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公開番号
2024142391
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023054514
出願日
2023-03-30
発明の名称
工作機械
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
主分類
B23Q
11/08 20060101AFI20241003BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】加工室内における切粉の堆積を抑制できる工作機械を提供する。
【解決手段】工作機械1は、ベース2を備える。ベース2には、機械カバー、支柱21が取り付けられる。ベース2の上部20には、機械カバーを取り付けるための複数のねじ孔2A、及び支柱21を取り付けるための複数の孔が形成される。機械カバーは、ボルトが上側から機械カバーを介して複数のねじ孔2Aに螺合されることで、ベース2に取り付けられる。機械カバーを取り付けるボルトの頭部は、X軸移動機構11の軸カバー11Fにより外側を覆われる。支柱21の底面には、複数の孔に対応する位置に複数のねじ孔が形成される。支柱21は、ボルトが下側からベース2の孔を介して支柱21のねじ孔に螺合されることで、ベース2に取り付けられる。支柱21をベース2に取り付けるためのボルトの先端部は、支柱21に埋設される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
基台と、
前記基台の上側に設けられ、被削材を加工する機械部と、
締結部材により前記基台の上部に締結され、前記基台の上部と前記機械部を覆う機械カバーとを備え、
前記機械部は、
工具を装着する主軸と、
前記被削材を支持するテーブルと、
前記主軸又は前記テーブルのうち一方を水平方向である第1方向に移動することにより、前記主軸と前記被削材とを前記第1方向において相対的に移動可能に支持する移動機構とを備え、
前記移動機構は、
前記第1方向に前記一方を移動させるための軸と、
前記軸を覆う軸カバーとを備え、
前記締結部材のうち前記基台の上側に露出する部位は、前記軸カバーによって覆われていること
を特徴とする工作機械。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
基台と、
工具を装着する主軸と、
前記主軸が装着する前記工具を交換する工具交換装置と、
ねじにより前記基台の上部に固定され、前記工具交換装置を支持する支柱とを備え、
前記支柱の底部には、ねじ孔が形成され、
前記支柱は、前記ねじが前記基台の下側から前記ねじ孔に螺合することにより、前記基台の上部に固定されること
を特徴とする工作機械。
【請求項3】
前記支柱は、複数の前記ねじにより前記基台の上部に固定され、
前記底部には、複数の前記ねじ孔が形成され、
前記支柱は、複数の前記ねじの全てが前記基台の下側から複数の前記ねじ孔と螺合することにより、前記基台の上部に固定されることを特徴とする請求項2に記載の工作機械。
【請求項4】
前記主軸が装着する前記工具を交換する工具交換装置と、
前記基台の上側に設けられ、前記工具交換装置を支持する支柱とを備え、
前記基台の上部は、
平面視における前記基台の中心部に向かって下方に傾斜した第1傾斜面と、
前記支柱が設置される設置面と、
前記第1傾斜面と前記設置面とを接続し、前記第1傾斜面よりも下方への傾斜が大きい第2傾斜面とを有すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。
【請求項5】
前記被削材を支持するテーブルと、
前記基台の上側に設けられ、前記テーブルを支持する支持台を備え、
前記支持台の側面は、前記テーブルの中心部から離隔する方に向けて下方に傾斜していること
を特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。
【請求項6】
前記支持台の側面は、前記テーブルの中心部から離隔するほど下方への傾斜が大きくなるように湾曲していることを特徴とする請求項5に記載の工作機械。
【請求項7】
前記主軸は、前記水平方向であって前記第1方向と直交する第2方向に延びることを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の工作機械は、ベースとコラムを備える。コラムはベース上のコラム取付面に固定される。コラムの下部には、X軸方向に拡張した拡張部が形成される。該拡張部には、ボルトが挿通可能な複数の貫通孔が穿設される。コラム取付面には、コラムの貫通孔に整合する位置にボルトが螺合可能な複数のねじ孔が形成される。ボルトが拡張部の複数の貫通孔を挿通し、コラム取付面の複数のねじ孔に螺合することで、コラムはコラム取付面に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-22042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
被削材の加工において生じる切粉等を工作機械から除去するためにコラム取付面には洗浄液が噴射される。上記工作機械において、ボルトの頭又はボルトに螺合されるナットがコラム取付面上にあると、突起物であるボルトの頭又はナットの周辺に、洗浄液が流れにくい澱み点が生じる場合がある。この場合、澱み点において切粉が堆積するので、堆積した切粉を除去する手作業を頻繁に行う必要があり、煩雑である。
【0005】
本発明の目的は、加工室内における切粉の堆積を抑制できる工作機械を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の工作機械は、基台と、前記基台の上側に設けられ、被削材を加工する機械部と、締結部材により前記基台の上部に締結され、前記基台の上部と前記機械部を覆う機械カバーとを備え、前記機械部は、工具を装着する主軸と、前記被削材を支持するテーブルと、前記主軸又は前記テーブルのうち一方を水平方向である第1方向に移動することにより、前記主軸と前記被削材とを前記第1方向において相対的に移動可能に支持する移動機構とを備え、前記移動機構は、前記第1方向に前記一方を移動させるための軸と、前記軸を覆う軸カバーとを備え、前記締結部材のうち前記基台の上側に露出する部位は、前記軸カバーによって覆われていることを特徴とする。
【0007】
請求項1の工作機械は、締結部材において基台の上部側の部位が突起物となる。工作機械は、該部位が移動機構の軸カバーによって覆われるので、飛散した切粉が基台の上部において該部位の周囲に載ることを抑制する。よって、工作機械は、基台と機械カバーとで覆われる加工室内における切粉の堆積を抑制できる。
【0008】
請求項2の工作機械は、基台と、工具を装着する主軸と、前記主軸が装着する前記工具を交換する工具交換装置と、ねじにより前記基台の上部に固定され、前記工具交換装置を支持する支柱とを備え、前記支柱の底部には、ねじ孔が形成され、前記支柱は、前記ねじが前記基台の下側から前記ねじ孔に螺合することにより、前記基台の上部に固定されることを特徴とする。
【0009】
請求項2の工作機械は、ねじが支柱に埋設されるので、飛散した切粉が基台の上側においてねじの周囲に載ることを抑制する。よって、工作機械は、加工室内における切粉の堆積を抑制できる。
【0010】
請求項3の工作機械において、前記支柱は、複数の前記ねじにより前記基台の上部に固定され、前記底部には、複数の前記ねじ孔が形成され、前記支柱は、複数の前記ねじの全てが前記基台の下側から複数の前記ねじ孔と螺合することにより、前記基台の上部に固定されてもよい。工作機械は、複数のねじの一部が基台の下側からねじ孔と螺合しないで支柱を基台の上部に固定する場合と比較して、切粉がねじの周囲に載ることを抑制する。よって、工作機械は、加工室内における切粉の堆積を更に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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