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公開番号
2025067903
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2024180312
出願日
2024-10-15
発明の名称
ラッシェル編地、ラッシェル編地製品、及びラッシェル編地の製造方法
出願人
株式会社クロダレース
代理人
個人
主分類
D04B
21/00 20060101AFI20250417BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】 経方向及び緯方向に伸び、かつ、破れ又はほつれにくいラッシェル編地を提供することを目的とする。
【解決手段】 本実施形態におけるラッシェル編地は、鎖編糸10により複数の編み目が連続して形成された第1の基本組織12と、第1の基本組織12に隣接し、鎖編糸10により複数の編み目が連続して形成された第2の基本組織12と、第1の基本組織12及び第2の基本組織12の少なくとも一方に挿入され、コース方向に地組織の模様、又は、柄模様が繰り返し連続する単位あたりの基本組織の編み目のうち、当該編み目に対して規則的にニードルループを設けたループ形成糸20と、第1の基本組織12及び第2の基本組織12を連結するラン止め部とを有する。ラン止め部は、鎖編糸10により形成されたラン止め部100と、ループ形成糸20で形成された連結部200とを含み、ラン止め部100は、連結部200と重ねて設けられ、連結部200より生地の表側に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
組織形成糸により複数の編み目が連続して形成された第1の基本組織と、
前記第1の基本組織に隣接し、組織形成糸により複数の編み目が連続して形成された第2の基本組織と、
前記第1の基本組織又は前記第2の基本組織に挿入され、コース方向に地組織の模様、又は、柄模様が繰り返し連続する単位あたりの基本組織の編み目のうち、当該編み目に対して規則的にニードルループを設けたループ形成糸と、
少なくとも前記ループ形成糸により形成され、前記第1の基本組織及び前記第2の基本組織を連結する連結部と
を有するラッシェル編地。
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【請求項2】
前記ループ形成糸は、コース方向に地組織の模様、又は、柄模様が繰り返し連続する単位あたりの基本組織の編み目うち、3割以上の編み目に対して、ニードルループを設ける
請求項1に記載のラッシェル編地。
【請求項3】
前記連結部は、前記組織形成糸により形成された第1の連結部と、前記ループ形成糸で形成された第2の連結部とを含み、
前記第1の連結部は、前記第2の連結部と重ねて設けられ、当該第2の連結部より生地の表側に位置する
請求項1又は2に記載のラッシェル編地。
【請求項4】
前記第1の基本組織及び前記第2の基本組織が並ぶ方向において、隣り合う2つの当該基本組織を連結し、地組織又は柄を形成する第1の挿入糸と
をさらに有する
請求項3に記載のラッシェル編地。
【請求項5】
前記第1の挿入糸より生地の裏側に位置し、複数の前記編み目が連続する方向において、前記第1の基本組織及び前記第2の基本組織それぞれに挿入された第2の挿入糸
をさらに有し、
前記第1の挿入糸および前記第2の挿入糸の少なくとも一方は、機能性、弾性、又は、接着性を持つ、単一繊維素材糸又は複合糸である
請求項3に記載のラッシェル編地。
【請求項6】
複数の前記基本組織に挿入され、前記第1の挿入糸より生地の裏側に位置する、機能性、弾性、又は、接着性のある糸である機能付加糸
をさらに有する
請求項4に記載のラッシェル編地。
【請求項7】
前記ループ形成糸と、前記第1の基本組織、又は前記第2の基本組織を形成する組織形成糸との少なくとも一方は、機能性、弾性、又は、接着性を持つ、単一繊維素材糸、又は複合糸である
請求項3に記載のラッシェル編地。
【請求項8】
前記第1の挿入糸は、地組織にレース模様、又は柄を形成する柄糸であり、
前記第1の基本組織及び前記第2の基本組織を前記柄糸で連結し、地組織をレース模様又は柄で装飾する領域である柄部と、
前記柄部から突出した前記柄糸の糸端と
をさらに有し、
前記ループ形成糸、及び、前記第1の挿入糸は、前記柄糸と接触している
請求項4に記載のラッシェル編地。
【請求項9】
前記第1の挿入糸は、地組織を形成するジャカード糸であり、
前記基本組織が複数並ぶ方向に連続する3つ以上の編み目に前記ジャカード糸、又は前記第2の挿入糸を連続して挿入し、挿入された編み目を含むそれぞれの前記基本組織を連結する第3の連結部と、
複数の前記第3の連結部が前記基本組織の同じ編み目に挿入された集合部と
をさらに有し、
前記集合部は、前記基本組織の編み目が連続する方向に、規則的に設けられる
請求項4に記載の編ラッシェル編地。
【請求項10】
前記連結部は、前記組織形成糸により形成された第1の連結部と、前記ループ形成糸で形成された第2の連結部とを含み、
