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公開番号2024172375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090048
出願日2023-05-31
発明の名称横編機
出願人株式会社島精機製作所
代理人個人,個人
主分類D04B 15/12 20060101AFI20241205BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】ニードルベッド及びベッド状部材の駆動における誤差による部材同士の衝突を回避することができる横編機を提供する。
【解決手段】前後のニードルベッド110を長手方向へ相対的に移動させるための駆動力を生じさせる第一駆動源10と、ニードルベッド110に対して相対的に移動可能に設けられたベッド状部材140と、ベッド状部材140を移動させるための駆動力を生じさせる第二駆動源30とを具備し、第二駆動源30はニードルベッド110と連結され、制御部160は、第一駆動源10を駆動させることにより、ニードルベッド110を移動可能であるとともにニードルベッド110の移動に伴う第二駆動源30の移動に伴って、ベッド状部材140をニードルベッド110と一体的に移動可能であり、第二駆動源30を駆動させることにより、ニードルベッド110に対してベッド状部材140を相対的に移動可能である横編機100とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
前後に対峙する少なくとも2枚のニードルベッドと、
前記ニードルベッドと連結され、前後の前記ニードルベッドを長手方向へ相対的に移動させるための駆動力を生じさせる第一駆動源と、
前記ニードルベッドに対して相対的に移動可能に設けられたベッド状部材と、
前記ベッド状部材と連結され、前記ベッド状部材を移動させるための駆動力を生じさせる第二駆動源と、
前記第一駆動源及び前記第二駆動源の動作を制御可能な制御部と、
を具備し、
前記第二駆動源は、前記ニードルベッドと連結され、
前記制御部は、
前記第一駆動源を駆動させることにより、前記ニードルベッドを移動可能であるとともに、前記ニードルベッドの移動に伴う前記第二駆動源の移動に伴って、前記ベッド状部材を前記ニードルベッドと一体的に移動可能であり、
前記第二駆動源を駆動させることにより、前記ニードルベッドに対して前記ベッド状部材を相対的に移動可能である、
横編機。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記ベッド状部材の前記ニードルベッドに対する相対移動可能な範囲は、前記ニードルベッドの相対移動可能な範囲よりも小さい、
請求項1に記載の横編機。
【請求項3】
前記ニードルベッドに沿って延びるように形成され、前記ニードルベッドと前記第一駆動源とを連結する連結部材を具備し、
前記第二駆動源は、前記連結部材と連結される、
請求項1又は請求項2に記載の横編機。
【請求項4】
前記第二駆動源は、前記ニードルベッドよりも上方、かつ、前記ベッド状部材の側方に配置される、
請求項1又は請求項2に記載の横編機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ニードルベッド及びニードルベッドに対して相対的に移動可能に設けられたベッド状部材を具備する横編機の技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ニードルベッドを具備する横編機の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
【0003】
特許文献1には、歯口を挟んで前後に対峙する少なくとも2枚のニードルベッドを備え、ニードルベッド上に多数の編針が進退動自在に配列された横編機が開示されている。このような横編機において、前後に対峙する少なくとも2枚のニードルベッドは相対的に移動(ラッキング)可能に構成される。また、ニードルベッドとは別にループプレッサーやトランスファージャックなどの補助床(ベッド状部材)が設けられる場合がある。これらの各ベッドを個別に駆動させることが考えられるが、各ベッドの駆動における誤差(応答性の差や停止位置の誤差)が要因となって部材同士の衝突や編地編成への支障が生じるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3044373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、ニードルベッド及びベッド状部材の駆動における誤差による部材同士の衝突や編地編成への支障の発生を回避することができる横編機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
即ち、本発明に係る横編機は、前後に対峙する少なくとも2枚のニードルベッドと、前記ニードルベッドと連結され、前後の前記ニードルベッドを長手方向へ相対的に移動させるための駆動力を生じさせる第一駆動源と、前記ニードルベッドに対して相対的に移動可能に設けられたベッド状部材と、前記ベッド状部材と連結され、前記ベッド状部材を移動させるための駆動力を生じさせる第二駆動源と、前記第一駆動源及び前記第二駆動源の動作を制御可能な制御部と、を具備し、前記第二駆動源は、前記ニードルベッドと連結され、前記制御部は、前記第一駆動源を駆動させることにより、前記ニードルベッドを移動可能であるとともに、前記ニードルベッドの移動に伴う前記第二駆動源の移動に伴って、前記ベッド状部材を前記ニードルベッドと一体的に移動可能であり、前記第二駆動源を駆動させることにより、前記ニードルベッドに対して前記ベッド状部材を相対的に移動可能であるものである。
このように構成することにより、ニードルベッド及びベッド状部材の駆動における誤差による部材同士の衝突を回避することができる。
【0008】
また、前記ベッド状部材の前記ニードルベッドに対する相対移動可能な範囲は、前記ニードルベッドの相対移動可能な範囲よりも小さくてもよい。
このように構成することにより、ニードルベッドに対してベッド状部材を相対的に移動させる際に、ベッド状部材が他の部材と衝突したり編地編成に支障が生じるのを回避することができる。
【0009】
また、前記ニードルベッドに沿って延びるように形成され、前記ニードルベッドと前記第一駆動源とを連結する連結部材を具備し、前記第二駆動源は、前記連結部材と連結されるようにしてもよい。
このように構成することにより、第二駆動源を連結部材を介してニードルベッドと連結させることができ、これにより第二駆動源の配置位置の自由度を向上させることができる。
【0010】
また、前記第二駆動源は、前記ニードルベッドよりも上方、かつ、前記ベッド状部材の側方に配置されるようにしてもよい。
このように構成することにより、第二駆動源のメンテナンス性を向上させることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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