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公開番号2025088484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203208
出願日2023-11-30
発明の名称充填材
出願人株式会社ワコール
代理人個人,個人,個人
主分類D04H 1/02 20060101AFI20250604BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】袋状の容器に充填された場合に、容器を任意の形状に保つことができる充填材を提供する。
【解決手段】充填材は、熱可塑性エラストマーを含有するメルトブローン繊維集合体の破砕物である。かさ高性試験に基づく圧縮回復性において、圧縮率が30%以上であり、且つ回復率が80%未満である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
熱可塑性エラストマーを含有するメルトブローン繊維集合体の破砕物であって、
かさ高性試験に基づく圧縮回復性において、圧縮率が３０％以上であり、且つ回復率が８０％未満である、充填材。
続きを表示（約 200 文字）【請求項２】
かさ高性試験に基づく圧縮回復性において、反発率が１２０％以上である、請求項１に記載の充填材。
【請求項３】
前記メルトブローン繊維集合体は、熱可塑性ポリウレタンエラストマーを含有する、請求項１又は２に記載の充填材。
【請求項４】
前記メルトブローン繊維集合体は、熱可塑性ポリエステルエラストマーを含有する、請求項１又は２に記載の充填材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、例えば、衣料用部材又は寝具等の内部に充填される充填材に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、特許文献１，２に記載されるように各種の充填材が知られている。特許文献１には、石英やガラスビーズ等からなる粒状充填材を含有するメラミン／ホルムアルデヒドフォーム材料が記載されている。このフォーム材料は、断熱若しくは防音のため、又は、クッション性付与のために使用される。特許文献２には、発泡性ビーズを発泡させることにより得られる発泡粒子からなるクッション材用充填材が記載されている。この発泡粒子は、一旦変形した後に加熱処理等によってもとの形状に復元する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特表２０１４－５０６６１９号公報
特開２００３－３０４９４８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
充填材は、容器の内部に充填される。例えば、所定量の充填材が、収納袋に収納されることにより、衣料用部材又は寝具等が形成される。従来の充填材では、組織が変形しやすいため、収納袋を意図した形状に保つことは難しかった。
【０００５】
本発明は、収納袋に充填された場合に、収納袋に形状保持力を持たせる充填材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
［１］本開示の一態様に係る充填材は、熱可塑性エラストマーを含有するメルトブローン繊維集合体の破砕物であって、かさ高性試験に基づく圧縮回復性において、圧縮率が３０％以上であり、且つ回復率が８０％未満である。
【０００７】
［１］の充填材を収納袋に充填することにより、収納袋は任意の形状に容易に変形し、その形状が適度に保持される。よって、充填材は、収納袋に形状保持力を持たせる。また、充填材同士の間に静電気が発生しにくい。収納袋の形状を変化させた際、充填材同士が擦れ合うが、擦れ音の発生も抑えられる。
【０００８】
［２］上記［１］の充填材において、かさ高性試験に基づく圧縮回復性において、反発率が１２０％以上であってもよい。
【０００９】
［３］上記［１］又は［２］の充填材において、メルトブローン繊維集合体は、熱可塑性ポリウレタンエラストマーを含有してもよい。
【００１０】
［４］上記［１］～［３］の何れか一つの充填材において、メルトブローン繊維集合体は、熱可塑性ポリエステルエラストマーを含有してもよい。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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