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公開番号2025015658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024199013,2023027045
出願日2024-11-14,2019-01-22
発明の名称製造物品を作製するためのプロセス
出願人ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー,THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類D04H 1/4309 20120101AFI20250123BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】連続プロセスにおいて製造物品を作製するためのプロセスの提供。
【解決手段】a.1つ以上の可溶性フィラメント形成材料を提供する工程と、b.1つ以上の可溶性フィラメント形成材料を含む水性組成物を形成する工程と、c.水性組成物を加工して、フィラメント形成組成物を生成する工程と、d.フィラメント形成組成物を1つ以上のダイに送達する工程と、e.フィラメント形成組成物を紡糸して、複数の可溶性フィラメントを形成する工程と、f.回収装置上で可溶性フィラメントを回収して、繊維構造体を形成する工程と、g.変換操作により、繊維構造体を製造物品に変換する工程とを含む、製造物品を作製する連続プロセス。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の製造物品を作製する連続プロセスであって、
a.1つまたは複数の水溶性フィラメント形成材料を提供する工程と、
b.1つまたは複数の水溶性フィラメント形成材料を含む水性組成物を形成する工程と、
c.水性組成物を加工して、フィラメント形成組成物を生成する工程と、
d.フィラメント形成組成物を1つまたは複数のダイに送達する工程と、
e.フィラメント形成組成物を紡糸して、前記1つまたは複数のダイから、複数の水溶性フィラメントを含むフィラメント流を形成する工程と、
f.回収装置上で水溶性フィラメントの混合物を回収して、繊維構造体を形成する工程と、
g.繊維構造体を複数の製造物品に変換する工程と、
h.複数の製造物品をパッケージングする工程と、
を含み、工程a.~h.を単一の連続製造ラインにおいて実施する連続プロセス。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記1つまたは複数の水溶性フィラメント形成材料が、ヒドロキシルポリマーを含む、請求項1に記載の連続プロセス。
【請求項3】
前記ヒドロキシルポリマーが、ポリビニルアルコールを含む、請求項2に記載の連続プロセス。
【請求項4】
前記1つまたは複数の水溶性フィラメント形成材料の少なくとも1つが、ペレットの形態である、請求項1に記載の連続プロセス。
【請求項5】
工程bにおいて、少なくとも30重量%の水が前記1つまたは複数の水溶性フィラメント形成材料に添加される、請求項1に記載の連続プロセス。
【請求項6】
前記水性組成物を加工する工程が、押出機内で行われる、請求項1に記載の連続プロセス。
【請求項7】
前記押出機内に存在する前記水性組成物が、20%~95%の固形分%を呈する、請求項6に記載の連続プロセス。
【請求項8】
前記フィラメント形成組成物が、10~80バールの出口圧力で前記押出機から出る、請求項6に記載の連続プロセス。
【請求項9】
前記押出機が、前記フィラメント形成組成物を少なくとも49℃の温度に晒す、請求項6に記載の連続プロセス。
【請求項10】
前記フィラメント形成組成物が、固形分スループット基準で0.10~0.50kW-h/kgのSMEで前記押出機から出る、請求項6に記載の連続プロセス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維構造体を含む製造物品を作製するためのプロセス、例えば、連続プロセスに関し、より具体的には、可溶性フィラメント、例えば、水溶性フィラメントを含む可溶性繊維構造体などの繊維構造体を含む製造物品を作製するためのプロセスに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
可溶性フィラメントなどの、繊維構造体、例えば、可溶性繊維構造体、及び/又はその構成要素を作製するプロセスは、当該技術分野において既知である。更に、繊維構造体及び/又はその構成要素は、最終的に、消費者製品、例えば、布地ケア製品、ヘアケア製品、歯ケア製品などの製品物品に組み込まれてきた。しかしながら、現在までのそのような既知のプロセスは、不連続であった。換言すれば、そのような既知のプロセスは、製造物品を作製するプロセスを中断する、少なくとも2つ以上の離散(不連続)工程又は単位操作、例えば、作製された繊維構造体を製造物品、例えば、消費者製品に変換する1つ以上の工程から解除及び/又は離散繊維構造体を作製する1つ以上の工程を有する。そのような非連続/不連続プロセスは、以下の工程:1)フィラメント形成組成物を作製するためのバッチプロセスなどのフィラメント形成組成物作製工程と、2)フィラメント形成組成物を紡糸して、フィラメント、例えば、可溶性フィラメントを作製するための紡糸工程と、3)任意に、固体添加剤、例えば、粒子をフィラメントと混合するための混合(コフォーム)工程と、4)フィラメント及び/又は混合フィラメント並びに固体添加剤を回収して、繊維構造体、例えば、可溶性繊維構造体を形成するための回収工程と、5)変換操作(繊維構造体を1つ以上の製造物品、例えば、消費者製品に変換する(例えば、スリット加工及び/又は積層及び/又はカレンダー加工及び/又は香料、酵素、漂白剤、着香剤、発泡剤などの微量成分を用いる加工、ダイカット、並びに印刷)ための1つ以上の工程)と、6)任意に、製造物品をパッケージングするためのパッケージング工程と、のうちの1つ以上を含み得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
