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公開番号
2025100790
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025069027,2021125794
出願日
2025-04-18,2021-07-30
発明の名称
トイレットロール包装体
出願人
日本製紙クレシア株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
77/00 20060101AFI20250626BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ラミネートされていない包装基材でトイレットペーパーを包装し、ホットメルト接着剤で接着しても、包装後の形態が良好で、包装基材が破れにくいトイレットロール包装体を提供する。
【解決手段】ラミネートされていない包装基材で、2個、4個又は6個のトイレットロールを包装した包装体であって、トイレットロールのロール密度(A)が、0.10g/cm
3
以上0.33g/cm
3
以下であり、包装基材の周長において、トイレットロールの巻直径から求めた理論上の周長(B)に対する、包装基材の実際の周長(C)の百分率(D:(C/B)×100(%))が、97%以上106%以下であり、包装基材の破裂強度(E)に対するロール密度(A)の比率に1000を乗じた値((A/E)×1000)が、0.4以上1.8以下である、トイレットロール包装体を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも紙基材を含むラミネートされていない包装基材で、2個、4個又は6個のトイレットロールを包装した包装体であって、
前記包装基材の坪量が40g/m
2
以上105g/m
2
以下であり、
前記トイレットロールが、その軸方向に垂直な方向に2列又は3列で、かついずれの列も両端面が揃うように並び、
前記トイレットロールのロール密度(A)が、0.10g/cm
3
以上0.33g/cm
3
以下であり、
前記トイレットロールを包装した状態における前記包装基材の周長において、前記トイレットロールの巻直径から求めた理論上の周長(B)に対する、前記包装基材の実際の周長(C)の百分率(D:(C/B)×100(%))が、97%以上106%以下であり、
前記包装基材の破裂強度(E)に対する前記ロール密度(A)の比率に1000を乗じた値((A/E)×1000)が、0.4以上1.8以下であることを特徴とする、トイレットロール包装体。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記百分率(D)に対する前記ロール密度(A)の比率に1000を乗じた値((A/D)×1000)が、1.0以上3.4以下であることを特徴とする、請求項1に記載のトイレットロール包装体。
【請求項3】
前記百分率(D)と前記破裂強度(E)の乗数を100で割った値((D×E)/100)が、130以上430以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のトイレットロール包装体。
【請求項4】
前記破裂強度(E)が、120kPa以上430kPa以下であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のトイレットロール包装体。
【請求項5】
前記包装体が、キャラメル包装であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のトイレットロール包装体。
【請求項6】
前記包装基材が、ホットメルト接着剤で接着されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のトイレットロール包装体。
【請求項7】
前記包装基材のMD方向の曲げこわさが、60μN・m以上900μN・m以下であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載のトイレットロール包装体。
【請求項8】
前記包装基材のCD方向の曲げこわさが、30μN・m以上390μN・m以下であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載のトイレットロール包装体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製品、特にトイレットロールを包装するのに好適なトイレットロール包装体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、包装や容器等に用いられる基材を中心に、プラスチックの減容化が望まれている。
【0003】
例えば、コピー用紙は、紙を主体とする包装基材で包装されている一方で、トイレットペーパーの場合、トイレットペーパーは柔らかいため(形態が安定しないため)、包装する際に包装基材が意図しない箇所で曲がったりしてしまい、包装後の形態に劣る。また、紙はフィルムに比べて厚くゴワゴワするため、紙が所定の位置で曲がりにくく、そのような点においても包装後の形態に劣る。
【0004】
トイレットロール包装体に係る発明の先行技術文献として、例えば、特許文献1には、所定個数集合させたトイレットロールパックを、紙シートでキャラメル状に包被するトイレットロール包装体の製造方法において、クラフトパルプを主体として抄造した紙シートを使用し、該シートの縦方向(製造時の紙の流れ方向)の中央部にミシン目等の易切断線及び/又は開封テープ等からなる開梱手段をあらかじめ設けて、所定の寸法に裁断した紙シートで前記ロールパックの集合体をキャラメル状に包被した後、キャラメル状包装体の上面で前記紙シートの前後重合端を接着し、さらに再生可能な粘着テープでキャラメル状包装体のサイド重合端部を封止することを特徴とするトイレットロール包装体の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-054504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図3(a)に示すように、トイレットペーパーを固く巻くと包装しやすくなるが、包装後に包装基材20がトイレットロール21と接しない部分(弛み部20s)が張られた状態になりやすく、包装体を持ったときに包装基材20が破れやすくなる。そこで、弛み部20sを弛ませると破れは抑制されるが、トイレットロール21に対する包装基材20の周長が大きく(長く)なり、包装する際に包装基材20が意図しない箇所で曲がったりしてしまい、包装後の形態に劣る。
【0007】
一方で、図3(b)に示すように、トイレットペーパーを柔らかく巻くと、包装後にトイレットロール31が潰れやすく、包装基材30の弛み部30sが短くなったり、弛みやすくなったりして、破れにくくなるが、そもそも、上述のように包装後の形態に劣る。そこで、包装基材30が曲がりやすくなるよう、紙の坪量を低くすると、今度は包装基材30が破れやすくなる。
上記のように包装後の形態に劣ったり、包装基材が破れたりすると、クレームの対象になったり、小売店で売れなくなったりするため、紙を主体とする包装基材でトイレットペーパーを包装することは困難である。
【0008】
また、ヒートシールをするために、包装紙にポリエチレン(PE)をラミネートすることが知られているが、ポリエチレンでラミネートした場合、包装紙の強度が高くなり、包装基材が破れにくくなるが、紙のリサイクルが難しくなる。
【0009】
そこで、紙がリサイクルできるように、ポリエチレンをラミネートせず、ヒートシール層を設けて、接着させることが考えられる。この場合、紙が破れやすくなるため、坪量を高くする必要があるが、坪量を高くすると、今度は包装紙に熱が伝わりにくくなり、ヒートシール性に劣る。
そのため、紙のリサイクル、包装性、ヒートシール性を両立することは困難であった。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ラミネートされていない包装基材でトイレットペーパーを包装し、ホットメルト接着剤で接着しても、包装後の形態が良好で、包装基材が破れにくいトイレットロール包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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