TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025002257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102307
出願日2023-06-22
発明の名称シート製造装置、および動力切り替え装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D04H 1/732 20120101AFI20241226BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】コスト上昇を抑え、小型化が容易なシート製造装置、および動力切り替え装置を提供すること。
【解決手段】シート製造装置1は、処理ローラー72と、処理ローラー72を清掃する第1処理部231と、第1処理部231を処理ローラー72から離間させる第2処理部220と、第1処理部231および第2処理部220を駆動する駆動部542と、駆動部542と第1処理部231および第2処理部220との間に介在する歯車G3と、を有し、歯車G3は、駆動部542から駆動力が入力可能な入力ギア301と、入力ギア301と連動して回転する入力軸303と、入力軸303を回転軸とする第1ギア311および第2ギア312と、を有し、第1回転方向への駆動力は、入力軸303から第1ギア311を介して第1処理部231へ出力され、第2回転方向への駆動力は、入力軸303から第2ギア312を介して第2処理部220へ出力される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
繊維が含まれるウェブを加工する処理ローラーと、
前記処理ローラーに当接して清掃する第1処理部と、
前記第1処理部を前記処理ローラーから離間させる第2処理部と、
前記第1処理部および前記第2処理部を駆動する駆動部と、
前記駆動部と前記第1処理部および前記第2処理部との間に介在する動力切り替え部と、を有し、
前記動力切り替え部は、
前記駆動部から、第1回転方向への駆動力および第2回転方向への駆動力が入力可能な入力ギアと、
前記入力ギアと連動して、前記第1回転方向および前記第2回転方向へ回転する入力軸と、
前記入力軸を回転軸とする第1ギアおよび第2ギアと、を有し、
前記第1回転方向への前記駆動力は、前記入力軸から前記第1ギアを介して、前記第1処理部へ出力され、
前記第2回転方向への前記駆動力は、前記入力軸から前記第2ギアを介して、前記第2処理部へ出力されることを特徴とするシート製造装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記駆動部の回転方向を制御する制御部を有することを特徴とする、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項3】
前記第1ギアおよび前記第2ギアは、ワンウェイクラッチを備え、
前記第1ギアの前記ワンウェイクラッチは、前記入力軸からの前記第1回転方向への前記駆動力のみを前記第1処理部へ伝達し、
前記第2ギアの前記ワンウェイクラッチは、前記入力軸からの前記第2回転方向への前記駆動力のみを前記第2処理部へ伝達することを特徴とする、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項4】
前記第1処理部を清掃する第3処理部を有し、
前記第1回転方向への前記駆動力は、前記入力軸から前記第1ギアを介して、前記第3処理部へも出力されることを特徴とする、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項5】
前記第3処理部を清掃するブレード部と、
前記ブレード部を清掃する第4処理部と、を有し、
前記第2回転方向への前記駆動力は、前記入力軸から前記第2ギアを介して、前記第4処理部へも出力されることを特徴とする、請求項4に記載のシート製造装置。
【請求項6】
前記第1処理部は、前記処理ローラーと同方向に回転しながら当接して、前記処理ローラーを清掃することを特徴とする、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項7】
第1回転方向への駆動力、および第2回転方向への駆動力が入力可能な入力ギアと、
前記入力ギアと連動して、前記第1回転方向および前記第2回転方向へ回転する入力軸と、
前記入力軸を回転軸とする第1ギアおよび第2ギアと、を有し、
前記第1ギアおよび前記第2ギアは、ワンウェイクラッチを備え、
前記第1ギアの前記ワンウェイクラッチは、前記入力軸からの前記第1回転方向への前記駆動力のみを伝達し、
前記第2ギアの前記ワンウェイクラッチは、前記入力軸からの前記第2回転方向への前記駆動力のみを伝達することを特徴とする動力切り替え装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート製造装置、および動力切り替え装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、紙由来の繊維が含まれるウェブを圧縮成形して、シートなどを製造する装置が知られていた。例えば、特許文献1では、成形用のカレンダーローラーに付着した紙粉を除去するクリーニング機構が開示されている。上記機構は、繊維構造体製造装置において、カレンダーローラーにクリーニング用のフェルトローラーを回転させながら当接させて、カレンダーローラーのクリーニングを行うものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-156155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、カレンダーローラーに対してフェルトローラーを離間させる機構を設けると、上記機構を駆動するモーターなどの増設により、コスト上昇を抑えることが難しいという課題があった。また、モーターの増設が、装置の小型化の支障となり易いという課題もあった。
【0005】
詳しくは、カレンダーローラーにフェルトローラーを常時当接させていると、フェルトローラーに表面の摩耗や変形が生じ易くなる。そのため、カレンダーローラーからフェルトローラーを離間させる機構を設けることが望ましい。ところが、上記機構を設けると、フェルトローラーを回転駆動する駆動モーターに加えて、上記機構を駆動するモーターなどが必要となる。このことは、コストの上昇と装置の大型化とを招く場合があった。すなわち、クリーニング用ローラーを離間させる機構を備え、コスト上昇を抑えると共に、小型化が容易なシート製造装置が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