配合者が直面する1つの問題は、連続的又は既知の不連続プロセスよりより連続的に、繊維構造体、例えば、可溶性繊維構造体を含むそのような製造物品を作製する方法である。換言すれば、配合者が直面する1つの問題は、それらが離散的な不連続プロセス工程ではないように、上記から連続プロセスに複数のプロセス工程を組み合わせる方法である。
【0004】
したがって、連続的又は少なくとも部分的に連続したプロセスにおいて、繊維構造体、例えば、可溶性繊維構造体を含む製造物品、例えば、消費者製品を作製するためのプロセスが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、製造物品、例えば、繊維構造体、例えば、可溶性繊維構造体を含む製造物品、例えば、消費者製品を作製するためのプロセス内に連続プロセス及び/又は連続プロセス工程を提供することによって、上に記載の必要性を満たす。
【0006】
上で特定された問題に対する1つの解決策は、連続的又はより連続的なプロセスにおいて、繊維構造体、例えば、可溶性繊維構造体を含む製造物品、例えば、消費者製品を作製するためのプロセスを提供することである。そのような連続プロセスは、少なくとも以下の工程:1)フィラメント形成組成物を作製するためのフィラメント形成組成物作製工程と、2)フィラメント形成組成物を紡糸して、フィラメント、例えば、可溶性フィラメントを作製するための紡糸工程と、3)任意に、固体添加剤、例えば、粒子をフィラメントと混合するための混合(コフォーム)工程と、4)フィラメント及び/又は混合フィラメント並びに固体添加剤を回収して、繊維構造体、例えば、可溶性繊維構造体を形成するための回収工程とを含み、存在する場合、工程(1~4)は、フィラメント形成組成物を作製することから、フィラメント形成組成物をフィラメントに紡糸し(任意選択的に、固体添加剤をフィラメントと混合する)、回収装置でフィラメント(並びに/又は混合フィラメント及び固体添加剤)を回収し、繊維構造体を形成するプロセスにおいて、いかなる中断又は停止又は妨害もなく順々に、連続様式で行われ、次いでそれは製造物品に変換され、最終的に、例えば、消費者用パッケージにパッケージされ得る。連続プロセスは、5)変換操作(繊維構造体を1つ以上の製造物品、例えば、消費者製品に変換する(例えば、スリット加工及び/又は積層及び/又はカレンダー加工及び/又は香料、酵素、漂白剤、着香剤、発泡剤などの微量成分を用いる加工、ダイカット、並びに印刷)ための1つ以上の工程)と、6)任意に、製造物品をパッケージングするためのパッケージング工程と、を更に含み得る。
【0007】
本発明は、繊維構造体、及び最終的には製造物品を作製するための連続プロセスを提供する。
【0008】
本発明の一実施例では、繊維構造体を作製するためのプロセスであって、
a.1つ以上の可溶性フィラメント形成材料を提供する工程と、
b.1つ以上の可溶性フィラメント形成材料を含む水性組成物を形成する工程と、
c.水性組成物を加工して、フィラメント形成組成物を生成する工程と、
d.フィラメント形成組成物を1つ以上のダイに送達する工程と、
e.フィラメント形成組成物を紡糸して、複数の可溶性フィラメントを形成する工程と、
f.回収装置上で可溶性フィラメントを回収して、繊維構造体を形成する工程と、を含むプロセスが提供される。一実施例では、工程b、c及びdのうちの少なくとも1つにおいて、1つ以上の活性剤をプロセスに添加してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るプロセスの実施例の概略図である。
本発明に係るプロセスの一例の概略図である。
本発明に係るプロセスで使用するために好適な押出機スクリューの実施例の概略図である。
本発明に係るプロセスの一部の実施例の概略図である。
本発明に係るプロセスで使用するために好適なダイの上平面図である。
本発明に係るプロセスの一部の実施例の概略図である。
本発明に係るプロセスで使用するために好適な回収装置上の回収ゾーンの実施例の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
定義
本明細書で使用するとき、「繊維構造体」は、1つ以上のフィラメント、及び任意に1つ以上の粒子を含む構造体を意味する。一実施例では、本発明に係る繊維構造体は、機能を実行することが可能な、フィラメンと、及び任意に、一体型構造体などの構造体を共に形成する粒子の結合体を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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