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公開番号2025012532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115423
出願日2023-07-13
発明の名称狭い針ピッチのパイル編み物を編む丸編機
出願人佰龍機械廠股ふん有限公司
代理人TRY国際弁理士法人
主分類D04B 9/12 20060101AFI20250117BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】丸編機で狭い針ピッチの編み物を編む。
【解決手段】かぎ針(25)のそれぞれの動作軌跡はこれらの編針(24)のうちの1つの動作軌跡と交叉し、これらのカッター(27)のそれぞれの動作軌跡はこれらのかぎ針(25)のうちの1つの動作軌跡と交叉する。これらのかぎ針(25)のそれぞれは、フット部(251)と、フック部(252)と、フット部(251)とフック部(252)との間に介在するショルダー部(253)とを備え、ショルダー部(253)において穴部が成形され、これらのかぎ針(25)のそれぞれのショルダー部(253)により、これらのかぎ針(25)のうちの1つにあるループが拡張され、これによりこれらのカッター(27)のうちの1つは穴部でループを分断してパイルを形成させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ダイヤルと、ニードルベッドと、前記ダイヤル及び前記ニードルベッドによって確定される歯口と、前記ダイヤルに設けられる複数の編針とを備える、狭い針ピッチのパイル編み物を編む丸編機において、
前記丸編機は、前記ニードルベッドに設けられる複数のかぎ針と、カッターベッドと、前記歯口に対向して前記カッターベッドに設けられる複数のカッターとを備え、これらのかぎ針のそれぞれの動作軌跡はこれらの編針のうちの1つの動作軌跡と交叉し、これらのカッターのそれぞれの動作軌跡はこれらのかぎ針のうちの1つの動作軌跡と交叉し、これらのかぎ針のそれぞれは、フット部と、フック部と、前記フット部と前記フック部との間に介在するショルダー部とを備え、前記ショルダー部において穴部が成形され、これらのかぎ針のそれぞれの前記ショルダー部により、これらのかぎ針のうちの1つにあるループが拡張され、これによりこれらのカッターのうちの1つは前記穴部で前記ループを分断してパイルを形成させることができることを特徴とする狭い針ピッチのパイル編み物を編む丸編機。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
これらのかぎ針のそれぞれは2つの針板を組み付けて形成され、前記2つの針板のそれぞれは前記穴部を形成させるための屈曲区間を備え、前記2つの針板のそれぞれは、前記屈曲区間において、ボスと、前記ボスに接続され且つ前記フック部に向かって延在する斜面とを備えることを特徴とする請求項1に記載の狭い針ピッチのパイル編み物を編む丸編機。
【請求項3】
前記斜面は転換凸点を備え、前記転換凸点の両側における前記斜面の傾きは異なることを特徴とする請求項2に記載の狭い針ピッチのパイル編み物を編む丸編機。
【請求項4】
これらのかぎ針のそれぞれの前記フック部の開口部と前記ボスはこれらのかぎ針のうちの1つの同じ側に位置することを特徴とする請求項2又は3に記載の狭い針ピッチのパイル編み物を編む丸編機。
【請求項5】
前記丸編機は、これらのかぎ針の動作軌跡を決定するための複数のかぎ針選針装置と、これらのかぎ針をガイドするための複数のかぎ針カムと、これらのカッターをガイドするための複数のカッターカムとを備えることを特徴とする請求項4に記載の狭い針ピッチのパイル編み物を編む丸編機。
【請求項6】
前記丸編機は、これらのかぎ針の動作軌跡を決定するための複数のかぎ針選針装置と、これらのかぎ針をガイドするための複数のかぎ針カムと、これらのカッターをガイドするための複数のカッターカムとを備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の狭い針ピッチのパイル編み物を編む丸編機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、丸編機に関し、特に、ショルダー部及び穴部を備えるかぎ針で狭い針ピッチのパイル編み物を実現する丸編機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1、2では、それぞれ、丸編機が編成の過程でパイルを直接形成できる技術案が開示されている。しかしながらどちらも並列して間隔をあけて設けられる複数の引掛け針及び複数のカッターで実施する必要があるため、当該丸編機は1インチ内で入れられる針の本数が減り、当該丸編機で狭い針ピッチの編み物を編むことができない。
【0003】
特許文献3では、別の技術案が開示されており、それは特殊な構造を備えるパイル形成部(符号は1)及び切断部(符号は2)で丸編機によるパイルカットを実現している。一実施例では、当該パイル形成部は2つの部品を組み合わせてなされ、且つ当該2つの部品の間には当該切断部が入る空間が形成されており、当該2つの部品の一方には当該切断部に連動する切刃が成形されている。実施に際し、当該切断部は当該パイル形成部に向かって揺動し、前記空間に入る時に当該切刃に連動して切断し、ループが切断される。当該パイル形成部の当該2つの部品の一方が弾性を有するため、当該切断部は前記空間に入る時に変形する。これにより、当該丸編機の制御にはかなりの正確さを要し、さもなければ当該パイル形成部が誤って当該切断部に当たる事情が生じやすく、丸編機の高速編成には非常に不利になる。さらに、特許文献3では、切断の過程ではループの張力を変えず、また糸は柔軟なものであるため、切断できないことがよくある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
イギリス登録特許第GB988865A号
アメリカ登録特許第US9890486号
アメリカ登録特許第US4592212号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は、従来の丸編機は複数の引掛け針及び複数のカッターで実施する必要があることから生じる針ピッチに関連する問題を解決することである。
【0006】
本発明のもう1つの主な目的は、従来の構成は丸編機に適しないという問題を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の目的を達成するために、狭い針ピッチのパイル編み物を編む丸編機を提供し、当該丸編機は、ダイヤルと、ニードルベッドと、当該ダイヤル及び当該ニードルベッドによって確定される歯口と、当該ダイヤルに設けられる複数の編針と、当該ニードルベッドに設けられる複数のかぎ針と、カッターベッドと、当該歯口に対向して当該カッターベッドに設けられる複数のカッターとを備える。これらのかぎ針のそれぞれの動作軌跡はこれらの編針のうちの1つの動作軌跡と交叉し、これらのカッターのそれぞれの動作軌跡はこれらのかぎ針のうちの1つの動作軌跡と交叉する。これらのかぎ針のそれぞれは、フット部と、フック部と、当該フット部と当該フック部との間に介在するショルダー部とを備え、当該ショルダー部において穴部が成形され、これらのかぎ針のそれぞれの当該ショルダー部により、これらのかぎ針のうちの1つにあるループが拡張され、これによりこれらのカッターのうちの1つは当該穴部で当該ループを分断してパイルを形成させることができる。
【0008】
一実施例では、これらのかぎ針のそれぞれは2つの針板を組み付けて形成され、当該2つの針板のそれぞれは当該穴部を形成させるための屈曲区間を備え、当該2つの針板のそれぞれは、当該屈曲区間において、ボスと、当該ボスに接続され且つ当該フック部に向かって延在する斜面とを備える。
【0009】
一実施例では、当該斜面は転換凸点を備え、当該転換凸点の両側における当該斜面の傾きは異なる。
【0010】
一実施例では、これらのかぎ針のそれぞれの当該フック部の開口部と当該ボスはこれらのかぎ針のそれぞれの同じ側に位置する。
(【0011】以降は省略されています)

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