シート製造装置は、繊維が含まれるウェブを加工する処理ローラーと、前記処理ローラーに当接して清掃する第1処理部と、前記第1処理部を前記処理ローラーから離間させる第2処理部と、前記第1処理部および前記第2処理部を駆動する駆動部と、前記駆動部と前記第1処理部および前記第2処理部との間に介在する動力切り替え部と、を有し、前記動力切り替え部は、前記駆動部から、第1回転方向への駆動力および第2回転方向への駆動力が入力可能な入力ギアと、前記入力ギアと連動して、前記第1回転方向および前記第2回転方向へ回転する入力軸と、前記入力軸を回転軸とする第1ギアおよび第2ギアと、を有し、前記第1回転方向への前記駆動力は、前記入力軸から前記第1ギアを介して、前記第1処理部へ出力され、前記第2回転方向への前記駆動力は、前記入力軸から前記第2ギアを介して、前記第2処理部へ出力されることを特徴とする。
【0007】
動力切り替え装置は、第1回転方向への駆動力、および第2回転方向への駆動力が入力可能な入力ギアと、前記入力ギアと連動して、前記第1回転方向および前記第2回転方向へ回転する入力軸と、前記入力軸を回転軸とする第1ギアおよび第2ギアと、を有し、前記第1ギアおよび前記第2ギアは、ワンウェイクラッチを備え、前記第1ギアの前記ワンウェイクラッチは、前記入力軸からの前記第1回転方向への前記駆動力のみを伝達し、前記第2ギアの前記ワンウェイクラッチは、前記入力軸からの前記第2回転方向への前記駆動力のみを伝達することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るシート製造装置の構成を示す模式図。
成形部および清掃部の配置を示す斜視図。
第1クリーニング装置の清掃部の構成を示す斜視図。
第1クリーニング装置の清掃部の構成を示す側面図。
第2クリーニング装置の清掃部の構成を示す斜視図。
第2クリーニング装置の清掃部の構成を示す側面図。
第4処理部などの構成および配置を示す拡大側面図。
第2クリーニング装置の歯車群などの構成を示す側面図。
動力切り替え部の構成を示す斜視図。
第1処理部などへの駆動力の伝達経路を示す模式側面図。
第2処理部などへの駆動力の伝達経路を示す模式側面図。
第2クリーニング装置における打撃動作の作動原理を示す斜視図。
第2クリーニング装置の清掃部による清掃機能を示す模式側面図。
第2クリーニング装置の清掃部による清掃機能を示す模式側面図。
第2クリーニング装置の清掃部による清掃機能を示す模式側面図。
第2クリーニング装置の清掃部による清掃機能を示す模式側面図。
第2クリーニング装置の清掃部による清掃機能を示す側模式面図。
第2クリーニング装置の清掃部による清掃機能を示す模式側面図。
第2クリーニング装置における清掃部の離間時の姿勢を示す側面図。
第1クリーニング装置における清掃部の離間時の姿勢を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の実施形態では、乾式にて古紙などの紙片を再生するシート製造装置1を例示し、図面を参照して説明する。本発明のシート製造装置は、乾式であることに限定されず、湿式であってもよい。なお、本明細書において乾式とは、液体中で実施されずに、大気などの空気中で実施されることをいう。
【0010】
以下の各図においては、相互に直交する座標軸としてXYZ軸を付し、各矢印が指す方向を+方向とし、+方向と反対の方向を-方向とする。Z軸は鉛直方向に沿う仮想軸であって+Z方向を上方とし、-Z方向を下方とする。-Z方向は重力が作用する方向である。また、シート製造装置1において、原料、ウェブ、およびシートなどの搬送方向の先を下流、搬送方向を遡る側を上流ということもある。図示の便宜上、各部材の大きさを実際とは異ならせている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東レ株式会社
繊維構造体
3か月前
東レ株式会社
織編物及び衣服
3か月前
三菱ケミカル株式会社
繊維集合体
3か月前
株式会社島精機製作所
横編機
22日前
東レ株式会社
炭素繊維シートの製造方法
3か月前
株式会社島精機製作所
横編機
29日前
株式会社島精機製作所
横編機
29日前
株式会社島精機製作所
横編機
2か月前
東レ株式会社
スパンボンド不織布の製造方法
3か月前
東レ株式会社
長繊維不織布およびその製造方法
3か月前
個人
EV自動車と緯編パイル布帛
21日前
帝人フロンティア株式会社
編地および繊維製品
23日前
東洋紡せんい株式会社
抗スナッグ性編物
3か月前
東レ株式会社
スパンボンド不織布およびその製造方法
3か月前
東レ株式会社
長繊維不織布、分離膜支持体および分離膜
2か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
3か月前
東洋紡エムシー株式会社
不織布積層体及びそれを用いた袋状物
1か月前
佰龍機械廠股ふん有限公司
両面丸編機
3か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
1日前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
1日前
東レ・モノフィラメント株式会社
ポリアミド樹脂支持体
1か月前
株式会社島精機製作所
横編機の可動シンカー装置および可動シンカー
22日前
株式会社アガツマ
リリアン編み機
23日前
花王株式会社
不織布の製造方法
3か月前
株式会社 松田工務店
積層体布帛用シングル丸編地及び積層体布帛
2か月前
セイコーエプソン株式会社
緩衝材及び緩衝材の製造方法
2か月前
佰龍機械廠股ふん有限公司
両面ロングパイル編み物
2か月前
大和紡績株式会社
不織布及びそれを含むワイピングシート
2か月前
佰龍機械廠股ふん有限公司
多色ジャカード両面編み物
1か月前
網太株式会社
編網装置及び位置調整具
2か月前
ユニチカ株式会社
衛生材料用不織布の製造方法
3か月前
東レ株式会社
不織布およびその製造方法ならびにフィルターユニット、空気清浄機
3か月前
三井化学株式会社
不織布、及び不織布の製造方法
2か月前
株式会社カネカ
生分解性不織布、及び、その製造方法
3か月前
花王株式会社
吸収性物品用不織布シート
3か月前
日本製紙クレシア株式会社
複合型不織布シート
29日前
続きを見る