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公開番号2024169907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086768
出願日2023-05-26
発明の名称シート製造装置、及び、シート製造方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D04H 1/732 20120101AFI20241129BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】ウェブに適切に水分を付与できないおそれがある。
【解決手段】シート製造装置は、繊維を含む材料を堆積させてウェブを形成する堆積部と、ウェブを保持して搬送する搬送ベルトを有するウェブ搬送部と、搬送ベルトと対向するように設けられ、ウェブに水分を付与する加湿部と、水分が付与されたウェブに対し、加熱及び加圧の少なくとも一方を行うシート形成部と、制御部と、を備え、加湿部は、少なくとも第1ミスト発生素子及び第2ミスト発生素子を有し、制御部は、第1ミスト発生素子と、第2ミスト発生素子とを個別に制御可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
繊維を含む材料を堆積させてウェブを形成する堆積部と、
前記ウェブを保持して搬送する搬送ベルトを有するウェブ搬送部と、
前記搬送ベルトと対向するように設けられ、前記ウェブに水分を付与する加湿部と、
前記水分が付与された前記ウェブに対し、加熱及び加圧の少なくとも一方を行うシート形成部と、
制御部と、を備え、
前記加湿部は、少なくとも第1ミスト発生素子及び第2ミスト発生素子を有し、
前記制御部は、前記第1ミスト発生素子と、前記第2ミスト発生素子とを個別に制御可能である、シート製造装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記加湿部は、
ダクトと、排気口とを有し、
前記第1ミスト発生素子、及び、前記第2ミスト発生素子の少なくともいずれかにより発生させたミストを、前記ダクトを経由して、前記排気口から前記ウェブに対して排気する、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項3】
1つ以上のセンサーを備え、
前記制御部は、前記センサーにより計測した結果に基づき、前記第1ミスト発生素子、及び、前記第2ミスト発生素子の少なくともいずれか一方を制御する、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項4】
前記ウェブの水分を計測可能な水分計を備え、
前記制御部は、前記水分計により計測した前記ウェブの水分に基づき、前記第1ミスト発生素子と、前記第2ミスト発生素子とを個別に制御可能である、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項5】
温度を計測可能な温度検出部を備え、
前記制御部は、前記温度検出部により計測した温度に基づき、前記第1ミスト発生素子と、前記第2ミスト発生素子とを個別に制御可能である、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項6】
湿度を計測可能な湿度検出部を備え、
前記制御部は、前記湿度検出部により計測した湿度に基づき、前記第1ミスト発生素子と、前記第2ミスト発生素子とを個別に制御可能である、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項7】
前記ウェブの厚さを計測可能な厚さ検出部を備え、
前記制御部は、前記厚さ検出部により計測した前記ウェブの厚さに基づき、前記第1ミスト発生素子と、前記第2ミスト発生素子とを個別に制御可能である、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項8】
前記加湿部に貯留され、ミストを発生させるための水の水温を計測可能な水温検出部を備え、
前記制御部は、前記水温検出部により計測した水温に基づき、前記第1ミスト発生素子と、前記第2ミスト発生素子とを個別に制御可能である、請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項9】
繊維を含む材料からシートを製造するシート製造装置であって、
前記繊維を含む材料を堆積させてウェブを形成する堆積部と、
前記ウェブを保持して搬送方向へ搬送する搬送ベルトを有するウェブ搬送部と、
前記搬送ベルトと対向するように設けられ、前記ウェブに水分を付与する加湿部と、
前記水分が付与された前記ウェブに対し、加熱及び加圧の少なくとも一方を行うシート形成部と、
制御部と、を備え、
前記加湿部は、前記ウェブの幅方向に複数のミスト発生素子を線対称となるように配置し、
前記制御部は、前記線対称に対応する条件により、前記複数のミスト発生素子を個別に制御可能である、シート製造装置。
【請求項10】
少なくとも第1ミスト発生素子及び第2ミスト発生素子を備えるシート製造装置のシート製造方法であって、
繊維を含む材料を堆積させてウェブを形成し、
前記ウェブを搬送し、
個別に制御可能である前記第1ミスト発生素子、及び、前記第2ミスト発生素子の少なくともいずれかにより、前記ウェブに水分を付与し、
前記水分が付与された前記ウェブに対して、加熱及び加圧の少なくとも一方を行う、シート製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート製造装置、及び、シート製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、ウェブに水分を付与した後に熱処理を行う装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-119943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の装置では、ウェブに適切に水分を付与できないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
シート製造装置は、繊維を含む材料を堆積させてウェブを形成する堆積部と、前記ウェブを保持して搬送する搬送ベルトを有するウェブ搬送部と、前記搬送ベルトと対向するように設けられ、前記ウェブに水分を付与する加湿部と、前記水分が付与された前記ウェブに対し、加熱及び加圧の少なくとも一方を行うシート形成部と、制御部と、を備え、前記加湿部は、少なくとも第1ミスト発生素子及び第2ミスト発生素子を有し、前記制御部は、前記第1ミスト発生素子と、前記第2ミスト発生素子とを個別に制御可能である。
【0006】
繊維を含む材料からシートを製造するシート製造装置は、前記繊維を含む材料を堆積させてウェブを形成する堆積部と、前記ウェブを保持して搬送方向へ搬送する搬送ベルトを有するウェブ搬送部と、前記搬送ベルトと対向するように設けられ、前記ウェブに水分を付与する加湿部と、前記水分が付与された前記ウェブに対し、加熱及び加圧の少なくとも一方を行うシート形成部と、制御部と、を備え、前記加湿部は、前記ウェブの幅方向に複数のミスト発生素子を線対称となるように配置し、前記制御部は、前記線対称に対応する条件により、前記複数のミスト発生素子を個別に制御可能である。
【0007】
少なくとも第1ミスト発生素子及び第2ミスト発生素子を備えるシート製造装置のシート製造方法であって、繊維を含む材料を堆積させてウェブを形成し、前記ウェブを搬送し、個別に制御可能である前記第1ミスト発生素子、及び、前記第2ミスト発生素子の少なくともいずれかにより、前記ウェブに水分を付与し、前記水分が付与された前記ウェブに対して、加熱及び加圧の少なくとも一方を行う。
【0008】
複数のミスト発生素子をウェブの幅方向に線対称となるように配置するシート製造装置のシート製造方法であって、繊維を含む材料を堆積させて前記ウェブを形成し、前記ウェブを搬送し、前記線対称に対応する条件により、前記複数のミスト発生素子を個別に制御して、前記ウェブに水分を付与し、前記水分が付与された前記ウェブに対して、加熱及び加圧の少なくとも一方を行う。
【図面の簡単な説明】
【0009】
シート製造装置の構成を示す模式図。
加湿部の周辺の構成を示す一部拡大図。
奇数個のミスト発生素子の配置を示す模式図。
偶数個のミスト発生素子の配置を示す模式図。
シート製造装置のシート製造方法を示すフローチャート。
奇数個のミスト発生素子の駆動条件を示す表。
偶数個のミスト発生素子の駆動条件を示す表。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.シート製造装置の構成
本実施形態に係るシート製造装置1の構成について、図1~図4を参照しながら説明する。
なお、各図における方向を、三次元座標系を用いて説明する。説明の便宜上、Z軸の正方向を上方向又は単に上と称し負方向を下方向又は単に下と称し、X軸の正方向を後方向又は単に後と称し負方向を前方向又は単に前と称し、Y軸の正方向を右方向又は単に右と称し負方向を左方向又は単に左と称して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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