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公開番号
2024157428
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071791
出願日
2023-04-25
発明の名称
ハンマ用作業カート
出願人
株式会社マキタ
代理人
個人
,
個人
主分類
B62B
1/26 20060101AFI20241030BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】電動ハンマの運搬に加えて作業の際の電動ハンマの支持も可能とすると共に、バッテリを電源とするDC機にも適用可能とする。
【解決手段】ハンマ用作業カート1は、ビット24が下向きとなる姿勢で電動ハンマ20を支持可能な本体2と、本体2を傾斜姿勢で支持可能で、下端にローラ9を有するスタンド4と、電動ハンマ20の電源となるバッテリ30を装着するためのバッテリ装着部6と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
モータの駆動に伴う打撃機構部の作動により、先端に装着したビットを打撃可能な電動ハンマを支持するためのハンマ用作業カートであって、
前記ビットが下向きとなる姿勢で前記電動ハンマを支持可能な本体と、
前記本体を傾斜姿勢若しくは鉛直姿勢で支持可能で、下端にローラを有するスタンドと、
前記電動ハンマの電源となるバッテリを装着するためのバッテリ装着部と、
を備えることを特徴とするハンマ用作業カート。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記バッテリ装着部は、前記本体における前記電動ハンマの支持側の面と反対側の面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のハンマ用作業カート。
【請求項3】
前記電動ハンマと前記バッテリとは、前記本体への装着状態で互いに電気的に接続可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のハンマ用作業カート。
【請求項4】
前記電動ハンマと前記バッテリとの電気的な接続は、ケーブルを介して行われることを特徴とする請求項3に記載のハンマ用作業カート。
【請求項5】
前記電動ハンマと前記バッテリとの電気的な接続は、前記本体を介して行われることを特徴とする請求項3に記載のハンマ用作業カート。
【請求項6】
前記本体を介して前記バッテリに充電可能であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のハンマ用作業カート。
【請求項7】
前記電動ハンマは、ハンマ側バッテリ装着部を有し、前記ハンマ側バッテリ装着部に、前記本体の前記バッテリ装着部に装着した前記バッテリから電源を供給可能であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のハンマ用作業カート。
【請求項8】
前記バッテリ装着部は、複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のハンマ用作業カート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電動ハンマを使用する際に用いるハンマ用作業カートに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電動ハンマは、重量やサイズが大きいため、運搬する際の負担が大きい。そこで、特許文献1には、電動ハンマのビットが差し込み可能な基台に走行ローラを設けて、ビットを差し込んだ状態で走行ローラによって運搬可能とした運搬装置の発明が記載されている。また、引用文献2には、ローラを備えた本体に、電動ハンマのツールホルダに差し込み可能なシャンクを設けて、ビットに代えてシャンクを差し込んで連結することで、ローラによって運搬可能とした補助ローラの発明が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-11300号公報
特許第4824623号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の運搬装置や補助ローラは、電動ハンマの運搬機能のみを備えており、電動ハンマを支持して作業を可能とする機能を備えていない。また、従来の運搬装置は、電源を商用電源から得るAC機を想定しており、バッテリを設けるスペースや電動ハンマへの給電構造を備えていないため、バッテリを電源とするDC機に用いることができなかった。
【0005】
そこで、本開示は、電動ハンマの運搬に加えて作業の際の電動ハンマの支持も可能となると共に、バッテリを電源とするDC機にも適用可能となるハンマ用作業カートを提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示は、モータの駆動に伴う打撃機構部の作動により、先端に装着したビットを打撃可能な電動ハンマを支持するためのハンマ用作業カートであって、
