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公開番号
2024172106
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089628
出願日
2023-05-31
発明の名称
シート製造装置、およびクリーニング装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D04H
1/736 20120101AFI20241205BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】清掃ローラーの耐久性を向上させるシート製造装置、およびクリーニング装置を提供すること。
【解決手段】シート製造装置1は、繊維が含まれるウェブWを加熱および加圧する第1成形ローラー71と、第1成形ローラー71に当接して、第1成形ローラー71を清掃する第1清掃ローラー131と、第1成形ローラー71に対する第1清掃ローラー131の当接および離間を切り替える第1当接機構120と、を有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維が含まれるウェブを加熱および加圧する成形ローラーと、
前記成形ローラーに当接して、前記成形ローラーを清掃する清掃ローラーと、
前記成形ローラーに対する前記清掃ローラーの当接および離間を切り替える当接機構と、を有することを特徴とするシート製造装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記当接機構を制御する制御部を有することを特徴とする、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記清掃ローラーを駆動する清掃ローラー駆動モーターを有し、
前記清掃ローラー駆動モーターを介して、前記清掃ローラーの回転方向および回転速度を制御することを特徴とする、請求項2に記載のシート製造装置。
【請求項4】
前記当接機構は、前記清掃ローラーの前記当接および前記離間を、回動によって切り替えるカム部材を含み、
前記制御部は、
前記成形ローラーを駆動するモーターと、
前記カム部材の回転位置を検出するカム位置検出センサーと、を有し、
前記モーターの稼働量から、前記成形ローラーの回転角度を検出し、
任意の前記成形ローラーの前記回転角度において、前記清掃ローラーを前記成形ローラーから離間させることを特徴とする、請求項3に記載のシート製造装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記成形ローラーが数回転するうちの少なくとも1回転以上にて、前記清掃ローラーを前記成形ローラーに当接させることを特徴とする、請求項4に記載のシート製造装置。
【請求項6】
前記清掃ローラーに当接して、前記清掃ローラーを清掃するブラシ部を有することを特徴とする、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項7】
前記ブラシ部に当接して、前記ブラシ部を清掃するブレード部を有することを特徴とする、請求項6に記載のシート製造装置。
【請求項8】
前記清掃ローラーにおいて、前記成形ローラーと当接する表面部はフェルト材であることを特徴とする、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項9】
前記成形ローラーは、第1成形ローラーと第2成形ローラーとを含み、
前記ウェブは、前記第1成形ローラーと前記第2成形ローラーとの間に挟まれて加熱および加圧され、
前記清掃ローラーは、前記第1成形ローラーを清掃する第1清掃ローラーと、前記第2成形ローラーを清掃する第2清掃ローラーと、を含み、
前記当接機構は、前記第1清掃ローラーに対応する第1当接機構と、前記第2清掃ローラーに対応する第2当接機構と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項10】
紙粉が付着する成形部材を清掃する清掃ローラーと、
前記成形部材に対する前記清掃ローラーの当接および離間を切り替える当接機構と、
前記当接機構を制御する制御部と、を有することを特徴とするクリーニング装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート製造装置、およびクリーニング装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、紙由来の繊維が含まれるウェブを圧縮成形して、シートなどを製造する装置が知られていた。例えば、特許文献1では、成形用のカレンダーローラーに付着した紙粉を除去するクリーニング機構が開示されている。上記機構は、繊維構造体製造装置において、カレンダーローラーにクリーニング用のフェルトローラーを当接させて、カレンダーローラーのクリーニングを行うものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-156155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、フェルトローラーの耐久性を向上させることが難しいという課題があった。詳しくは、フェルトローラーは、カレンダーローラーに常時当接しているため、カレンダーローラーに押し当てられて常に荷重がかかっている。また、フェルトローラーは、カレンダーローラーに回転しながら当接する。これらにより、フェルトローラーにおいて、表面の摩耗や変形による偏芯が生じ易く、クリーニング性能が低下する場合があった。フェルトローラーのクリーニング性能が低下すると、製造されるシートの品質を確保することが難しくなる。すなわち、クリーニング用ローラーの耐久性を向上させるシート製造装置が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
シート製造装置は、繊維が含まれるウェブを加熱および加圧する成形ローラーと、前記成形ローラーに当接して、前記成形ローラーを清掃する清掃ローラーと、前記成形ローラーに対する前記清掃ローラーの当接および離間を切り替える当接機構と、を有することを特徴とする。
【0006】
クリーニング装置は、紙粉が付着する成形部材をクリーニングする清掃ローラーと、前記成形部材に対する前記清掃ローラーの当接および離間を切り替える当接機構と、前記当接機構を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るシート製造装置の構成を示す模式図。
成形部およびクリーニング装置の配置を示す斜視図。
第1クリーニング装置の構成を示す斜視図。
第2クリーニング装置の構成を示す斜視図。
第2クリーニング装置によるクリーニング機能を示す模式側面図。
第2クリーニング装置によるクリーニング機能を示す模式側面図。
第2クリーニング装置によるクリーニング機能を示す模式側面図。
第2クリーニング装置によるクリーニング機能を示す模式側面図。
第1当接機構の構成、および当接時の姿勢を示す模式側面図。
第1当接機構の離間時の姿勢を示す模式側面図。
第2当接機構の構成、および当接時の姿勢を示す模式側面図。
第2当接機構の離間時の姿勢を示す模式側面図。
第2当接機構の作動メカニズムを示す斜視図。
第2当接機構の作動メカニズムを示す斜視図。
制御部の構成を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の実施形態では、乾式にて古紙などの紙片を再生するシート製造装置1を例示し、図面を参照して説明する。本発明のシート製造装置は、乾式であることに限定されず、湿式であってもよい。なお、本明細書において乾式とは、液体中で実施されずに、大気などの空気中で実施されることをいう。
【0009】
以下の各図においては、相互に直交する座標軸としてXYZ軸を付し、各矢印が指す方向を+方向とし、+方向と反対の方向を-方向とする。Z軸は鉛直方向に沿う仮想軸であって+Z方向を上方とし、-Z方向を下方とする。-Z方向は重力が作用する方向である。また、シート製造装置1において、原料、ウェブ、およびシートなどの搬送方向の先を下流、搬送方向を遡る側を上流ということもある。図示の便宜上、各部材の大きさを実際とは異ならせている。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係るシート製造装置1は、第1ユニット群101、第2ユニット群102、および第3ユニット群103を有する。第1ユニット群101、第2ユニット群102、および第3ユニット群103は、図示しないフレームに支持される。なお、図1においては、古紙C、シートP3、スリット片S、および不要な端材などが移動する方向を白抜きの矢印で示している。
(【0011】以降は省略されています)
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