法
21日前
個人
編み動作部品構造
1か月前
東レ株式会社
不織布および衣料
1か月前
株式会社島精機製作所
横編機
28日前
東レ株式会社
不織布およびワイピング用シート
1か月前
ティー・ディー・イー株式会社
クリーナー
28日前
日本エクスラン工業株式会社
アクリレート系繊維不織布
2日前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
1か月前
ユニチカ株式会社
衛材用素材
1か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
今日
株式会社エアウィーヴ
フィラメント3次元結合体の製造装置
28日前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置の制御方法
1か月前
東洋紡エムシー株式会社
スパンボンド不織布、及びこれを備えたフィルタ
1か月前
ユニチカトレーディング株式会社
油吸着材用不織布及び油吸着材用積層体
1か月前
三井化学株式会社
不織布及びその製造方法
13日前
王子ホールディングス株式会社
通気性不織布積層体およびその製造方法
1か月前
セイコーエプソン株式会社
収納装置および繊維構造体製造装置
17日前
セイコーエプソン株式会社
繊維体堆積装置及びシート製造装置
1日前
佰龍機械廠股ふん有限公司
カットパイルを備える緯編編み物
15日前
花王株式会社
吸収性物品用不織布の製造方法
1か月前
シンワ株式会社
吸収性物品用不織布及びその製造方法
29日前
倉敷紡績株式会社
編地及びそれを用いた染色編地の製造方法
21日前
株式会社クロダレース
ラッシェル編地、ラッシェル編地製品、及びラッシェル編地の製造方法
21日前
セイコーエプソン株式会社
堆積物製造装置、シート製造装置およびシート製造方法
17日前
日本製紙クレシア株式会社
ウェットティシュー及びウェットティシュー用基布の製造方法
1か月前
佰龍機械廠股ふん有限公司
丸編機及び丸編機で両面ロングパイル編み物を編む方法
1か月前
東洋紡せんい株式会社
芯鞘紡績糸を含む編地、及び体操服またはTシャツ
1か月前
関西電子株式会社
粒子分散長繊維交絡集合体
1か月前
エム・エーライフマテリアルズ株式会社
不織布、及び該不織布を含む吸収性物品、並びに該不織布の製造方法
1か月前
林テレンプ株式会社
ダブルニット丸編地、編物製品、ダブルニット丸編地製造方法、及び、編地押さえ具
3日前
トヨタ紡織株式会社
ポリアクリロニトリル系ナノファイバー不織布の製造方法及び固体高分子形燃料電池用の電解質膜の製造方法
1か月前
他の特許を見る