TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025105631
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2025067050,2022099454
出願日
2025-04-15,2022-06-21
発明の名称
ロール状ペーパータオル
出願人
日本製紙クレシア株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D04H
1/26 20120101AFI20250703BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】コア外径が一定の範囲である、1プライで高坪量かつ吸水性に優れるロール状ペーパータオルにおいて、ロールの巻き取りやすさと、コアつぶれのしにくさとが良好であり、製品として使いやすく、また物流効率が良い、ロール状ペーパータオルを提供する。
【解決手段】パルプ繊維及び合成繊維を含有した1プライのペーパータオルが、ロール状に巻き取られたロール状ペーパータオルであって、ペーパータオルの坪量が40g/m
2
以上150g/m
2
以下であり、ロールの巻直径が75mm以上160mm以下、ロール密度が0.05g/cm
3
以上0.19g/cm
3
以下、ロールのコア外径が25mm以上55mm以下であり、((ロールのコア外径の面積)/(ロールの中心からコアまでの空洞部を除いた、ロールの断面積))×100で示す値が5以上40以下であることを特徴とする、ロール状ペーパータオルを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パルプ繊維及び合成繊維を含有した1プライのペーパータオルが、ロール状に巻き取られたロール状ペーパータオルであって、
前記ペーパータオルの坪量が40g/m
2
以上150g/m
2
以下であり、
ロールの巻直径が75mm以上160mm以下、ロール密度が0.05g/cm
3
以上0.19g/cm
3
以下、ロールのコア外径が25mm以上55mm以下であり、
((ロールのコア外径の面積)/(ロールの中心からコアまでの空洞部を除いた、ロールの断面積))×100で示す値が5以上40以下であることを特徴とする、ロール状ペーパータオル。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
ロールの中心からコアまでの空洞部を除いた、ロールの断面積が30cm
2
以上190cm
2
以下であることを特徴とする、請求項1に記載のロール状ペーパータオル。
【請求項3】
前記ペーパータオルのMD方向の曲げこわさが10μN・m以上130μN・m以下であることを特徴とする、請求項1に記載のロール状ペーパータオル。
【請求項4】
ロールのコアの見かけの坪量が200g/m
2
以上520g/m
2
以下であることを特徴とする、請求項1に記載のロール状ペーパータオル。
【請求項5】
前記ペーパータオルのDMDTが8N/25mm以上75N/25mm以下であり、DCDTが2N/25mm以上50N/25mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のロール状ペーパータオル。
【請求項6】
ロールのコアの固さが0.4mm以上3.0mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のロール状ペーパータオル。
【請求項7】
(前記ペーパータオルのMD方向の曲げこわさ)×(ロールのコアの固さ)で示す値が5以上360以下であることを特徴とする、請求項1に記載のロール状ペーパータオル。
【請求項8】
前記ペーパータオルの単位面積当たりの吸水量が210g/m
2
以上520g/m
2
以下であることを特徴とする、請求項1に記載のロール状ペーパータオル。
【請求項9】
ロールの巻長が7m以上24m以下であることを特徴とする、請求項1に記載のロール状ペーパータオル。
【請求項10】
前記ペーパータオルの紙厚が200μm以上1400μm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のロール状ペーパータオル。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パルプ繊維及び合成繊維を含むロール状ペーパータオルに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ハンドタオルロール、キッチンタオルロール等の、厚手の紙をロール状に巻き取ったロール状ペーパータオルが市販されている。
ペーパータオルは、キッチン周りの油汚れ掃除、水拭き、食品の水切り等、様々な用途が存在する。ペーパータオルには、水及び油に対する優れた吸収性、掃除用途に使用した際にも簡単に破れず継続使用に耐える強度が求められているが、そのような強度を紙に付与するための技術として、合成繊維にパルプ繊維を水流交絡する技術が開発されている。
【0003】
合成繊維にパルプ繊維を水流交絡する技術の先行技術文献としては、例えば、特許文献1にはパルプ繊維ウエブと合成繊維ウエブとを水流交絡処理して得られる不織布ワイパーであって、パルプ繊維ウエブに含まれるパルプ繊維の平均繊維長が1.0~5.0mmであり、当該不織布ワイパーの坪量が20~42g/m
2
