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公開番号
2025011639
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113864
出願日
2023-07-11
発明の名称
繊維構造体製造装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D04H
1/4382 20120101AFI20250117BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】樹脂供給の優れた定量性を発揮することができ、繊維構造体の品質を高めることができる繊維構造体製造装置を提供すること。
【解決手段】繊維を含む材料を解繊して得られた解繊物を供給する解繊物供給部と、樹脂繊維を供給する樹脂供給部と、解繊物と樹脂繊維とを混合して混合物を生成する混合部と、記混合物を堆積させて堆積物を生成する堆積部と、堆積物を成形して繊維構造体を生成する成形部と、樹脂供給部の作動を制御する制御部と、を備え、樹脂供給部は、綿状の樹脂繊維の塊を細分化して樹脂繊維細分体を生成する細分化部と、樹脂繊維細分体を貯留する貯留部と、貯留部から排出された樹脂繊維細分体の重量または体積を計量する計量部と、を有し、制御部は、計量部の計量結果に基づいて、貯留部からの樹脂繊維細分体の排出量を調整する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維を含む材料を解繊して得られた解繊物を供給する解繊物供給部と、
樹脂繊維を供給する樹脂供給部と、
前記解繊物と前記樹脂繊維とを混合して混合物を生成する混合部と、
前記混合物を堆積させて堆積物を生成する堆積部と、
前記堆積物を成形して繊維構造体を生成する成形部と、
前記樹脂供給部の作動を制御する制御部と、を備え、
前記樹脂供給部は、
綿状の前記樹脂繊維の塊を細分化して樹脂繊維細分体を生成する細分化部と、
前記樹脂繊維細分体を貯留する貯留部と、
前記貯留部から排出された前記樹脂繊維細分体の重量または体積を計量する計量部と、を有し、
前記制御部は、前記計量部の計量結果に基づいて、前記貯留部からの前記樹脂繊維細分体の排出量を調整することを特徴とする繊維構造体製造装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記貯留部は、前記樹脂繊維細分体を排出する排出口を備える容器と、前記排出口の開度を調整する開閉部と、を有し、
前記制御部は、前記計量結果に基づいて前記開閉部の作動を制御する請求項1に記載の繊維構造体製造装置。
【請求項3】
前記貯留部は、前記樹脂繊維細分体を前記排出口より間欠的に排出するものであり、
前記制御部は、前記計量結果に基づいて前記開閉部を開状態とする時間の長さを調整する請求項2に記載の繊維構造体製造装置。
【請求項4】
前記計量部は、前記貯留部より排出された前記樹脂繊維細分体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトにかかる負荷を測定する負荷測定部と、を有する請求項1または2に記載の繊維構造体製造装置。
【請求項5】
前記細分化部は、複数の羽根を有する少なくとも1つの回転体と、前記回転体を収納する筐体と、を有し、前記回転体が回転することにより、綿状の前記樹脂繊維の塊が前記羽根により分断され、細分化される請求項1に記載の繊維構造体製造装置。
【請求項6】
前記樹脂繊維は、芯材と、前記芯材の外周部を被覆し、前記芯材よりも融点が低い被覆層と、を有する請求項1に記載の繊維構造体製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維構造体製造装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
古紙を粗砕する粗砕部、粗砕部で得られた粗砕片を解繊する解繊部、解繊部で得られた解繊物に結着材を供給する供給部、解繊物と結着材とを混合して混合物を生成する混合部、混合物を平面上に堆積させる堆積部、および堆積した混合物によるウェブを加熱、加圧してシート状に成形する成形部を備えた繊維構造体製造装置が知られている。
【0003】
上記供給部において供給する結着材としては、粉末状の樹脂の他、繊維状の樹脂を用いることがある。この場合、供給部として、例えば、特許文献1に記載されているような供給綿量自動制御装置を用いることができる。この供給綿量自動制御装置は、綿状の繊維の塊を計量し、目標重量の綿状の繊維の塊を排出する構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-3537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されている供給綿量自動制御装置では、綿(わた)状の繊維の塊が比較的大きいため、供給量が経時的に安定せず、目標重量となるよう調整することが難しい。このため、供給量にバラつきが生じ、定量性に劣る。このような供給綿量自動制御装置を、上述した繊維構造体製造装置の供給部に適用すると、混合する結着材としての樹脂量が不均一となるため、得られる繊維構造体の強度にムラが生じ、繊維構造体の品質低下を招いてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の繊維構造体製造装置は、繊維を含む材料を解繊して得られた解繊物を供給する解繊物供給部と、
樹脂繊維を供給する樹脂供給部と、
前記解繊物と前記樹脂繊維とを混合して混合物を生成する混合部と、
前記混合物を堆積させて堆積物を生成する堆積部と、
前記堆積物を成形して繊維構造体を生成する成形部と、
前記樹脂供給部の作動を制御する制御部と、を備え、
前記樹脂供給部は、
綿状の前記樹脂繊維の塊を細分化して樹脂繊維細分体を生成する細分化部と、
前記樹脂繊維細分体を貯留する貯留部と、
前記貯留部から排出された前記樹脂繊維細分体の重量または体積を計量する計量部と、を有し、
前記制御部は、前記計量部の計量結果に基づいて、前記貯留部からの前記樹脂繊維細分体の排出量を調整する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明の実施形態に係る繊維構造体製造装置の概略を示す構成図である。
図2は、図1に示す樹脂供給部および混合部の概略を示す構成図である。
図3は、図1に示す繊維構造体製造装置のブロック図である。
図4は、図1に示す樹脂供給部より供給される樹脂繊維の拡大斜視図である。
図5は、綿(わた)状の樹脂繊維の塊を示す図である。
図6は、樹脂繊維細分体を示す図である。
図7は、ほぐし済み樹脂繊維を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の繊維構造体製造装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0009】
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る繊維構造体製造装置の概略を示す構成図である。図2は、図1に示す樹脂供給部および混合部の概略を示す構成図である。図3は、図1に示す繊維構造体製造装置のブロック図である。図4は、図1に示す樹脂供給部より供給される樹脂繊維の拡大斜視図である。図5は、綿状の樹脂繊維の塊を示す図である。図6は、樹脂繊維細分体を示す図である。図7は、ほぐし済み樹脂繊維を示す図である。
【0010】
なお、以下では、図1および図2の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言うことがある。また、図1および図2は、概略構成図であり、繊維構造体製造装置100の各部の位置関係、向き、大きさ等は、図示のものに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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