前記第1の連結部又は前記第2の連結部は、繰り返し連続する単位あたりの前記第1の基本組織及び前記第2の基本組織の編み目うち、2割以上の編み目の位置に規則的に設けられる
請求項2に記載のラッシェル編地。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラッシェル編地、ラッシェル編地製品、及びラッシェル編地の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、編み立て方向に延びる鎖編組織をそれぞれ形成する複数の鎖編糸と、前記鎖編糸によって形成された複数の鎖編組織間に編地緯方向に渡って編み込まれる緯渡り糸と、加熱処理されて一部若しくは全部が溶融して溶着性を示す熱溶融糸とをラッセル編機に掛けてラッセル編地を編成する編成工程と、前記編成工程を経て得られるラッセル編地を熱処理する熱処理工程とを実行し、ラッセルレース編地を得るラッセルレース編地の製造方法であって、前記編成工程において、加熱処理されて一部若しくは全部が溶融する溶融性材料からなる溶融性糸条部位を第1鎖編部位として、前記溶融性材料より溶融温度が高い難溶融性材料からなる難溶融性糸条部位を第2鎖編部位として、前記第1鎖編部位及び第2鎖編部位を同一の鎖編組織に備えた複数の鎖編組織を編成するとともに前記溶融性材料と同種材料からなる挿入糸を、前記鎖編組織に挿入してラッセル編地を編成し、前記熱処理工程において、前記編成工程を経て得られたラッセル編地を、編地緊張状態で、前記難溶融性材料及び前記緯渡り糸の溶融温度以下で、前記溶融性材料の溶融温度以上の温度に加熱する熱処理を、前記難溶融性糸条部位及び前記緯渡り糸が糸条として残る処理時間、実行してラッセルレース編地を得るラッセルレース編地の製造方法が開示されている。
また、特許文献2には、原料糸を準備するステップ1と、原料糸をループ形成用地ガイドバーに送り込むステップ2と、ループ形成用地ガイドバーが編織作業を開始するステップ3 とを含み、前記原料糸は、N(N≧1)本の糸から構成され、N本の糸中の少なくとも1本が伝線防止性糸であることを特徴とするマルチバー経編機による編み方法が開示されている。
また、特許文献3には、少なくとも2種類の地糸にて、鎖編組織を2重以上に形成してなる地編組織の部分を少なくとも一部に有する経編レース地であって、前記地糸のうち第1の地糸は非弾性糸であり、第2の地糸は弾性糸であり、前記地糸のいずれもが熱融着していない状態であることを特徴とする経編レース地が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-184672号公報
特開2019-35183号公報
特開2010-248661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、経方向及び緯方向に伸び、かつ、破れ又はほつれにくいラッシェル編地を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るラッシェル編地は、組織形成糸により複数の編み目が連続して形成された第1の基本組織と、前記第1の基本組織に隣接し、組織形成糸により複数の編み目が連続して形成された第2の基本組織と、前記第1の基本組織又は前記第2の基本組織に挿入され、コース方向に地組織の模様、又は、柄模様が繰り返し連続する単位あたりの基本組織の編み目のうち、当該編み目に対して規則的にニードルループを設けたループ形成糸と、少なくとも前記ループ形成糸により形成され、前記第1の基本組織及び前記第2の基本組織を連結する連結部とを有する。
【0006】
好適には、前記ループ形成糸は、コース方向に地組織の模様、又は、柄模様が繰り返し連続する単位あたりの基本組織の編み目うち、3割以上の編み目に対して、ニードルループを設ける。
【0007】
好適には、前記連結部は、前記組織形成糸により形成された第1の連結部と、前記ループ形成糸で形成された第2の連結部とを含み、前記第1の連結部は、前記第2の連結部と重ねて設けられ、当該第2の連結部より生地の表側に位置する。
【0008】
好適には、前記第1の基本組織及び前記第2の基本組織が並ぶ方向において、隣り合う2つの当該基本組織を連結し、地組織又は柄を形成する第1の挿入糸とをさらに有する。
【0009】
好適には、前記第1の挿入糸より生地の裏側に位置し、複数の前記編み目が連続する方向において、前記第1の基本組織及び前記第2の基本組織それぞれに挿入された第2の挿入糸をさらに有し、前記第1の挿入糸および前記第2の挿入糸の少なくとも一方は、機能性、弾性、又は、接着性を持つ、単一繊維素材糸又は複合糸である。
【0010】
好適には、複数の前記基本組織に挿入され、前記第1の挿入糸より生地の裏側に位置する、機能性、弾性、又は、接着性のある糸である機能付加糸をさらに有する。
(【0011】以降は省略されています)
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