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公開番号2025108714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025071440,2021149533
出願日2025-04-23,2021-09-14
発明の名称防風用丸編地
出願人東洋紡せんい株式会社
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類D04B 1/00 20060101AFI20250715BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】防風性に優れた丸編地を提供する。
【解決手段】ダブルニットの丸編地であり、前記丸編地は、ポリブチレンテレフタレート仮撚糸を20質量%以上含み、前記丸編地の一方の面はニット-ウエルト構造を有し、前記一方の面の組織の全構造に対するニット-ウエルト構造の比率が0.25以上、1.00以下であることを特徴とする防風用丸編地。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ダブルニットの丸編地であり、
前記丸編地は、ポリブチレンテレフタレート仮撚糸を20質量%以上含み、
前記丸編地の一方の面はニット-ウエルト構造を有し、前記一方の面の組織の全構造に対するニット-ウエルト構造の比率が0.25以上、1.00以下であることを特徴とする防風用丸編地。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記ポリブチレンテレフタレート仮撚糸は、下記(1)および下記(2)よりなる群から選択される少なくとも1種の仮撚糸である請求項1に記載の防風用丸編地。
(1)ポリブチレンテレフタレート繊維を含む仮撚糸
(2)ポリブチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレートの複合繊維を含む仮撚糸
【請求項3】
前記一方の面におけるコース密度が60(個/2.54cm)以上、120(個/2.54cm)以下である請求項1または2に記載の防風用丸編地。
【請求項4】
前記一方の面におけるウエール密度が50(個/2.54cm)以上、120(個/2.54cm)以下である請求項1~3のいずれかに記載の防風用丸編地。
【請求項5】
目付が100g/m

以上、250g/m

以下である請求項1~4のいずれかに記載の防風用丸編地。
【請求項6】
前記ポリブチレンテレフタレート仮撚糸が構成する全構造に対する、前記ポリブチレンテレフタレート仮撚糸が構成するニット-ウエルト構造の比率が0.45以上である請求項1~5のいずれかに記載の防風用丸編地。
【請求項7】
前記ポリブチレンテレフタレート仮撚糸の伸縮伸長率が40%以上、70%以下である請求項1~6のいずれかに記載の防風用丸編地。
【請求項8】
通気度が10cc/cm

/秒以上、40cc/cm

/秒以下である請求項1~7のいずれかに記載の防風用丸編地。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防風用丸編地に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、編地は織物と比べて通気性が高く、風が通り易く寒いという欠点を有していた。このような欠点を解消するために様々な試みがなされている。例えば特許文献1には、単層もしくは2層以上からなる編地であって、少なくとも外層が単糸繊度0.2~3.0デシテックスの繊維から構成されるとともに、該編地の少なくとも1層が45コース以上/2.54cmかつ45ウエール以上/2.54cmの編目密度を有し、該編地の通気度が5~50cc/cm
2
・secであって、吸水加工が施されている保温編地が開示されて
いる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-363843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来では、特許文献1のように経編地の防風性向上について様々な開発がなされていたが、丸編地の防風性向上についての開発は十分になされていなかった。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、防風性に優れた丸編地を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施の形態に係る防風用丸編地は下記[1]の通りである。
[1]ダブルニットの丸編地であり、
前記丸編地は、ポリブチレンテレフタレート仮撚糸を20質量%以上含み、
前記丸編地の一方の面はニット-ウエルト構造を有し、前記一方の面の組織の全構造に対するニット-ウエルト構造の比率が0.25以上、1.00以下であることを特徴とする防風用丸編地。
【0006】
上記の通り、丸編地の一方の面におけるニット-ウエルト構造の比率が0.25以上であり、且つ、丸編地がポリブチレンテレフタレート仮撚糸を20質量%以上含むことにより、丸編地は優れた防風性を発揮することができる。防風用丸編地の好ましい態様は以下の[2]~[8]のいずれかの通りである。
[2]前記ポリブチレンテレフタレート仮撚糸は、下記(1)および下記(2)よりなる群から選択される少なくとも1種の仮撚糸である[1]に記載の防風用丸編地。
(1)ポリブチレンテレフタレート繊維を含む仮撚糸
(2)ポリブチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレートの複合繊維を含む仮撚糸
[3]前記一方の面におけるコース密度が60(個/2.54cm)以上、120(個/2.54cm)以下である[1]または[2]に記載の防風用丸編地。
[4]前記一方の面におけるウエール密度が50(個/2.54cm)以上、120(個/2.54cm)以下である[1]~[3]のいずれかに記載の防風用丸編地。
[5]目付が100g/m

以上、250g/m

以下である[1]~[4]のいずれかに記載の防風用丸編地。
[6]前記ポリブチレンテレフタレート仮撚糸が構成する全構造に対する、前記ポリブ
チレンテレフタレート仮撚糸が構成するニット-ウエルト構造の比率が0.45以上である[1]~[5]のいずれかに記載の防風用丸編地。
[7]前記ポリブチレンテレフタレート仮撚糸の伸縮伸長率が40%以上、70%以下である[1]~[6]のいずれかに記載の防風用丸編地。
[8]通気度が10cc/cm

/秒以上、40cc/cm

/秒以下である[1]~[7]のいずれかに記載の防風用丸編地。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、上記構成により、防風性に優れた丸編地を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1(a)、(b)は、ニット-ウエルト構造と、ニットループ、タックループ、ウエルトと各個数の数え方を説明するための編組織図である。
図2は、実施例1の編地の編組織図である。
図3は、実施例2の編地の編組織図である。
図4は、実施例3の編地の編組織図である。
図5は、実施例4の編地の編組織図である。
図6は、実施例5の編地の編組織図である。
図7は、実施例6の編地の編組織図である。
図8は、実施例7の編地の編組織図である。
図9は、実施例8の編地の編組織図である。
図10は、実施例9の編地の編組織図である。
図11は、比較例1の編地の編組織図である。
図12は、比較例2の編地の編組織図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態に係る防風用丸編地は、ダブルニットの丸編地であり、丸編地は、ポリブチレンテレフタレート仮撚糸を20質量%以上含み、丸編地の一方の面はニット-ウエルト構造を有し、一方の面の組織の全構造に対するニット-ウエルト構造の比率が0.25以上、1.00以下である。
【0010】
上記の通り、丸編地の一方の面におけるニット-ウエルト構造の比率が0.25以上であり、且つ、丸編地がポリブチレンテレフタレート仮撚糸を20質量%以上含むことにより、丸編地は優れた防風性を発揮することができる。以下では防風用丸編地の各構成について詳述する。なお本明細書において例示する糸、繊維、樹脂、添加剤等は、特に断りのない限り、単独で又は複数種を組合せて使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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