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公開番号
2025059595
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169772
出願日
2023-09-29
発明の名称
不織布、及び該不織布を含む吸収性物品、並びに該不織布の製造方法
出願人
エム・エーライフマテリアルズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D04H
3/14 20120101AFI20250403BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】不織布の嵩高性を維持しつつ、当該不織布の製造工程におけるスリット性が良好である不織布、及び該不織布の用途、並びに該不織布の製造方法の提供。
【解決手段】熱可塑性樹脂を含む不織布であって、エンボス部と非エンボス部が存在し、該非エンボス部で繊維同士の交点が溶融して接着しており、該不織布のタテ引裂き強度を目付で除した値が0.4N/(g/m
2
)以下、かつ、該不織布の嵩密度が、0.02g/cm
3
以上0.09g/cm
3
以下であることを特徴とする、不織布。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂を含む不織布であって、エンボス部と非エンボス部が存在し、該非エンボス部で繊維同士の交点が溶融して接着しており、該不織布のタテ引裂き強度を目付で除した値が0.4N/(g/m
2
)以下、かつ、該不織布の嵩密度が、0.02g/cm
3
以上0.09g/cm
3
以下であることを特徴とする、不織布。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記熱可塑性樹脂としてポリオレフィンを含む、請求項1に記載の不織布。
【請求項3】
前記熱可塑性樹脂としてポリプロピレン又はポリエチレンのみを含む、請求項1又は2に記載の不織布。
【請求項4】
前記熱可塑性樹脂としてポリプロピレンとポリエチレンの複合繊維を含む、請求項1又は2に記載の不織布。
【請求項5】
前記複合繊維が、サイドバイサイド型又は鞘芯型又は偏芯鞘新型の繊維である、請求項4に記載の不織布。
【請求項6】
長繊維不織布である、請求項1又は2に記載の不織布。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の不織布を含む、吸収性物品。
【請求項8】
使い捨てオムツ、生理用ナプキン又は失禁パットである、請求項7に記載の吸水性物品。
【請求項9】
以下の工程:
第1熱風エアスルー処理工程;
熱エンボス加工工程;及び
第2熱風エアスルー処理工程;
をこの順で含む、請求項1又は2に記載の不織布の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、不織布、及び該不織布を含む吸収性物品、並びに該不織布の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、使い捨てオムツ、生理用ナプキン、失禁パッド等に代表される衛生材料等の吸収性物品に対する要求性能がより高度になってきている。特に、使い捨てオムツの構成の中で、肌と触れるトップシート、触り心地の良さが要求されるバックシートなどには高い柔軟性・クッション性を発現する嵩高性が求められており、また、大人用オムツでは介護を伴うこともあることから高い破断強度が求められてきている。
【0003】
以下の特許文献1には、長繊維不織布を熱風によるエアスルー方式を用いて融着することにより、衛生材料に用いられる吸収性物品のトップシートやバックシート部に適した、クッション性の柔らかさを有する嵩高不織布の製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2023―508805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された不織布では、熱風によるエアスルー方式のみで接着しているために、不織布製造工程のうちのスリット工程(すなわち、不織布ロールを必要な幅に切断する工程)において、切断端部が乱れるという問題が発生してしまう。
【0006】
上記問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、高い嵩高性と破断強度を有し、かつ、スリット性が良好である不織布、及び該不織布を含む吸収性物品、並びに該不織布の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討し実験を重ねた結果、以下の構成とすることで、該課題が解決しうることを予想外に見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
[1]熱可塑性樹脂を含む不織布であって、エンボス部と非エンボス部が存在し、該非エンボス部で繊維同士の交点が溶融して接着しており、該不織布のタテ引裂き強度を目付で除した値が0.4N/(g/m
2
)以下、かつ、該不織布の嵩密度が0.02g/cm
3
以上0.09g/cm
3
以下であることを特徴とする、不織布。
[2]前記熱可塑性樹脂としてポリオレフィンを含む、前記[1]に記載の不織布。
[3]前記熱可塑性樹脂としてポリプロピレン又はポリエチレンのみを含む、前記[1]又は[2]に記載の不織布。
[4]前記熱可塑性樹脂としてポリプロピレンとポリエチレンの複合繊維を含む、前記[1]又は[2]に記載の不織布。
[5]前記複合繊維が、サイドバイサイド型又は鞘芯型又は偏芯鞘新型の繊維である、前記[4]に記載の不織布。
[6]長繊維不織布である、前記[1]~[5]のいずれかに記載の不織布。
[7]前記[1]~[6]のいずれかに記載の不織布を含む、吸収性物品。
[8]使い捨てオムツ、生理用ナプキン又は失禁パットである、前記[7]に記載の吸水性物品。
[9]以下の工程:
第1熱風エアスルー処理工程;
熱エンボス加工工程;及び
第2熱風エアスルー処理工程;
をこの順で含む、前記[1]~[6]のいずれかに記載の不織布の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る不織布は、高い嵩高性と破断強度を有し、かつ、スリット性が良好であるため、使い捨てオムツ、生理用ナプキン又は失禁パット等の吸収性物品の部材として好適に利用可能である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態(本開示で、本実施形態ともいう。)について詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。
【0010】
本発明の1の実施形態は、熱可塑性樹脂を含む不織布であって、エンボス部と非エンボス部が存在し、該非エンボス部で繊維同士の交点が溶融して接着しており、該不織布のタテ引裂き強度を目付で除した値が0.4N/(g/m
2
)以下であることを特徴とする、不織布である。
(【0011】以降は省略されています)
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