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公開番号2025103709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221288
出願日2023-12-27
発明の名称ティシューペーパー包装体
出願人日本製紙クレシア株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 83/08 20060101AFI20250702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ティシューペーパー包装体の交換頻度が低く、持ち運びに便利で、ティシューペーパーの柔らかさが良好で、包装時に積層体がめくれにくく、ミシン目を開封しやすいティシューペーパー包装体を提供する。
【解決手段】梨地ポリエチレンフィルムの層を最外層に有する包装体あって、ティシューペーパーの坪量をC、引き出し方向の引張強度をDT、引き出し方向に垂直な方向の引張強度をETとしたとき、DTとETとの積の平方根を2倍のCで除した値で表される値が0.038以上0.085以下、ティシューペーパーの組数が160組以上280組以下、ティシュー積層体の高さが50mm以上100mm以下、ティシュー積層体の密度が0.11g/cm3以上0.23g/cm3以下、ミシン目における包装基材の引張強度が3N/50mm以上32N/50mm以下であることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも梨地ポリエチレンフィルムの層を最外層に有するチューブ型フィルムの包装基材で、ティシューペーパーを積層したティシュー積層体が覆われ、シール部により前記ティシュー積層体が封止されており、前記包装基材が、前記ティシューペーパーの取出し口を形成するための一本線のミシン目を有する、ティシューペーパー包装体であって、
前記ティシューペーパーの、坪量をC、引き出し方向の引張強度をDT、引き出し方向に垂直な方向の引張強度をETとしたとき、DTとETとの積の平方根を2倍のCで除した値(=(DT×ET)
1/2
/(2×C))で表される値が0.038以上0.085以下であり、
前記ティシュー積層体に含まれる前記ティシューペーパーの組数が160組以上280組以下であり、
前記ティシュー積層体の高さが50mm以上100mm以下であり、
前記ティシュー積層体の密度が0.11g/cm

以上0.23g/cm

以下であり、
前記包装基材による包装形式がガゼット包装であり、
前記ミシン目における前記包装基材の引張強度が3N/50mm以上32N/50mm以下であることを特徴とする、ティシューペーパー包装体。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記ミシン目のボンド率が6%以上60%以下であることを特徴とする、請求項1に記載のティシューペーパー包装体。
【請求項3】
前記包装基材の周長をA、前記ティシュー積層体の周長をBとしたとき、((A/B)×100(%))が98%以上111%以下であることを特徴とする、請求項1に記載のティシューペーパー包装体。
【請求項4】
前記包装基材が最内層に乳白ポリエチレンフィルムの層を有することを特徴とする、請求項1に記載のティシューペーパー包装体。
【請求項5】
前記包装基材の灰分が1.5%以上12%以下であることを特徴とする、請求項1に記載のティシューペーパー包装体。
【請求項6】
前記包装基材の灰分に含まれる酸化チタンの含有量が50%以上であることを特徴とする、請求項5に記載のティシューペーパー包装体。
【請求項7】
前記包装基材の厚さが35μm以上100μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のティシューペーパー包装体。
【請求項8】
前記包装基材のMD方向における引張強度が10N以上32N以下であることを特徴とする、請求項1に記載のティシューペーパー包装体。
【請求項9】
前記包装基材のMD方向における引裂強度が5N以上16N以下であることを特徴とする、請求項1に記載のティシューペーパー包装体。
【請求項10】
前記ティシュー積層体において、前記ティシューペーパーはV字折りされて積層されていることを特徴とする、請求項1に記載のティシューペーパー包装体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ティシューペーパー包装体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ティシュー等の薄葉紙は、通常、複数枚を積層したものを包装した形態で販売されている。
【0003】
そのような薄葉紙の販売パッケージは、剛性のある紙による箱型カートンの他に、柔らかい紙やプラスチックフィルムによるソフトパックが販売されており、そのようなソフトパックは持ち運びに便利である。
【0004】
薄葉紙のソフトパックにおけるパッケージの包装形式としては、キャラメル包装やピロー包装がよく用いられている。キャラメル包装は、包装体の形態(見た目)が良好であり、かつ、包装がタイトであるため、包装体の取出し口のミシン目を開封する際、手でしっかり包装体を持てるため、ミシン目を開封しやすい。
【0005】
一方、キャラメル包装は、包装体の形態が良好である代わりに、包装が難しい。具体的には、薄葉紙の積層体の高さがある程度一定にならないと、包装時のヒートシールが安定しないため、原反の上巻と下巻では積層体の高さが異なることにより、原反によって包装時に不良品が発生しやすくなることが多かった。
【0006】
また、ピロー包装はキャラメル包装と比較すると、包装が容易である一方で、包装体の形態に劣る。
【0007】
そのようなキャラメル包装による薄葉紙の包装体として、例えば、特許文献1には、複数枚の保湿性シートが積層されたシート積層体と、シート積層体を包装する包装袋とを有し、シート積層体が積層方向に圧縮率50%以上80%以下で圧縮された状態で包装袋に収容されている、シート包装体が開示されている。また、シート積層体がキャラメル包装されている旨も記載されている。
【0008】
一方、ピロー包装による薄葉紙の包装体として、例えば、特許文献2には、積層された複数枚のシートが収容され、長手方向の両端に一対のシール部を有するピロー包装袋と、ピロー包装袋の上面に形成され、ピロー包装袋の長手方向に延びる取出し口と、を有し、ピロー包装袋は、紙成分を含む紙層と、紙層の少なくともいずれか一方の面に設けられた熱可塑性樹脂を含む樹脂層と、を有し、紙成分の比率が50%以上であり、シートのプライ数が1プライのとき、上面の長手方向における一対のシール部間の距離に対して、取出し口の長さが80%以上100%以下であり、シートのプライ数が2プライ以上のとき、上面の長手方向における一対のシール部間の距離に対して、取出し口の長さが70%以上90%以下である、シート包装体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2021-113085号公報
特開2022-115638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、包装体の包装基材としてチューブ型フィルムを用いた場合、包装体の形態が良好である。そのため、取出し口のミシン目を開封する際、開封しやすい。しかし、ティシューの積層体が柔らかいティシューの場合、チューブ型フィルムに積層体を挿入する際、積層体の上部や下部がフィルムと接触して、めくれて不良品になる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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