特許ウォッチ

公開番号2025068286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023178076
出願日2023-10-16
発明の名称収納装置および繊維構造体製造装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D04H 1/736 20120101AFI20250421BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】コンプレッサーの冷却を良好に行うことができるとともに、コンプレッサーによる圧縮空気の生成および供給を安定して行うことができる収納装置および繊維構造体製造装置を提供すること。
【解決手段】繊維構造体の製造に用いられる圧縮空気を供給するコンプレッサーを収納する収納装置であって、コンプレッサーを収納する第1収納部と、コンプレッサーに供給される第1空気を吸気する第1吸気口と、第1空気より高温の第2空気を排気する第1排気口と、を有する第1ケーシングと、第1排気口に接続され、第1排気口から排出された第2空気を第1吸気口から遠ざけるように導いて排出する第1導風部材と、を有する第1収納具を備えることを特徴とする収納装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
繊維構造体の製造に用いられる圧縮空気を供給するコンプレッサーを収納する収納装置であって、
前記コンプレッサーを収納する第１収納部と、前記コンプレッサーに供給される第１空気を吸気する第１吸気口と、前記第１空気より高温の第２空気を排気する第１排気口と、を有する第１ケーシングと、
前記第１排気口に接続され、前記第１排気口から排出された前記第２空気を前記第１吸気口から遠ざけるように導いて排出する第１導風部材と、を有する第１収納具を備えることを特徴とする収納装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記第１ケーシングは、平板状の第１壁部を有し、
前記第１吸気口および前記第１排気口は、前記第１壁部に設けられている請求項１に記載の収納装置。
【請求項３】
前記第１導風部材は、一端部が前記第１排気口に接続され、他端部に開口を有し、
前記開口の少なくとも一部が、前記第１壁部の平面視で前記第１壁部の外側に位置している請求項２に記載の収納装置。
【請求項４】
前記第１収納具を収納する第２収納部と、前記第１吸気口と連通する第２吸気口と、前記第１排気口と前記第１導風部材を介して連通する第２排気口と、を備える第２ケーシングを有する第２収納具を備える請求項１ないし３のいずれか１項に記載の収納装置。
【請求項５】
前記第２ケーシングは、平板状の第２壁部を有し、
前記第２吸気口および前記第２排気口は、前記第２壁部に設けられている請求項４に記載の収納装置。
【請求項６】
前記第２収納具は、前記第２排気口に接続され、前記第２排気口から排出された前記第２空気を前記第２吸気口から遠ざけるように導いて排出する第２導風部材を備える請求項５に記載の収納装置。
【請求項７】
繊維を含む材料を供給する原料供給部と、
前記材料の解繊物を堆積させて堆積物を生成する堆積部と、
前記堆積物を成形して繊維構造体を生成する成形部と、
前記繊維構造体の製造に用いられる圧縮空気を供給するコンプレッサーと、
前記コンプレッサーを収納する収納装置と、を備え、
前記収納装置は、前記コンプレッサーを収納する第１収納部と、前記コンプレッサーに供給される第１空気を吸気する第１吸気口と、前記第１空気より高温の第２空気を排気する第１排気口と、を有する第１ケーシングと、
前記第１排気口に接続され、前記第１排気口から排出された前記第２空気を前記第１吸気口から遠ざけるように導いて排出する第１導風部材と、を有する第１収納具を備えることを特徴とする繊維構造体製造装置。
【請求項８】
前記収納装置は、前記第１収納具を収納する第２収納部と、前記第１吸気口と連通する前記第２吸気口と、前記第２排気口と前記第１導風部材を介して連通する前記第２排気口と、を備える第２ケーシングを有する第２収納具を備える請求項７に記載の繊維構造体製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、収納装置および繊維構造体製造装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
古紙を供給する原料供給部、古紙を粗砕する粗砕部、粗砕部で得られた粗砕片を貯留する貯留部、貯留部から排出された粗砕片を解繊する解繊部、解繊部で得られた解繊物を平面上に堆積させる堆積部、堆積したウェブを加熱、加圧する加熱加圧部、加熱加圧部で得られたシートを所定の形状に裁断する裁断部、および得られたシートを回収するシート回収部を備えた繊維構造体製造装置が知られている。この繊維構造体製造装置は、圧縮空気を生成し、該圧縮空気を装置の所定部位へ供給するコンプレッサーを備えている。
【０００３】
コンプレッサーにより生成された圧縮空気は、例えば、原料供給部等の各部に供給され、古紙の搬送等に用いられる。コンプレッサーは、特許文献１に示すように、吸気口および排気口を有するケーシングに収納されて用いられる。吸気口から空気を取り入れ、取り入れた空気をコンプレッサーに供給して圧縮したり、コンプレッサーの冷却に使用したりする。排気口からは、ケーシングの内部で昇温した空気が排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平９－１７０５５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に記載されている構成では、コンプレッサーの設計の都合上、ケーシングの吸気口および排気口は、比較的近くに設けられている。このため、排気口から排出された暖かい空気が、再度、吸気口から吸引される。その結果、コンプレッサーの冷却が不十分となるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の収納装置は、繊維構造体の製造に用いられる圧縮空気を供給するコンプレッサーを収納する収納装置であって、
前記コンプレッサーを収納する第１収納部と、前記コンプレッサーに供給される第１空気を吸気する第１吸気口と、前記第１空気より高温の第２空気を排気する第１排気口と、を有する第１ケーシングと、
前記第１排気口に接続され、前記第１排気口から排出された前記第２空気を前記第１吸気口から遠ざけるように導いて排出する第１導風部材と、を有する第１収納具を備える。
【０００７】
本発明の繊維構造体製造装置は、繊維を含む材料を供給する原料供給部と、
前記材料の解繊物を堆積させて堆積物を生成する堆積部と、
前記堆積物を成形して繊維構造体を生成する成形部と、
前記繊維構造体の製造に用いられる圧縮空気を供給するコンプレッサーと、
前記コンプレッサーを収納する収納装置と、を備え、
前記収納装置は、前記コンプレッサーを収納する第１収納部と、前記コンプレッサーに供給される第１空気を吸気する第１吸気口と、前記第１空気より高温の第２空気を排気する第１排気口と、を有する第１ケーシングと、
前記第１排気口に接続され、前記第１排気口から排出された前記第２空気を前記第１吸気口から遠ざけるように導いて排出する第１導風部材と、を有する第１収納具を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、本発明の実施形態に係る収納装置を備える繊維構造体製造装置の概略を示す構成図である。
図２は、図１に示す収納装置の斜視図である。
図３は、図１に示す収納装置が備える第１収納具の斜視図である。
図４は、図１に示す収納装置が備える第２収納具の第２導風部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の収納装置および繊維構造体製造装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【００１０】
＜実施形態＞
図１は、本発明の実施形態に係る収納装置を備える繊維構造体製造装置の概略を示す構成図である。図２は、図１に示す収納装置の斜視図である。図３は、図１に示す収納装置が備える第１収納具の斜視図である。図４は、図１に示す収納装置が備える第２収納具の第２導風部材の斜視図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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