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公開番号2024158145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073104
出願日2023-04-27
発明の名称携帯用切断機用スタンドおよび定置式切断機
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B23D 47/00 20060101AFI20241031BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】携帯用切断機をスタンドに装着して定置式切断機として使用する際に、可動カバーを円滑に開閉して携帯用切断機をスムーズに上下揺動できる構造が必要とされている。
【解決手段】スタンド1は、チップソーを開閉する可動カバー25を備える携帯用切断機20が装着される。スタンド1は、ベース2を有する。スタンド1は、ベース2に上下に揺動可能に連結されかつ携帯用切断機20が取外し可能に装着される取付アーム5を有する。スタンド1は、取付アーム5の下動に従って携帯用切断機20の可動カバー25を使用者側の前方へ押すカバー開き機構10を有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
回転刃具を開閉する可動カバーを備える携帯用切断機が装着される携帯用切断機用スタンドであって、
ベースと、
前記ベースに上下に揺動可能に連結されかつ前記携帯用切断機が取外し可能に装着される取付アームと、
前記取付アームの下動に従って前記携帯用切断機の前記可動カバーを使用者側に押すカバー開き機構を有する携帯用切断機用スタンド。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の携帯用切断機用スタンドであって、
前記カバー開き機構は、1つまたは複数のリンクを有し、
前記カバー開き機構の一端側が前記ベースに回転可能に連結され、
前記カバー開き機構の他端側が前記可動カバーに当接または係合する携帯用切断機用スタンド。
【請求項3】
請求項2に記載の携帯用切断機用スタンドであって、
前記カバー開き機構の前記一端側の回転中心は、前記携帯用切断機の上下の揺動全領域において前記可動カバーの開閉の回転中心と前記取付アームの揺動中心を結んだ直線の下方に位置する携帯用切断機用スタンド。
【請求項4】
請求項2または3に記載の携帯用切断機用スタンドであって、
前記カバー開き機構の前記複数のリンクは、前記ベースに回転可能に連結される第1リンクと、前記第1リンクに回転可能に連結されかつ前記可動カバーを押す第2リンクを含む携帯用切断機用スタンド。
【請求項5】
請求項4に記載の携帯用切断機用スタンドであって、
前記第2リンクの回転中心は、前記取付アームの揺動中心の反使用者側に位置する携帯用切断機用スタンド。
【請求項6】
請求項4または5に記載の携帯用切断機用スタンドであって、
前記第1リンクは、前記第1リンクの回転中心から前記取付アームの揺動中心の反使用者側に向けて凸となるように延出した円弧形状である携帯用切断機用スタンド。
【請求項7】
請求項4~6のいずれか1つに記載の携帯用切断機用スタンドであって、
前記第1リンクは、前記ベースのテーブル面より下方で前記ベースに連結される携帯用切断機用スタンド。
【請求項8】
請求項4~7のいずれか1つに記載の携帯用切断機用スタンドであって、
前記ベースは、被切断材が載置されるベース本体と、前記ベース本体に装着されて前記取付アームを上下に揺動可能に支持する揺動支持部材を有し、
前記第1リンクは、前記揺動支持部材に回転可能に連結される携帯用切断機用スタンド。
【請求項9】
請求項8に記載の携帯用切断機用スタンドであって、
前記揺動支持部材を前記ベース本体に固定するボルトを有し、
前記ボルトは、前記携帯用切断機を上死点に位置決めする上死点ストッパを兼ねる携帯用切断機用スタンド。
【請求項10】
請求項8または9に記載の携帯用切断機用スタンドであって、
前記揺動支持部材には、凹凸形状を含む位置決め部が設けられ、
前記ベース本体のテーブル面には、前記位置決め部と係合する被係合部が設けられる携帯用切断機用スタンド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
例えばチップソーカッタ等の携帯用切断機を装着してチップソー切断機等の定置式切断機として使用可能なスタンド、およびスタンドから切断機本体を取外して携帯用切断機として使用可能な定置式切断機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えばチップソーカッタ、カッタ、携帯用マルノコ等の携帯用切断機が従来提供されている。使用者が携帯用切断機の本体部を把持して被切断材に対して移動させることで、携帯用切断機に備えられた回転刃具が被切断材を切断する。特許文献1に記載されるように、携帯用切断機を装着することで定置式の切断機として利用可能なスタンドが従来知られている。携帯用切断機が装着された切断機本体をスタンド本体に対して下方へ揺動させることで、回転刃具をスタンド本体に載置された被切断材に切り込ませることができる。
