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公開番号
2025089963
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204968
出願日
2023-12-04
発明の名称
格子状ラッセルネット及びその製造方法
出願人
パナテックス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D04B
21/10 20060101AFI20250609BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】縦横方向の縦横方向の強度に優れる格子状ラッセルネット及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、一定の間隔をおいて複数本配置された縦繊維線条体1と、一定の間隔をおいて複数本配置された横繊維線条体2とが格子状に配列された格子状ラッセルネット10であって、縦繊維線条体1が、縦方向に連続する縦繊維ループ1aを有する鎖編組織であり、横繊維線条体2が、横方向に連続する横繊維ループ2aを有する鎖編組織である格子状ラッセルネット10である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一定の間隔をおいて複数本配置された縦繊維線条体と、一定の間隔をおいて複数本配置された横繊維線条体とが格子状に配列された格子状ラッセルネットであって、
前記縦繊維線条体が、縦方向に連続する縦繊維ループを有する鎖編組織であり、
前記横繊維線条体が、横方向に連続する横繊維ループを有する鎖編組織である格子状ラッセルネット。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記鎖編組織が、ラッセル編みにより編成されたものである請求項1記載の格子状ラッセルネット。
【請求項3】
前記縦繊維線条体が、連続する前記縦繊維ループ同士の間に、前記横繊維線条体と連結するための縦連結ループ部を有しており、
前記横繊維線条体が、連続する前記横繊維ループ同士の間に、前記縦繊維線条体と連結するための横連結ループを有しており、
前記縦繊維線条体と前記横繊維線条体とが交差する交差部において、前記縦連結ループ部と前記横連結ループ部とが咬合している請求項1記載の格子状ラッセルネット。
【請求項4】
前記縦連結ループ部が、連続する上縦連結ループ及び下縦連結ループの2個のループからなり、
前記横連結ループ部が、第1糸部及び第2糸部を有する1個のループであり、
前記上縦連結ループが、前記第1糸部に咬合し、
前記下縦連結ループが、前記第2糸部に咬合している請求項3記載の格子状ラッセルネット。
【請求項5】
前記縦繊維線条体を構成する糸、及び/又は、前記横繊維線条体を構成する糸、が熱融着性合繊糸からなるものであり、
熱処理により前記熱融着性合繊糸が硬化されたものである請求項1記載の格子状ラッセルネット。
【請求項6】
漁網として用いられる請求項1~5のいずれか1項に記載の格子状ラッセルネット。
【請求項7】
請求項3又は4に記載の格子状ラッセルネットの製造方法であって、
前もってラッセル編みにより前記横繊維線条体を編成する第1ステップと、
ラッセル編みにより前記縦繊維線条体を編成する第2ステップと、
ラッセル編みにより前記縦繊維線条体を編成すると共に、前記横繊維線条体を一定の間隔をおいて横向きに挿入する第3ステップと、
を有する格子状ラッセルネットの製造方法。
【請求項8】
請求項5記載の格子状ラッセルネットの製造方法であって、
前もってラッセル編みにより前記横繊維線条体を編成する第1ステップと、
ラッセル編みにより前記縦繊維線条体を編成する第2ステップと、
ラッセル編みにより前記縦繊維線条体を編成すると共に、前記横繊維線条体を一定の間隔をおいて横向きに挿入する第3ステップと、
前記熱融着性合繊糸を硬化させるために熱処理を施す第4ステップと、
を有する格子状ラッセルネットの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、縦横方向の強度に優れ、様々な用途に使用可能な格子状ラッセルネット及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ネットは、あらゆる用途で利用されている。
例えば、支柱またはロープ等の支持部材間に展張され、支持部材間に配設され、且つ細かい網目に形成される細目部と、その細目部の少なくとも一の端部に配設され、その細目部の網目より粗い網目に形成され、支持部材を挿通するための粗目部とを備えている繊維ネットが知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる繊維ネットにおいては、安全ネット、漁網、ピンポン球やゴルフボール等の小さなボールを受ける取るための防球ネット等の用途に用いられることが記載されている。
【0003】
また、図6に示すように、糸を撚ることにより、空隙が菱形となるように形成されたネットが市販されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-138517号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1記載のネット及び図6に示すネットは、縦横方向に応力を加えた状態でのみ菱形の目が格子状になる習性を有する。
ところが、これらのネットは、糸条が斜め方向に形成され、交差部がX字状となっているため、張力を加えた場合に、縦横方向の強度が不十分となる。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、縦横方向(縦方向及び横方向)の強度に優れる格子状ラッセルネット及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、格子状に配列された縦繊維線条体及び横繊維線条体を、何れも、連続する繊維ループを有する鎖編組織からなるものとすることにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明は、一定の間隔をおいて複数本配置された縦繊維線条体と、一定の間隔をおいて複数本配置された横繊維線条体とが格子状に配列された格子状ラッセルネットであって、縦繊維線条体が、縦方向に連続する縦繊維ループを有する鎖編組織であり、横繊維線条体が、横方向に連続する横繊維ループを有する鎖編組織である格子状ラッセルネットである。
また、本発明の格子状ラッセルネットにおいて、鎖編組織が、ラッセル編みにより編成されたものであることが好ましい。
【0009】
本発明の格子状ラッセルネットにおいては、縦繊維線条体が、連続する縦繊維ループ同士の間に、横繊維線条体と連結するための縦連結ループ部を有しており、横繊維線条体が、連続する横繊維ループ同士の間に、縦繊維線条体と連結するための横連結ループを有しており、縦繊維線条体と横繊維線条体とが交差する交差部において、縦連結ループ部と横連結ループ部とが咬合していることが好ましい。
より詳しくは、縦連結ループ部が、連続する上縦連結ループ及び下縦連結ループの2個のループからなり、横連結ループ部が、第1糸部及び第2糸部を有する1個のループであり、上縦連結ループが、第1糸部に咬合し、下縦連結ループが、第2糸部に咬合していることが好ましい。
【0010】
本発明の格子状ラッセルネットは、縦繊維線条体を構成する糸、及び/又は、横繊維線条体を構成する糸、が熱融着性合繊糸からなるものであり、熱処理により熱融着性合繊糸が硬化されたものであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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