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公開番号2024160447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-14
出願番号2023075437
出願日2023-05-01
発明の名称電動工具
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B25F 5/00 20060101AFI20241107BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】整流子及びカーボンブラシの寿命の低下を抑制すること。
【解決手段】電動工具は、ファン及び整流子が固定されたロータシャフトを含むロータと、ロータの周囲に配置されるステータと、整流子に接触するカーボンブラシと、を有し、所定方向に延びるモータ回転軸を中心にロータが1方向のみに回転するモータと、モータの周囲に配置される筒部と、筒部に接続される底部と、底部に設けられた風窓と、を有し、ステータを支持するハウジングと、底部から突出するリブ部と、を備える。0°位置からロータの反回転方向に向かって90°位置までの環状範囲の第1区分における風窓の開口率をP1、0°位置からロータの正回転方向に向かって90°位置までの環状範囲の第2区分における前記風窓の開口率をP2とした場合、P1<P2、の条件を満足する。リブ部の一方側の端部がカーボンブラシよりも前記一方側に配置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ファン及び整流子が固定されたロータシャフトを含むロータと、前記ロータの周囲に配置されるステータと、前記整流子に接触するカーボンブラシと、を有し、所定方向に延びるモータ回転軸を中心に前記ロータが1方向のみに回転するモータと、
前記モータの周囲に配置される筒部と、前記筒部に接続される底部と、前記底部に設けられた風窓と、を有し、前記ステータを支持するハウジングと、
前記底部から突出するリブ部と、を備え、
前記ファンは、前記所定方向において前記ロータシャフトの中心よりも一方側の前記ロータシャフトの第1部分に固定され、
前記整流子は、前記所定方向において前記ロータシャフトの中心よりも他方側の前記ロータシャフトの第2部分に固定され、
前記底部は、前記整流子よりも前記他方側に配置され、
前記リブ部は、前記底部から前記一方側に突出し、
前記モータ回転軸に直交する所定面において、前記整流子の外径の1倍の直径を有し、前記モータ回転軸を中心とする第1基準円と、
前記所定面において、前記整流子の外径の1.5倍の直径を有し、前記モータ回転軸を中心とする第2基準円と、
前記第1基準円と前記第2基準円との間の環状範囲と、が規定され、
前記所定面において、前記モータ回転軸及び前記カーボンブラシの中心を通る基準線と前記第2基準円とが交わる位置を0°位置とし、
0°位置から前記ロータの反回転方向に向かって90°位置までの前記環状範囲の第1区分における前記風窓の開口率をP1、
0°位置から前記ロータの正回転方向に向かって90°位置までの前記環状範囲の第2区分における前記風窓の開口率をP2とした場合、
P1<P2、
の条件を満足し、
前記リブ部の前記一方側の端部が前記カーボンブラシよりも前記一方側に配置される、
電動工具。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記リブ部は、前記整流子の周囲の少なくとも一部に配置される、
請求項1に記載の電動工具。
【請求項3】
前記リブ部の前記他方側の端部は、前記底部の前記一方側の面に接続される、
請求項1に記載の電動工具。
【請求項4】
前記リブ部は、前記底部と一体である、
請求項3に記載の電動工具。
【請求項5】
前記リブ部は、前記底部と別体である、
請求項3に記載の電動工具。
【請求項6】
前記ステータは、ステータコアと、前記ステータコアに固定されるインシュレータと、前記インシュレータに支持されるコイルと、を有し、
前記リブ部の前記一方側の端部は、前記インシュレータに対向する、
請求項1に記載の電動工具。
【請求項7】
前記リブ部の前記一方側の端部は、前記コイルの周囲の少なくとも一部に配置される、
請求項6に記載の電動工具。
【請求項8】
前記ロータシャフトの前記他方側の端部を支持する軸受を備え、
前記底部は、前記軸受を保持する軸受保持部を有する、
請求項1に記載の電動工具。
【請求項9】
前記カーボンブラシを保持するブラシホルダを備え、
前記リブ部は、前記ブラシホルダが配置される凹部を有する、
請求項1に記載の電動工具。
【請求項10】
ファン及び整流子が固定されたロータシャフトを含むロータと、ステータコア、前記ステータコアに固定されるインシュレータ、及び前記インシュレータに支持されるコイルを含み、前記ロータの周囲に配置されるステータと、前記整流子に接触するカーボンブラシと、を有し、所定方向に延びるモータ回転軸を中心に前記ロータが回転するモータと、
前記モータの周囲に配置される筒部と、前記筒部に接続される底部と、前記底部に設けられた風窓と、を有し、前記ステータを支持するハウジングと、
前記インシュレータから突出するリブ部と、を備え、
前記ファンは、前記所定方向において前記ロータシャフトの中心よりも一方側の前記ロータシャフトの第1部分に固定され、
前記整流子は、前記所定方向において前記ロータシャフトの中心よりも他方側の前記ロータシャフトの第2部分に固定され、
前記底部は、前記整流子よりも前記他方側に配置され、
前記リブ部は、前記インシュレータから前記他方側に突出し、
前記リブ部の前記他方側の端部が前記カーボンブラシの前記一方側の端部よりも前記他方側に配置される、
電動工具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、電動工具に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
電動工具に係る技術分野において、特許文献1に開示されているようなグラインダが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-112974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