【0003】
携帯用切断機には、回転刃具の下方領域を覆うことが可能な可動カバーが設けられる。可動カバーは、携帯用切断機を切断進行方向へ移動させることで被切断材に対して摺動する。これにより可動カバーは、回転刃具の下方領域を露出する開き方向へ回転する。特許文献1には、携帯用切断機をスタンドに装着した状態で所定の開き位置まで開かれる可動カバーが記載されている。携帯用切断機が装着された切断機本体をスタンド本体に対して下方へ揺動させることで、可動カバーはスタンド本体に載置された被切断材またはスタンド本体に対して摺動する。これにより可動カバーは、所定の開き位置から回転刃具の下方領域をさらに露出するように回転する。
【0004】
可動カバーは、携帯用切断機として使用する場合と、定置式切断機として使用する場合で、被切断材に当接する位置や被切断材に対する相対移動が異なる。可動カバーは、携帯用切断機として使用する際に好適に開くように設計されている。可動カバーと被切断材は、両者ともに凹凸形状を有する。そのため定置式切断機として使用する際に、可動カバーと被切断材の相互の凹凸形状によって可動カバーが円滑に摺動できない場合がある。したがって定置式切断機として使用する際に可動カバーを円滑に開閉できるように改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-214536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって携帯用切断機をスタンドに装着して定置式切断機として使用する際に、可動カバーを円滑に開閉して携帯用切断機をスムーズに上下揺動できる構造が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの特徴によると携帯用切断機用スタンドは、回転刃具を開閉する可動カバーを備える携帯用切断機が装着される。携帯用切断機用スタンドは、ベースを有する。携帯用切断機用スタンドは、ベースに上下に揺動可能に連結されかつ携帯用切断機が取外し可能に装着される取付アームを有する。携帯用切断機用スタンドは、取付アームの下動に従って携帯用切断機の可動カバーを使用者側に押すカバー開き機構を有する。
【0008】
したがってカバー開き機構は、取付アームを下方へ揺動させることでスタンドに装着された携帯用切断機の可動カバーを自動的に開く。そのため可動カバーを被切断材に対して摺動させることなく開くことができる。可動カバーと被切断材との摩擦摺動を抑制することで、可動カバーを円滑に開くことができる。これにより可動カバーの開閉動作に妨げられることなく、携帯用切断機をスムーズに上下揺動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施例に係るスタンドに携帯用切断機を装着した定置式切断機の携帯用切断機が上死点に位置する状態を示す斜視図である。
携帯用切断機が上死点に位置する状態の右側面図である。
携帯用切断機が下死点に位置する状態の右側面図である。
携帯用切断機が下死点に位置する状態の上面図である。
携帯用切断機が上死点に位置する状態の前面図である。
携帯用切断機が上死点に位置する状態の後面図である。
携帯用切断機が上死点に位置する状態の左側面図である。
携帯用切断機が上死点と下死点の中間に位置する状態の左側面図である。
携帯用切断機が下死点に位置する状態の左側面図である。
図6中のX-X線断面矢視図である。
図6中のX-X線断面に相当し、携帯用切断機が上死点と下死点の中間に位置する状態を示す断面図である。
図6中のX-X線断面に相当し、携帯用切断機が下死点に位置する状態を示す断面図である。
取付アームが上死点に揺動した状態におけるスタンドの斜視図である。
取付アームが下死点に揺動した状態におけるスタンドの斜視図である。
揺動支持部材、取付アームおよびカバー開き機構のアッセンブリと、スタンド本体との分解斜視図である。
揺動支持部材、取付アームおよびカバー開き機構のアッセンブリを下方から見た斜視図である。
揺動支持部材、取付アームおよびカバー開き機構のアッセンブリの右側面図である。
第2実施例に係るスタンドに携帯用切断機を装着した定置式切断機の携帯用切断機が上死点に位置する状態を示す断面図である。
携帯用切断機が上死点と下死点の中間に位置する状態を示す断面図である。
携帯用切断機が下死点に位置する状態を示す断面図である。
第3実施例に係るスタンドに携帯用切断機を装着した定置式切断機の携帯用切断機が上死点に位置する状態を示す右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の他の特徴によるとカバー開き機構は、1つまたは複数のリンクを有する。カバー開き機構の一端側がベースに回転可能に連結される。カバー開き機構の他端側が可動カバーに当接または係合する。したがってカバー開き機構にリンクを用いることで、可動カバーを円滑に開閉できる。しかも携帯用切断機の上下揺動に連動して、可動カバーを確実に開閉させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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