であり、構成比がパルプ繊維ウエブ70~50質量%、合成繊維ウエブ30~50質量%である、ことを特徴とする不織布ワイパーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-193634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常のペーパータオルの場合、巻長や巻直径(巻径ともいう)に合わせてコアの外径を自由に調節することが可能だが、合成繊維を含有する高坪量のペーパータオルをロール状に巻き取ったロール状ペーパータオルでは、巻直径が一定の範囲でコアの外径(コア外径)が大きくしすぎると巻長が短くなるため、1ロール当たりの物流効率に劣る。また、巻き取り始めやログソー(断裁機)カット時のコアつぶれが起こりやすくなる。
【0006】
そこで、巻長を長くして巻直径を大きくすると、手に持ちづらくなり、ロール状ペーパータオルの製品としての使いやすさに劣る。逆に、巻直径をそのままとして巻長のみを長くすると、固巻きとなるため、ログソーカット時のコアつぶれが起こりやすくなる。一方で、コア外径を小さくしすぎると、高坪量のペーパータオルの場合、ピックアップ(ロール状に巻き取る時の、コアに最初に接するペーパータオルの先端部分)の巻き付きが悪くなる。
【0007】
以上のことから、高坪量のロール状ペーパータオルでは、コア外径の大きさと物流効率、巻き取り時やログソーカット時のコアつぶれのしにくさや巻き取りやすさ、製品としての使いやすさを高水準で両立することが困難であった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コア外径が一定の範囲である、1プライで高坪量かつ吸水性に優れるロール状ペーパータオルにおいて、ロールの巻き取りやすさと、コアつぶれのしにくさとが良好であり、製品として使いやすく、また物流効率が良い、ロール状ペーパータオルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは鋭意検討を行い、パルプ繊維及び合成繊維を含有した1プライのペーパータオルが、ロール状に巻き取られたロール状ペーパータオルにおいて、ペーパータオルの坪量、ロールの巻直径、ロール密度、ロールのコアの外径及びロールの断面積に対するコアの外径の面積の比率を所定の数値範囲内に規定することで、コア外径が一定の範囲である、1プライで高坪量かつ吸水性に優れるロール状ペーパータオルにおいて、ロールの巻き取りやすさと、コアつぶれのしにくさとが良好であり、製品として使いやすく、また物流効率が良い、ロール状ペーパータオルとすることができ、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
【0010】
(1)本発明の第1の態様は、パルプ繊維及び合成繊維を含有した1プライのペーパータオルが、ロール状に巻き取られたロール状ペーパータオルであって、上記ペーパータオルの坪量が40g/m
2
以上150g/m
2
以下であり、ロールの巻直径が75mm以上160mm以下、ロール密度が0.05g/cm
3
以上0.19g/cm
3
以下、ロールのコア外径が25mm以上55mm以下であり、((ロールのコア外径の面積)/(ロールの中心からコアまでの空洞部を除いた、ロールの断面積))×100で示す値が5以上40以下であることを特徴とする、ロール状ペーパータオルである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
編地
17日前
東レ株式会社
織編物
2か月前
東レ株式会社
編物、繊維製品および詰め物
1か月前
株式会社ワコール
充填材
1か月前
東レ株式会社
不織布およびエアフィルター濾材
1か月前
株式会社島精機製作所
筒状編地の編成方法
2か月前
株式会社秋江
布製品
2か月前
セーレン株式会社
緯編地
24日前
日本エクスラン工業株式会社
アクリレート系繊維不織布
2か月前
帝人フロンティア株式会社
しみ防止布帛および繊維製品
1か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
2か月前
セイコーエプソン株式会社
シート成形装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
1か月前
株式会社ヴィオレッタ
メッシュ経編地及び繊維製品
2日前
ユニチカ株式会社
シート
11日前
セイコーエプソン株式会社
二酸化炭素排出量の管理方法
1か月前
三井化学株式会社
不織布及びその製造方法
2か月前
セイコーエプソン株式会社
収納装置および繊維構造体製造装置
2か月前
セイコーエプソン株式会社
繊維体堆積装置及びシート製造装置
2か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置及びシート製造方法
1か月前
佰龍機械廠股ふん有限公司
カットパイルを備える緯編編み物
2か月前
日本バイリーン株式会社
摩擦帯電不織布、および、当該摩擦帯電不織布を備えた濾材
11日前
美津濃株式会社
被服用編地、及びそれを含む被服
1か月前
パナテックス株式会社
格子状ラッセルネット及びその製造方法
1か月前
株式会社創陽コーポレーション
タオル及びタオルの製造方法
12日前
株式会社ノリタケ
フィーダーおよびダブルニット編地を生産する方法
2か月前
セイコーエプソン株式会社
堆積物製造装置、シート製造装置およびシート製造方法
2か月前
TOPPANホールディングス株式会社
不織布シート及びガスフィルタ
9日前
エム・エーライフマテリアルズ株式会社
不織布、不織布積層体及び衛生用品
1か月前
花王株式会社
吸収性物品用不織布
2か月前
ユニ・チャーム株式会社
吸収性物品の液透過性シート用の不織布、及び当該不織布の製造方法
9日前
日本製紙クレシア株式会社
ロール状ペーパータオル
9日前
セイコーエプソン株式会社
シート製造方法およびシート製造装置
9日前
リア・コーポレーション
製品、製造工具、製造方法及びシステム
1か月前
林テレンプ株式会社
ダブルニット丸編地、編物製品、ダブルニット丸編地製造方法、及び、編地押さえ具
2か月前
続きを見る
他の特許を見る