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公開番号
2025068990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023179146
出願日
2023-10-17
発明の名称
カットパイルを備える緯編編み物
出願人
佰龍機械廠股ふん有限公司
代理人
TRY国際弁理士法人
主分類
D04B
1/04 20060101AFI20250422BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】従来の編み物の構造は、片面パイル編み物の変化度合いを制限している。
【解決手段】複数の基礎ループと、複数のカットパイルとを含むカットパイルを備える緯編編み物であって、これらの基礎ループは、少なくとも1つの基礎糸によって形成され、これらのカットパイルは、それぞれ、これらの基礎ループのうちの1つに接続され、これらのカットパイルのそれぞれは、少なくとも2つの色糸のうちの1つによって形成されたパイルループを切断して形成され、少なくとも2つの色糸のそれぞれは、これらのカットパイルを形成させるために用いられない場合に少なくとも1つの基礎糸と共にこれらの基礎ループの少なくとも1つを形成させ、少なくとも2つの色糸の色は異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
カットパイルを備える緯編編み物であって、
少なくとも1つの基礎糸によって形成された複数の基礎ループと、
それぞれ、これらの基礎ループのうちの1つに接続された複数のカットパイルであって、これらのカットパイルのそれぞれは、少なくとも2つの色糸のうちの1つによって形成されたパイルループを切断して形成され、前記少なくとも2つの色糸のそれぞれは、これらのカットパイルを形成させるために用いられない場合に前記少なくとも1つの基礎糸と共にこれらの基礎ループの少なくとも1つを形成させ、前記少なくとも2つの色糸の色は異なる複数のカットパイルとを含むことを特徴とするカットパイルを備える緯編編み物。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記緯編編み物が、複数のコースを有し、これらのカットパイルのこれらのコースにおける位置が一定ではないことを特徴とする請求項1に記載のカットパイルを備える緯編編み物。
【請求項3】
前記緯編編み物が、複数のコースを有し、これらのコースのそれぞれにおけるこれらのカットパイルの数が一定ではないことを特徴とする請求項2に記載のカットパイルを備える緯編編み物。
【請求項4】
前記緯編編み物が、複数のコースを有し、これらのコースのそれぞれにおけるこれらのカットパイルの数が一定ではないことを特徴とする請求項1に記載のカットパイルを備える緯編編み物。
【請求項5】
これらのカットパイルのそれぞれは、これらの基礎ループの少なくとも1つに接続された基部と、前記基部に接続された少なくとも1つのカットパイルとを有することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のカットパイルを備える緯編編み物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カットパイルを備える緯編編み物に関し、特に、少なくとも2つの色糸でカットパイルを形成させる緯編編み物である。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1にはカットパイルを備える緯編編み物が開示されており、明細書の段落0029の記載によると、前記ジャカード複合カットパイルの編み方とは、具体的には、次のとおりである。後置複合同時ニットループ形成編み方、前置き複合同時編み方、複合分散型カットパイル編み方に基づいて、1つのコースとして給糸されたパイル糸にそれぞれ異なる色糸を使用し、1つのループ内のカッター針はそれぞれ異なる色糸に対応し、ジャカードカットパイルから単色のカラーブロックを得る場合は、1つのループに配置されたカッター針(色ユニット)のうち1種の色糸に対応するカッター針だけを動作させて、パイルを形成させ、パイルを形成させないパイル糸は、当該カッター針の位置でカッター針によって切断されずに浮糸だけを形成させ、当該浮糸は、形成された色パイルによって覆われ、色パイルの中にあり、これにより単色の色領域が得られる。これにより、ループに配置されたカッター針に対して選択的に針を出して作業する必要があり、編む時には緯編選針機構を使用し、小柄模様を作る場合は機械式選針機構を使用してもよく、大柄模様を作る場合は電子式選針機構を使用してもよい。選針機構は一般に2つのステーションを用い、選針機構を用いて編む場合は、カッター針はシングルバット針を用いてもよく、カッター針の押さえ動作はカッター針の押さえカムがバットに作用することで行われ、カッター針の突き出し動作は選針機構によって行われ、このようにして各色ユニットに対して所望により色を指定することができ、単色でもよいし、複色でもよく、これにより様々なパターンの多色ジャカードカットパイルを得る。
【0003】
当該特許では、多色を実現する技術的解決手段は示されているが、多色カットパイル条件下で編み物の部分的な有毛を実現する技術的解決手段は開示されなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国公開特許第CN116240663A号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は、従来の編み物の構造が片面パイル編み物の変化度合いを制限しているという課題を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するために、複数の基礎ループと、複数のカットパイルとを含む、カットパイルを備える緯編編み物を提供する。これらの基礎ループは、少なくとも1つの基礎糸によって形成され、これらのカットパイルは、それぞれ、これらの基礎ループのうちの1つに接続され、これらのカットパイルのそれぞれは、少なくとも2つの色糸のうちの1つによって形成されたパイルループを切断して形成され、当該少なくとも2つの色糸のそれぞれは、これらのカットパイルを形成させるために用いられない場合に当該少なくとも1つの基礎糸と共にこれらの基礎ループの少なくとも1つを形成させ、当該少なくとも2つの色糸の色は異なる。
【0007】
一実施例では、当該緯編編み物が、複数のコースを有し、これらのカットパイルのこれらのコースにおける位置が一定ではない。
【0008】
一実施例では、これらのコースのそれぞれにおけるこれらのカットパイルの数が一定ではない。
【0009】
一実施例では、これらのカットパイルのそれぞれが、これらの基礎ループの少なくとも1つに接続された基部と、それぞれ、当該基部に接続された2つのカットパイルとを有する。
【発明の効果】
【0010】
上記のように実施された本発明は、従来技術と比べて次の特徴を有する。本発明において、これらのカットパイルのそれぞれは、少なくとも2つの色糸のうちの1つによって形成されたパイルループを切断して形成され、少なくとも2つの色糸のそれぞれは、これらのカットパイルを形成させるために用いられない場合に少なくとも1つの基礎糸と共にこれらの基礎ループの少なくとも1つを形成させる。これにより、有毛又は無毛、及び色の変換の編成効果を実現して、片面パイル編み物の変化度合いを大幅に向上させる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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