ビットが下向きとなる姿勢で電動ハンマを支持可能な本体と、
本体を傾斜姿勢若しくは鉛直姿勢で支持可能で、下端にローラを有するスタンドと、
電動ハンマの電源となるバッテリを装着するためのバッテリ装着部と、を備えることを特徴とする
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電動ハンマの運搬に加えて作業の際の電動ハンマの支持も可能となると共に、バッテリを電源とするDC機にも適用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1のハンマ用作業カートの側面図で、図1Aは電動ハンマ及びバッテリの装着前、図1Bは電動ハンマ及びバッテリの装着状態をそれぞれ示す。
電動ハンマを装着した実施例1のハンマ用作業カートの正面図である。
実施例1のハンマ用作業カートにおいて、バッテリに接続した状態で電動ハンマを本体から取り外した状態を示す側面図である。
実施例2のハンマ用作業カートの側面図で、図4Aは電動ハンマ及びバッテリの装着前、図4Bは電動ハンマ及びバッテリの装着状態をそれぞれ示す。
図5Aは、実施例2のハンマ用作業カートにおいて、アダプタをバッテリに接続した状態で電動ハンマを本体から取り外した状態を示す側面図、図5Bは、アダプタに代えてバッテリを装着した電動ハンマの説明図である。
実施例3のハンマ用作業カートの側面図で、図6Aは電動ハンマ及びバッテリの装着前、図6Bは電動ハンマ及びバッテリの装着状態をそれぞれ示す。
実施例3のハンマ用作業カートにおいて、本体を介してバッテリに外部の電源から充電する状態を示す側面図である。
実施例4のハンマ用作業カートの側面図である。
図9Aは、実施例4のハンマ用作業カートにおいて、本体のバッテリ装着部の配置部分を示す背面図、図9Bは、バッテリ装着部にバッテリが装着された状態を示す背面図である。
図10Aは、実施例4のハンマ用作業カートにおいて、電動ハンマ及び複数のバッテリを装着した状態を示す側面図、図10Bは、複数のバッテリに接続した状態で電動ハンマを本体から取り外した状態を示す側面図である。
図11Aは、実施例5のハンマ用作業カートにおいて、電動ハンマ及び複数のバッテリを装着した状態を示す側面図、図11Bは、複数のバッテリに接続した状態で電動ハンマを本体から取り外した状態を示す側面図である。
図12Aは、実施例6のハンマ用作業カートにおいて、電動ハンマ及び複数のバッテリを装着した状態を示す側面図、図12Bは、本体を介して複数のバッテリに外部の電源から充電する状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の一実施形態において、バッテリ装着部は、本体における電動ハンマの支持側の面と反対側の面に設けられていてもよい。
この構成によれば、電動ハンマと干渉することなくバッテリの装着が可能となる。
本開示の一実施形態において、電動ハンマとバッテリとは、本体への装着状態で互いに電気的に接続可能であってもよい。
この構成によれば、バッテリから本体に支持させた電動ハンマへの給電が確実に行える。
本開示の一実施形態において、電動ハンマとバッテリとの電気的な接続は、ケーブルを介して行われるものであってもよい。
この構成によれば、電気的な接続を維持したまま電動ハンマを本体から取り外して単独での作業が可能となる。
本開示の一実施形態において、電動ハンマとバッテリとの電気的な接続は、本体を介して行われるものであってもよい。
この構成によれば、電動ハンマとバッテリとを本体へ装着すると同時に電気的な接続が行われて電動ハンマへ給電可能となり、何れか一方を取り外せば給電が停止する。よって、コネクタを着脱する手間がなくなり、使い勝手が向上する。
本開示の一実施形態において、本体を介してバッテリに充電可能であってもよい。
この構成によれば、バッテリを本体から取り外さなくても充電が可能となり、より使い勝手が向上する。
本開示の一実施形態において、電動ハンマは、ハンマ側バッテリ装着部を有し、ハンマ側バッテリ装着部に、本体のバッテリ装着部に装着したバッテリから電源を供給可能であってもよい。
この構成によれば、電動ハンマ自体がハンマ側バッテリ装着部を有していても本体に装着したバッテリから電源を供給することができる。
本開示の一実施形態において、バッテリ装着部は、複数設けられていてもよい。
この構成によれば、必要な容量分だけバッテリを装着したり、残量が少ないバッテリを取り外して充電したりでき、使い勝手が向上する。
【0010】
以下、本開示の実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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