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公開番号
2025064273
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173885
出願日
2023-10-05
発明の名称
横編機
出願人
株式会社島精機製作所
代理人
個人
主分類
D04B
9/22 20060101AFI20250410BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】編成部材の揺動のタイミングを自動で切り替えられる横編機を提供する。
【解決手段】針床とヤーンフィーダーとキャリッジと編成部材とサブカムシステムとを備え、前記サブカムシステムは、前記編成部材を歯口に向かって進退させると共に、前記編成部材の進退方向に交差する方向に前記編成部材を揺動させる横編機である。前記サブカムシステムは、固定カムと可動カムと変位機構と複数の押圧部とを備え、前記複数の押圧部のそれぞれは、前記編成部材を押圧する幅が異なり、前記複数の押圧部のうちの少なくとも一つの押圧部は、前記可動カムに形成されている。前記編成部材は、前記固定カムが作用するバットと、前記複数の押圧部のいずれかが作用する受圧部とを備える。前記変位機構による前記可動カムの変位によって前記受圧部に作用する押圧部が切り替わる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
編針を進退自在に支持する針床と、
前記針床に編糸を給糸するヤーンフィーダーと、
前記編針に編成動作を行わせるメインカムシステムを有するキャリッジと、
前記針床における編地の編成を補助する編成部材と、
前記キャリッジにおける前記メインカムシステムよりも上方に搭載されたサブカムシステムと、を備え、
前記サブカムシステムは、前記編成部材を歯口に向かって進退させると共に、前記編成部材の進退方向に交差する方向に前記編成部材を揺動させる横編機において、
前記サブカムシステムは、
前記キャリッジに対して不動に構成された固定カムと、
前記歯口に向かってスライド自在に構成された可動カムと、
前記固定カムに対する前記可動カムの位置を変える変位機構と、
前記編成部材の進退方向に交差する方向に前記編成部材を押圧する複数の押圧部と、を備え、
前記複数の押圧部のそれぞれは、前記編成部材を押圧する幅が異なり、
前記複数の押圧部のうちの少なくとも一つの押圧部は、前記可動カムに形成されており、
前記編成部材は、
前記固定カムが作用するバットと、
前記複数の押圧部のいずれかが作用する受圧部と、を備え、
前記可動カムの変位によって、前記受圧部に作用する押圧部が切り替わる、
横編機。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記複数の押圧部は、第一押圧部と、前記第一押圧部よりも前記幅が大きい第二押圧部と、を備え、
前記第一押圧部によって揺動された前記編成部材は、前記編糸よりも上方から前記編糸に接触し、
前記第二押圧部によって揺動された前記編成部材は、前記編糸よりも下方から前記編糸に接触する、請求項1に記載の横編機。
【請求項3】
前記第一押圧部と前記第二押圧部が前記可動カムに形成されている、請求項2に記載の横編機。
【請求項4】
前記少なくとも一つの押圧部は着脱自在に構成されている、請求項1または請求項2に記載の横編機。
【請求項5】
前記受圧部は、前記編成部材における前記バットよりも前記歯口に近い位置に配置されている、請求項1または請求項2に記載の横編機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、編地の編成を補助する編成部材を備える横編機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
横編機は、針床とヤーンフィーダーとキャリッジとを備える。針床は、複数の編針のそれぞれを進退自在に支持する。ヤーンフィーダーは、針床の長さ方向に沿って移動し、針床に編糸を給糸する。キャリッジは、編針に作用して編針に編成動作を行わせるメインカムシステムを備える。特許文献1および特許文献2は、針床とヤーンフィーダーとキャリッジに加えて、さらに編成部材とサブカムシステムとを備える横編機を開示する。編成部材は、編地の編成を補助する棒状の部材である。特許文献1では編成部材を糸押え部材と呼んでいる。特許文献2では編成部材を作用部材と呼んでいる。サブカムシステムは、編成部材を歯口に向かって進退させると共に、編成部材の進退方向に交差する方向に編成部材を揺動させる。サブカムシステムはキャリッジに搭載される。
【0003】
特許文献1では、インレイ編成が実施されている。インレイ編成は、編地の編幅方向に沿って延びるインレイ糸を編地に編み込む編成である。特許文献1の横編機では、編成部材がインレイ糸の編地への編み込みを補助する。編成部材は、インレイ糸の上方からインレイ糸に接触し、インレイ糸を歯口の下方に向かって押し下げるように揺動する。
【0004】
特許文献2の横編機は、通常プレーティング編成と反転プレーティング編成とを切り替えることができる。通常プレーティング編成は、主糸と添糸とを重ねて編地を編成する編成方法である。主糸は編地の表側に配置される。反転プレーティング編成は、添糸が編地の表側に配置されるように主糸と添糸とで編地を編成する編成方法である。特許文献2の横編機では、編成部材が主糸と添糸に作用することで、通常プレーティング編成と反転プレーティング編成とが切り替えられる。編成部材は、主糸と添糸よりも下側に進出させ、主糸と添糸の下方から主糸と添糸に接触する。また、特許文献2には記載されていないが、編成部材を揺動により主糸と添糸よりも下側に編成部材を進出させることも可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-13293号公報
国際公開第2018/186499号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1と特許文献2とでは、編成部材が揺動するタイミングが異なる。つまり、特許文献1と特許文献2とでは、編成部材を揺動させるサブカムシステムの形状が異なる。そのため、従来の横編機では、編成部材の揺動のタイミングを変えたい場合、サブカムシステムごと取り換える必要がある。
【0007】
上記事情に鑑み、本発明は、編成部材の揺動のタイミングを自動で切り替えられる横編機を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
<1>本発明の横編機は、
編針を進退自在に支持する針床と、
前記針床に編糸を給糸するヤーンフィーダーと、
前記編針に編成動作を行わせるメインカムシステムを有するキャリッジと、
前記針床における編地の編成を補助する編成部材と、
前記キャリッジにおける前記メインカムシステムよりも上方に搭載されたサブカムシステムと、を備え、
前記サブカムシステムは、前記編成部材を歯口に向かって進退させると共に、前記編成部材の進退方向に交差する方向に前記編成部材を揺動させる横編機であって、
前記サブカムシステムは、
前記キャリッジに対して不動に構成された固定カムと、
前記歯口に向かってスライド自在に構成された可動カムと、
前記固定カムに対する前記可動カムの位置を変える変位機構と、
前記編成部材の進退方向に交差する方向に前記編成部材を押圧する複数の押圧部と、を備え、
前記複数の押圧部のそれぞれは、前記編成部材を押圧する幅が異なり、
前記複数の押圧部のうちの少なくとも一つの押圧部は、前記可動カムに形成されており、
前記編成部材は、
前記固定カムが作用するバットと、
前記複数の押圧部のいずれかが作用する受圧部と、を備え、
前記可動カムの変位によって、前記受圧部に作用する押圧部が切り替わる。
【0009】
<2>上記<1>に記載される横編機の一形態として、
前記複数の押圧部は、第一押圧部と、前記第一押圧部よりも前記幅が大きい第二押圧部と、を備え、
前記第一押圧部によって揺動された前記編成部材は、前記編糸よりも上方から前記編糸に接触し、
前記第二押圧部によって揺動された前記編成部材は、前記編糸よりも下方から前記編糸に接触しても良い。
【0010】
<3>上記<2>に記載される横編機の一形態として、
前記第一押圧部と前記第二押圧部が前記可動カムに形成されていても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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