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公開番号2025105754
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2025069749,2023514625
出願日2025-04-21,2022-04-06
発明の名称固体電解質用支持体及びそれを含む固体電解質シート
出願人エム・エーライフマテリアルズ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類D04H 3/16 20060101AFI20250703BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】電気抵抗の低い固体電解質シートを得るのに適した固体電解質用支持体、及びそれを含む固体電解質シートの提供。
【解決手段】本発明は、不織布を含む固体電解質用支持体であって、該支持体の弾性回復率が30~99%であることを特徴とする、固体電解質用支持体、並びに該固体電解質用支持体と、固体電解質とを含む、電気抵抗の低い固体電解質シートに関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
不織布を含む固体電解質用支持体であって、該支持体の弾性回復率が30~99%であることを特徴とする、固体電解質用支持体。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記支持体の空隙率が30~95%である、請求項1に記載の固体電解質用支持体。
【請求項3】
前記支持体の圧縮率が0.1~40%である、請求項1又は2に記載の固体電解質用支持体。
【請求項4】
前記不織布が合成繊維を含む、請求項1又は2に記載の固体電解質用支持体。
【請求項5】
前記合成繊維がポリエステルである、請求項4に記載の固体電解質用支持体。
【請求項6】
前記支持体の100g/m
2
荷重時の厚みが5~200μmである、請求項1又は2に記載の固体電解質用支持体。
【請求項7】
前記不織布が、繊維長51mm以上の繊維を含む、請求項1または2に記載の固体電解質用支持体。
【請求項8】
前記支持体の目付けが5~50g/m
2
である、請求項1又は2に記載の固体電解質用支持体。
【請求項9】
前記不織布が、繊維径0.1~5.0μmの極細繊維を含む、請求項1または2に記載の固体電解質用支持体。
【請求項10】
前記不織布が、繊維径0.1~5.0μmの極細繊維を含む層と、繊維径5.0μm超30μm以下の繊維を含む層と、を含む、請求項1又は2に記載の固体電解質用支持体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固体電解質用支持体及びそれを含む固体電解質シートに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ポータブル機器の発達や、電気自動車の実用化に伴い、小型・軽量で高容量・高エネルギー密度の電池が必要とされている。
【0003】
これに対応するリチウムイオン二次電池は、正極活物質、負極活物質、電解液で構成されており、更なる機能性向上を狙い、長寿命化、高容量化、高エネルギー密度化を課題として、種々の改良が進められている。また、自動車等への人命に直結する商品への搭載も進んでおり、先の電池の機能性向上と合わせて、安全性や信頼性も同時に求められている。
【0004】
この中で現在注目されている電池が、全固体電池である。従来のリチウムイオン二次電池では、電解質として有機電解液を使用しているため、過充電や過放電による内部短絡が原因の発火リスクがあり、また、液漏れを生じやすいという問題がある。他方、全固体電池は、固体電解質を使用しており、安全性や信頼性の意味で非常に優位性が高い。固体電解質としては、硫化物、酸化物系の無機電解質やポリマー系の有機電解質が重用されている。
【0005】
電池の要求特性にある高エネルギー密度化や高容量化を達成するためには、固体電解質として薄膜化や高イオン伝導化、また、ハンドリング性向上のために強度が求められる。そのためには、支持体に固体電解質を塗工した支持体電解質が使用され、不織布などの繊維状シートが支持体として使われる。
【0006】
以下の特許文献1には、芳香族液晶ポリエステル不織布を有する固体電解質シートが開示されており、該芳香族液晶ポリエステル不織布は高分子固体電解質で充填されることを目的に高い空隙率を持つことを特徴としている。
【0007】
以下の特許文献2には、繊維状物で構成された多孔質基材を支持体とする固体電解質シートが開示されている。
【0008】
また、以下の特許文献3には、特定範囲の目付け及び厚さを有する不織布を支持体とした固体電解質シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2006-190627号公報
国際公開第2020-054081号
特開2016-31789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記特許文献1~3では、電解質シート界面の柔軟性は十分考慮されておらず、電解質シートとして電極界面との追従性や接触具合が十分でないことに因る電気抵抗の増大が問題であった。
(【0011】以降は省略されています)

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