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公開番号2024175943
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094066
出願日2023-06-07
発明の名称横編機
出願人株式会社島精機製作所
代理人個人
主分類D04B 15/56 20060101AFI20241212BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】歯口の幅が狭くても歯口を通過でき、かつ編糸を捕捉できるルーパーを有する引下装置を備える横編機を提供する。
【解決手段】前針床と、前記前針床に向き合う後針床と、前記前針床と前記後針床との間に形成される歯口に編糸を供給するヤーンフィーダーと、前記ヤーンフィーダーから前記歯口に延びる前記編糸を捕捉して、前記歯口の下方に引き下げる引下装置と、を備える横編機において、前記引下装置は、前記前針床と前記後針床の長さ方向に沿って移動可能に構成された移動体と、前記移動体に対して上下動可能に支持されたルーパーと、を備え、前記ルーパーは、フックを有し、前記歯口の上方から見た前記フックの延伸方向が、前記歯口の幅方向に交差している、横編機。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
前針床と、
前記前針床に向き合う後針床と、
前記前針床と前記後針床との間に形成される歯口に編糸を供給するヤーンフィーダーと、
前記ヤーンフィーダーから前記歯口に延びる前記編糸を捕捉して、前記歯口の下方に引き下げる引下装置と、を備える横編機において、
前記引下装置は、
前記前針床と前記後針床の長さ方向に沿って移動可能に構成された移動体と、
前記移動体に対して上下動可能に支持されたルーパーと、を備え、
前記ルーパーは、前記編糸を引っ掛けるフックを有し、
前記歯口の上方から見た前記フックの延伸方向が、前記歯口の幅方向に交差している、
横編機。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記延伸方向と前記幅方向とのなす角度が30°以上90°以下である、請求項1に記載の横編機。
【請求項3】
前記延伸方向と前記幅方向とのなす角度が45°以上80°以下である、請求項1に記載の横編機。
【請求項4】
前記ルーパーの上昇中または上昇後に、前記移動体と前記ヤーンフィーダーとが互いに近づくように前記移動体および前記ヤーンフィーダーの少なくとも一方の移動を制御する制御部を備える、請求項1に記載の横編機。
【請求項5】
前記制御部は、前記移動体を前記ヤーンフィーダーに近づく方向に移動するように制御する、請求項4に記載の横編機。
【請求項6】
前記ルーパーは、前記前針床に対応した前側ルーパーと、前記後針床に対応した後側ルーパーとを含み、
前記フックは、前記前側ルーパーに形成された前側フックと、前記後側ルーパーに形成された後側フックとを含み、
前記歯口の上方から見た前記前側フックは、前記前側フックの先端部が前記前針床に近づくように傾斜しており、
前記歯口の上方から見た前記後側フックは、前記後側フックの先端部が前記後針床に近づくように傾斜している、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の横編機。
【請求項7】
前記歯口の上方において、前記前側フックを前記前針床に向かって変位させ、前記後側フックを前記後針床に向かって変位させる変位機構を備える、請求項6に記載の横編機。
【請求項8】
前記変位機構は、
前記前側ルーパーと前記後側ルーパーとが重ねられた状態で配置されるガイド溝と、
前記前側ルーパーの下部と前記後側ルーパーの下部とを互いに回動可能に連結する連結軸と、
前記前側ルーパーと前記後側ルーパーとの間に配置されたバネと、を備える請求項7に記載の横編機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、編地の終端編目からヤーンフィーダーに延びる編糸を切断する際に、その編糸を捕捉する引下装置を備える横編機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、編糸保持切断装置を備える横編機を開示する。横編機は、前針床と後針床とヤーンフィーダーを備える。ヤーンフィーダーは、前針床と後針床との間に形成される歯口(needle bed gap)に編糸を供給する。ヤーンフィーダーから供給された編糸は、前針床と後針床の編針によって編成される。
【0003】
上記編糸保持切断装置は、針床で編成される編地の最終編目からヤーンフィーダーに延びる編糸を捕捉して、歯口の下方に引き下げる引下装置と、編糸を保持する保持装置と、編糸を切断する切断装置と、を備える。引下装置は、上下動可能に構成されたルーパー(looper)を備える。ルーパーは、ルーパーの上端にフックを有する。フックは、歯口の上方で編糸を引っ掛ける。歯口の上方から見たフックの延伸方向は、歯口の幅方向に沿っている。歯口の幅方向は、前針床と後針床の長さ方向に直交する方向である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-173248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
横編機において歯口の幅を小さくしたいというニーズがある。例えば、歯口の幅を小さくすると、編目が詰んだ編地が得られ易い。しかし、歯口の幅が小さくなると、歯口の下方に配置されたルーパーが上昇したとき、ルーパーのフックが歯口を通過できなくなる恐れがある。フックを小さくすると、フックが編糸を捕捉し損ねる恐れがある。
【0006】
上記事情に鑑み、本発明は、歯口の幅が狭くても歯口を通過でき、かつ編糸を捕捉できるルーパーを有する引下装置を備える横編機を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
<1>本発明の横編機は、
前針床と、
前記前針床に向き合う後針床と、
前記前針床と前記後針床との間に形成される歯口に編糸を供給するヤーンフィーダーと、
前記ヤーンフィーダーから前記歯口に延びる前記編糸を捕捉して、前記歯口の下方に引き下げる引下装置と、を備える横編機において、
前記引下装置は、
前記前針床と前記後針床の長さ方向に沿って移動可能に構成された移動体と、
前記移動体に対して上下動可能に支持されたルーパーと、を備え、
前記ルーパーは、前記編糸を引っ掛けるフックを有し、
前記歯口の上方から見た前記フックの延伸方向が、前記歯口の幅方向に交差している。
【0008】
<2>上記<1>に記載される横編機の一形態として、
前記延伸方向と前記幅方向とのなす角度が30°以上90°以下であっても良い。
【0009】
<3>上記<1>に記載される横編機の一形態として、
前記延伸方向と前記幅方向とのなす角度が45°以上80°以下であっても良い。
【0010】
<4>上記<1>から<3>のいずれかに記載される横編機の一形態として、
前記ルーパーの上昇中または上昇後に、前記移動体と前記ヤーンフィーダーとが互いに近づくように前記移動体および前記ヤーンフィーダーの少なくとも一方の移動を制御する制御部を備えていても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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