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公開番号2025092758
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2025062191,2022509517
出願日2025-04-04,2021-03-09
発明の名称不織布およびその製造方法、ならびに液体含浸シートおよび拭き取りシート
出願人クラレクラフレックス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D04H 1/541 20120101AFI20250612BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】不織布およびその製造方法、ならびに液体含浸シートおよび拭き取りシートを提供する。
【解決手段】前記不織布(10)は、セルロース系繊維(13)、接着芯鞘型複合繊維(11)及び非接着芯鞘型複合繊維(14)を含有する不織布であって、前記不織布の全質量に対して、前記接着芯鞘型複合繊維の含有率が5質量%以上20質量%以下であり、前記セルロース系繊維の含有率が45質量%以上90質量%未満であり、および前記接着芯鞘型複合繊維は、互いに交わる交点において結合している接着部を有し、前記非接着芯鞘型複合繊維は、鞘部がエチレン-ビニルアルコール共重合体を含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
セルロース系繊維、接着芯鞘型複合繊維及び非接着芯鞘型複合繊維を含有する不織布であって、
前記不織布の全質量に対して、
前記接着芯鞘型複合繊維の含有率が5質量%以上20質量%以下であり、
前記セルロース系繊維の含有率が45質量%以上90質量%未満であり、および
前記接着芯鞘型複合繊維は、互いに交わる交点において結合している接着部を有し、
前記非接着芯鞘型複合繊維は、鞘部がエチレン-ビニルアルコール共重合体を含む、不織布。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の不織布であって、セルロース系繊維の含有量(T)と、非接着芯鞘型複合繊維の含有量(N)との質量比が、T/N=99/1~51/49である、不織布。
【請求項3】
請求項1または2に記載の不織布であって、飽和水分量を吸水した際の伸び率が、40%以下である、不織布。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の不織布であって、蒸留水とグリセリンの混合液(蒸留水/グリセリンの質量比=5/4)を不織布の質量に対して500質量%含浸させて24時間放置した際の、30%圧縮変形時の圧縮硬さが0.750~1.500N/mmである、不織布。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の不織布であって、蒸留水とグリセリンの混合液(蒸留水/グリセリンの質量比=5/4)を不織布の質量に対して500質量%含浸させて24時間放置した際の、30%圧縮変形時に放出される10秒間の放液率が7~14%である、不織布。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の不織布であって、保水率が1145%以上である、不織布。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の不織布であって、蒸留水を400質量%含む状態の不織布同士の静止摩擦係数(A)と、蒸留水を400質量%含む状態の不織布とバイオスキン(人工皮膚)との静止摩擦係数(C)との差(A-C)が0.0170~0.1000である、不織布。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の不織布であって、蒸留水を400質量%含む状態の不織布同士の静止摩擦係数(A)が0.0550~0.0900である、不織布。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の不織布であって、蒸留水を400質量%含む状態の不織布とバイオスキン(人工皮膚)との静止摩擦係数(C)が0.0450以下である、不織布。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の不織布であって、不織布の厚さ(1倍)当たりの毛羽長が、10倍以下である、不織布。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【関連出願】
【0001】
本願は、日本国で2020年3月24日に出願した特願2020-53332の優先権を主張するものであり、その全体を参照により本出願の一部をなすものとして引用する。
続きを表示(約 1,100 文字)【技術分野】
【0002】
この発明は、不織布、液体含浸シートおよび拭き取りシートに関する。
【背景技術】
【0003】
近年、簡便に利用できる点から、不織布に液体を含浸させた液体含浸シート(liquid-containing sheet)が利用され、これらは、液体含浸シートとしてフェイスマスク、塗布シート、拭き取りシートなどに利用されている。
【0004】
特許文献1(特開2008-261067号公報)には、30~60mmの繊維長を有する溶剤紡糸セルロース系繊維と芯鞘型複合繊維とが、互いに交絡してなる不織布シートであって、前記芯鞘型複合繊維は鞘部と芯部とからなり、該鞘部がエチレン-ビニルアルコール共重合体であるとともに該芯部が疎水性樹脂からなりその径が5μm~15μmであることを特徴とする不織布シートが開示されている。この文献では、前記溶剤紡糸セルロース系繊維と前記芯鞘型複合繊維が、均一に混合した状態で水流絡合法により不織布化することで、柔らかくかつ嵩高な繊維交絡体を提供することが可能である。
【0005】
特許文献2(国際公開第2015/046301号)には、ヤング率30cN/T以上の高弾性繊維を50質量%以上含む不織布で形成された保液シートが開示されている。この文献では、美容液(化粧料)などの液状成分を含浸した状態で、指で押しても、液状成分のシートへの戻りが速い保液シート及びフェイスマスクを提供することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-261067号公報
国際公開第2015/046301号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1および特許文献2では、不織布を使用する際の形態安定性が劣るため、改良の余地が存在する。
【0008】
そこで、本発明の目的は、形態安定性が優れる不織布、ならびにこれを用いた液体含浸シートおよび拭き取りシートを提供することにある。
【0009】
本発明の別の目的は、形態安定性に優れるとともに、良好な保水率および放液率を有する不織布、ならびにこれを用いた液体含浸シートおよび拭き取りシートを提供することにある。
【0010】
本発明のさらに別の目的は、折り畳んで使用する際に不織布同士が滑りにくく取り扱い性に優れつつも、不織布と肌との摩擦は小さく肌負担を軽減し得る不織布、ならびにこれを用いた液体含浸シートおよび拭き取りシートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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