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公開番号
2025109732
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2025075842,2022030371
出願日
2025-04-30,2022-02-28
発明の名称
ペーパータオルロール
出願人
日本製紙クレシア株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A47L
13/16 20060101AFI20250717BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】高坪量かつ高吸水性のペーパータオルを巻回したペーパータオルロールであって、製造時におけるテールシール部3の剥がれ難さと使用時のテールシール部3の剥がし易さ及び水濡れ時の粘着感の少なさとを両立し、持ちやすさが良好であるペーパータオルロールを提供する
【解決手段】パルプ繊維を主体として合成繊維を含有する1plyのシートをロール状に巻き取り、ペーパータオルシート1xのテール部4と、ペーパータオルロール1の最外周面とをグルーにより接着したテールシール部3を有し、ペーパータオルシート1xは、坪量が40g/m
2
以上150g/m
2
以下、吸水量が210g/m
2
以上520g/m
2
以下であり、グルーの塗布量が0.5g以上5g以下であり、前記ペーパータオルロール1は、ロール密度が0.05g/cm
3
以上0.19g/cm
3
以下、巻直径が75mm以上160mm以下であるペーパータオルロール1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パルプ繊維を主体として合成繊維を含有する1plyのペーパータオルシートをロール状に巻き取ったペーパータオルロールであって
前記ペーパータオルシートのテール部と、前記ペーパータオルロールの最外周面と、をグルーにより接着したテールシール部を有し、
前記ペーパータオルシートは、坪量が40g/m
2
以上150g/m
2
以下、
吸水量が210g/m
2
以上520g/m
2
以下であり、
前記グルーの塗布量が0.5g以上5g以下、
前記ペーパータオルロールは、ロール密度が0.05g/cm
3
以上0.19g/cm
3
以下、巻直径が75mm以上160mm以下であるペーパータオルロール。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記グルーの塗布幅が2mm以上30mm以下である、請求項1に記載のペーパータオルロール。
【請求項3】
前記テール部の長さが4mm以上45mm以下である、請求項1又は請求項2に記載のペーパータオルロール。
【請求項4】
前記ペーパータオルシートの厚さが200μm以上1400μm以下である、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のペーパータオルロール。
【請求項5】
前記グルーの剥離強度が0.6N/76mm以上8N/76mm以下である、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のペーパータオルロール。
【請求項6】
前記ペーパータオルシートはその表面にエンボスを有し、前記エンボスの深さが0.07mm以上1.8mm以下である、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のペーパータオルロール。
【請求項7】
前記ペーパータオルシートのMD方向の曲げこわさが10μN・m以上130μN・m以下である、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のペーパータオルロール。
【請求項8】
前記ペーパータオルシートのDMDTが8N/25mm以上75N/25mm以下であり、DCDTが2N/25mm以上50N/25mm以下である請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のペーパータオルロール。
【請求項9】
前記ペーパータオルシートは、全体の坪量に対する前記合成繊維の割合が5重量%以上50重量%以下、前記パルプ繊維の割合が50重量%以上95重量%以下である、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のペーパータオルロール。
【請求項10】
前記合成繊維の坪量が4g/m
2
以上40g/m
2
以下、前記パルプ繊維の坪量が33g/m
2
以上120g/m
2
以下である、請求項9のペーパータオルロール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペーパータオルロールに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ペーパータオルには、キッチン周りの油汚れ掃除、水拭き、食品の水切り等、様々な用途がある。そこで、ペーパータオルには、水及油に対する優れた吸収性、掃除用途に使用した際にも簡単に破れず継続使用に耐える強度が求められている。以上のような課題を解決するために、種々の提案がなされている。