グラインダは、研磨対象を研磨する。グラインダで研磨対象を研磨すると大量の粉塵が生成される。粉塵が冷却風に乗ってモータの整流子とカーボンブラシとの間に移送される可能性がある。粉塵が整流子とカーボンブラシとの間に侵入すると、整流子及びカーボンブラシの寿命が低下する可能性がある。
【0005】
本明細書で開示する技術は、整流子及びカーボンブラシの寿命の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、電動工具を開示する。電動工具は、ファン及び整流子が固定されたロータシャフトを含むロータと、ロータの周囲に配置されるステータと、整流子に接触するカーボンブラシと、を有し、所定方向に延びるモータ回転軸を中心にロータが1方向のみに回転するモータと、モータの周囲に配置される筒部と、筒部に接続される底部と、底部に設けられた風窓と、を有し、ステータを支持するハウジングと、底部から突出するリブ部と、を備えてもよい。ファンは、所定方向においてロータシャフトの中心よりも一方側のロータシャフトの第1部分に固定されてもよい。整流子は、所定方向においてロータシャフトの中心よりも他方側のロータシャフトの第2部分に固定されてもよい。底部は、整流子よりも他方側に配置されてもよい。リブ部は、底部から一方側に突出してもよい。モータ回転軸に直交する所定面において、整流子の外径の1倍の直径を有し、モータ回転軸を中心とする第1基準円と、所定面において、整流子の外径の1.5倍の直径を有し、モータ回転軸を中心とする第2基準円と、第1基準円と第2基準円との間の環状範囲と、が規定されてもよい。所定面において、モータ回転軸及びカーボンブラシの中心を通る基準線と第2基準円とが交わる位置を0°位置とし、0°位置からロータの反回転方向に向かって90°位置までの環状範囲の第1区分における前記風窓の開口率をP1、0°位置からロータの正回転方向に向かって90°位置までの環状範囲の第2区分における風窓の開口率をP2とした場合、P1<P2、の条件を満足してもよい。リブ部の一方側の端部がカーボンブラシよりも一方側に配置されてもよい。
【発明の効果】
【0007】
本明細書で開示する技術によれば、整流子及びカーボンブラシの寿命の低下が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係るグラインダを示す前方側からの斜視図である。
図2は、第1実施形態に係るグラインダを示す後方側からの斜視図である。
図3は、第1実施形態に係るグラインダを示す断面図である。
図4は、第1実施形態に係るグラインダを示す後方側からの分解斜視図である。
図5は、第1実施形態に係るグラインダの一部を示す後方側からの分解斜視図である。
図6は、第1実施形態に係るモータハウジングを後方側から見た図である。
図7は、第1実施形態に係るモータハウジングを後方側から見た図である。
図8は、第1実施形態に係るグラインダの一部を示す断面図である。
図9は、第1実施形態に係るモータハウジングを前方側から見た図である。
図10は、第1実施形態に係るグラインダの一部を示す斜視断面図である。
図11は、第1実施形態に係るグラインダの一部を示す断面図である。
図12は、第1実施形態に係るモータハウジングを後方側から見た模式図である。
図13は、第2実施形態に係るグラインダの一部を示す斜視断面図である。
図14は、第2実施形態に係るリブ部材を示す斜視図である。
図15は、第3実施形態に係るグラインダの一部を示す斜視断面図である。
図16は、第3実施形態に係るインシュレータを示す斜視図である。
図17は、第4実施形態に係るグラインダの一部を示す斜視断面図である。
図18は、第4実施形態に係るインナバッフルを示す斜視図である。
図19は、第5実施形態に係るグラインダの一部を示す斜視断面図である。
図20は、第5実施形態に係るインシュレータを示す斜視図である。
図21は、第6実施形態に係るグラインダの一部を示す斜視断面図である。
図22は、第6実施形態に係るインナバッフルを示す斜視図である。
図23は、第6実施形態に係るグラインダの一部を示す断面図である。
図24は、第7実施形態に係るカッタを示す斜視図である。
図25は、第7実施形態に係るカッタを示す斜視図である。
図26は、第7実施形態に係るモータハウジング4を示す斜視図である。
図27は、第7実施形態に係るカッタの一部を示す斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動工具は、ファン及び整流子が固定されたロータシャフトを含むロータと、ロータの周囲に配置されるステータと、整流子に接触するカーボンブラシと、を有し、所定方向に延びるモータ回転軸を中心にロータが1方向のみに回転するモータと、モータの周囲に配置される筒部と、筒部に接続される底部と、底部に設けられた風窓と、を有し、ステータを支持するハウジングと、底部から突出するリブ部と、を備えてもよい。ファンは、所定方向においてロータシャフトの中心よりも一方側のロータシャフトの第1部分に固定されてもよい。整流子は、所定方向においてロータシャフトの中心よりも他方側のロータシャフトの第2部分に固定されてもよい。底部は、整流子よりも他方側に配置されてもよい。リブ部は、底部から一方側に突出してもよい。モータ回転軸に直交する所定面において、整流子の外径の1倍の直径を有し、モータ回転軸を中心とする第1基準円と、所定面において、整流子の外径の1.5倍の直径を有し、モータ回転軸を中心とする第2基準円と、第1基準円と第2基準円との間の環状範囲と、が規定されてもよい。所定面において、モータ回転軸及びカーボンブラシの中心を通る基準線と第2基準円とが交わる位置を0°位置とし、0°位置からロータの反回転方向に向かって90°位置までの環状範囲の第1区分における風窓の開口率をP1、0°位置からロータの正回転方向に向かって90°位置までの環状範囲の第2区分における風窓の開口率をP2とした場合、P1<P2、の条件を満足してもよい。リブ部の一方側の端部がカーボンブラシよりも一方側に配置されてもよい。
【0010】
上記の構成では、粉塵が整流子とカーボンブラシとの間に侵入することが抑制される。そのため、整流子及びカーボンブラシの寿命の低下が抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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