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公開番号
2025014641
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117355
出願日
2023-07-19
発明の名称
シート製造装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D04H
1/736 20120101AFI20250123BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】解繊機と分離機との間において、繊維の滞留を抑えるシート製造装置を提供すること。
【解決手段】シート製造装置1は、解繊刃500と排出ダクト391とを有し、材料を解繊刃500によって解繊して、繊維を含む解繊物を排出ダクト391から排出する解繊機30と、導入ダクト409と分離フィルター431とを有し、導入ダクト409から解繊物が導入され、分離フィルター431にて解繊物から繊維を分離して取り出す分離機40と、分離機40から供給される繊維を、堆積させてウェブWを形成する堆積部50と、ウェブWを圧縮してシートP1を成形する成形部70と、を備え、分離機40は、解繊機30の直下に配置され、導入ダクト409の先端と、排出ダクト391の先端とは、対向して配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維を含む材料からシートを製造するシート製造装置であって、
解繊刃と排出ダクトとを有し、前記材料を前記解繊刃によって解繊して、前記繊維を含む解繊物を前記排出ダクトから排出する解繊機と、
導入ダクトと分離フィルターとを有し、前記導入ダクトから前記解繊物が導入され、前記分離フィルターにて前記解繊物から前記繊維を分離して取り出す円盤式の分離機と、
前記分離機から供給される前記繊維を、気流によって堆積させてウェブを形成する堆積部と、
前記ウェブを圧縮して前記シートを成形するシート成形部と、を備え、
前記分離機は、前記解繊機の直下に配置され、
前記分離機の前記導入ダクトの先端と、前記解繊機の前記排出ダクトの先端とは、対向して配置されるシート製造装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記解繊機が固定される第1プレートと、
前記分離機が支持される第2プレートと、を備え、
前記第1プレートと前記第2プレートとの間には、緩衝部材が配置され、
前記第1プレートと前記第2プレートとは、前記緩衝部材を介して接続される、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項3】
前記排出ダクトと前記第2プレートとの間には、第1ガスケットが配置され、
前記第2プレートと前記導入ダクトとの間には、第2ガスケットが配置され、
前記第1ガスケットと前記第2ガスケットとにより、前記排出ダクトと前記導入ダクトとの間の気密が保たれる、請求項2に記載のシート製造装置。
【請求項4】
前記解繊機の前記排出ダクトは、前記解繊刃の下方に配置され、前記解繊機の本体から下向きに突出している、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項5】
前記分離機の前記導入ダクトは、前記分離フィルターの上方に配置され、前記分離機の筐体から上向きに突出している、請求項4に記載のシート製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート製造装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、古紙などを解繊して得た繊維を用いて、シートなどを製造する装置が知られていた。このような装置には、解繊された繊維と不要分とを選別する分離機構を備えるものがある。例えば、特許文献1には、解繊装置および選別部を備える繊維体製造装置が開示されている。また、特許文献2には、解繊部および分離装置を備える繊維体堆積装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-18829号公報
特開2020-121294号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の装置では、繊維などが解繊機構と分離機構との間で滞留し易いという課題があった。詳しくは、解繊機構は回転部材を有するため、稼働時に振動が発生し易い。分離機構への上記振動の伝播を抑えるため、解繊機構と分離機構との間をフレキシブル配管で接続することが一般的である。この場合に、解繊機構とフレキシブル配管との接続箇所や、フレキシブル配管と分離機構との接続箇所などにおいて、内部経路に段差が生じ易かった。これらの段差の周辺に繊維などが滞留する可能性があった。繊維の滞留は、繊維の供給状態を不安定にして、製造されるシートの品質の低下を招くことがあった。すなわち、解繊機構と分離機構との間において、繊維の滞留を抑えるシート製造装置が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
シート製造装置は、繊維を含む材料からシートを製造するシート製造装置であって、解繊刃と排出ダクトとを有し、前記材料を前記解繊刃によって解繊して、前記繊維を含む解繊物を前記排出ダクトから排出する解繊機と、導入ダクトと分離フィルターとを有し、前記導入ダクトから前記解繊物が導入され、前記分離フィルターにて前記解繊物から前記繊維を分離して取り出す円盤式の分離機と、前記分離機から供給される前記繊維を、気流によって堆積させてウェブを形成する堆積部と、前記ウェブを圧縮して前記シートを成形するシート成形部と、を備え、前記分離機は、前記解繊機の直下に配置され、前記分離機の前記導入ダクトの先端と、前記解繊機の前記排出ダクトの先端とは、対向して配置される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係るシート製造装置の構成を示す模式図。
解繊機および分離機の配置を示す斜視図。
解繊機および分離機の概略構成を示す断面図。
解繊機の詳細な構成を示す断面図。
回転刃などの外観を示す斜視図。
解繊室およびスクリーン部材の配置を示す斜視図。
古紙および解繊された繊維の流れを示す断面図。
第1分離室の形態を示す断面斜視図。
第2分離室の形態を示す断面図。
回転部材に対する第1分離室および第2分離室の配置を示す平面図。
第1プレート、第2プレート、および緩衝部材の配置を示す斜視図。
緩衝部材の配置を示す平面透視図。
第1ガスケットおよび第2ガスケットの配置を示す拡大断面図。
排出ダクトと導入ダクトとの間の気密構造を示す断面模式図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の実施形態では、繊維を含む材料からシートを製造するシート製造装置として、乾式にて古紙などの紙片を再生するシート製造装置1を例示し、図面を参照して説明する。本発明のシート製造装置は、乾式であることに限定されず、湿式であってもよい。なお、本明細書において乾式とは、液体中で実施されずに、大気などの空気中で実施されることをいう。
【0008】
以下の各図においては、相互に直交する座標軸としてXYZ軸を付し、各矢印が指す方向を+方向とし、+方向と反対の方向を-方向とする。Z軸は鉛直方向に沿う仮想軸であって+Z方向を上方とし、-Z方向を下方とする。-Z方向は重力が作用する方向である。また、シート製造装置1において、原料、ウェブ、およびシートなどの搬送方向の先を下流、搬送方向を遡る側を上流ということもある。図示の便宜上、各部材の大きさを実際とは異ならせている。
【0009】
図1に示すように、本実施形態に係るシート製造装置1は、第1ユニット群101、第2ユニット群102、および第3ユニット群103を備える。第1ユニット群101、第2ユニット群102、および第3ユニット群103は、図示しないフレームに支持される。なお、図1においては、古紙C、シートP3、スリット片S、および不要な端材などが移動する方向を白抜きの矢印で示している。
【0010】
シート製造装置1は、繊維を含む材料である古紙CからシートP3を製造する。シート製造装置1では、-X方向からの側面視にて、-Y方向から+Y方向に向かって、第1ユニット群101、第3ユニット群103、および第2ユニット群102が配置される。
(【0011】以降は省略されています)
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