【0003】
特許文献1には、帯状の2プライのキッチンペーパー原反をロール状に巻きとり、その巻き終わり部分であるテール部を所定の接着糊によりロールの最外周面に接着してテールシールを行なう、キッチンペーパーロールの製造方法が記載されている(請求項1)。
所定の接着糊とは、第1の接着剤と第2の接着剤とを含有し、第1の接着剤は、セルロース系、澱粉系、アクリル樹脂系又はこれらの混合物を含有し、30℃における粘度が5~200mPa・sである水溶性接着剤であり、第2の接着剤は、ポリエチレンオキシド系、ポリエチレングリコール系又はこれらの混合物を含有し、30℃における粘度が2000~3000mPa・sである水溶性接着剤である。特許文献1によれば、キッチンペーパーロールを製造する際のテールシールの接着不良が防止され、キッチンペーパーロールの製造時の歩留まりが向上し、さらに副次的にキッチンペーパーロールに用いうるキッチンペーパーの吸水性を向上させることができると記載されている(段落0018)。
【0004】
特許文献2には、帯状の2プライのキッチンペーパー原反をロール状に巻き取り、その巻き終わり部分であるテール部を所定の接着糊により得られたロールの最外周面に接着してテールシールを行なう、キッチンペーパーロールの製造方法が記載されている(請求項1)。所定の接着糊は、第1の接着剤と第2の接着剤とを含有し、第1の接着剤はセルロース系、澱粉系、アクリル樹脂系又はこれらの混合物を含有し、30℃における粘度が5~200mPa・sである水溶性接着剤と、30℃における粘度が10000~20000mPa・sであるポリビニルアルコール系水溶性接着剤と、の混合物であり、第2の接着剤は、ポリエチレンオキシド系、ポリエチレングリコール系又はこれらの混合物を含有し、30℃における粘度が2000~3000mPa・sである水溶性接着剤である。特許文献2によれば、キッチンペーパーロールを製造する際のテールシールの接着不良が防止され、キッチンペーパーロールの製造時の歩留まりが向上し、さらに副次的にキッチンペーパーロールに用いうるキッチンペーパーの吸水性を向上させることができると記載されている。
【0005】
特許文献3には、テール部又は巻き始め部の少なくとも一部に、シール糊が塗布されたシール部が形成され、シール糊は、セルロースナノファイバーを含有し、シール部が形成されたテール部又は巻き始め部の、テンシロン万能試験機による180度剥離試験で求めた乾燥剥離強度が60~300cNである、ペーパーロールが記載されている(請求項1)。特許文献3によれば、ペーパーにシール糊を塗布したシール部の、接着強度と剥がしやすさとが両立したペーパーロールを提供することができる。
【0006】
特許文献4には、パルプ繊維ウエブと合成繊維ウエブとを水流交絡処理して得られる不織布ワイパーであって、パルプ繊維ウエブに含まれるパルプ繊維の平均繊維長が1.0~5.0mmであり、当該不織布ワイパーの坪量が20~42g/m
2
であり、構成比がパルプ繊維ウエブ70~50質量%、合成繊維ウエブ30~50質量%である不織布ワイパーが記載されている(請求項1)。特許文献4によれば、手軽に使えて、風合いが良く、強度とのバランスに優れ、更には製造コストの面でも優れる不織布ワイパーが提供される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6077795号公報
特許第6077796号公報
特開2021-87615号公報
特開2018-193634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
合成繊維を含有した、高坪量で吸水性に優れたペーパータオルでは、一般的なペーパータオルとは異なり、ペーパータオルロールのテールシール(巻終わりの接着)に用いるグルー(糊)の塗布量及びその組成を自由に調整することが難しい。
【0009】
例えば、一般的なペーパータオルは、グルーの塗布量を少なくすることが好ましいが、吸水性に優れたペーパータオルの場合、グルーの塗布量が少なすぎると、ペーパータオルのシートがグルーを吸収するためテール部で接着し難くなり、ペーパータオルロールのログソーでのカット時やフィルム包装時にテールシールが剥がれ易くなる。逆にグルーの塗布量が多すぎると、ペーパータオルの使用時に水に濡らした際にグルーが溶け出し、粘着感を覚え、使い易さに劣る。また、グルーの塗布面積(塗布幅)が小さすぎると、テールシールが剥がれ易くなり、逆に塗布面積が大きすぎると、ペーパータオルの使用時に剥がし難く、水濡れ時の使い易さに劣る。
【0010】
また、一般的なペーパータオルでは、坪量が高すぎると、シートがグルーを吸収して、テールシールが剥がれ易くなり、吸水性に優れたペーパータオルでは、その傾向がより顕著となる。また、逆にグルーがシートに吸収されるのを防ぐために坪量を低くすると、吸水性に劣る。また、合成繊維を含有する場合、合成繊維は水を吸収しないため、吸水性が顕著に劣る。
(【0011】以降は省略されています)
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