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公開番号
2024157388
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071724
出願日
2023-04-25
発明の名称
床版切断分離システム、及びコンクリート床版と主桁の切断分離方法
出願人
株式会社大林組
,
株式会社横河ブリッジ
,
コンクリートコーリング株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
E01D
24/00 20060101AFI20241030BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】既設床版下の狭隘な作業空間を有効に活用し、効率よくコンクリート床版と主桁とを切断分離することである。
【解決手段】橋梁のコンクリート床版と主桁との接合部に切断面を形成する床版切断分離システムであって、前記主桁を挟んで対をなし、前記コンクリート床版の下方で前記主桁に沿って移動する移動装置と、該移動装置各々に設けられる従動プーリと、該従動プーリに掛け回されるワイヤーソーと、を含む切断装置を備え、前記従動プーリが、前記切断面と交差する方向に回転する立設姿勢で設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
橋梁のコンクリート床版と主桁との接合部に切断面を形成する床版切断分離システムであって、
前記主桁を挟んで対をなし、前記コンクリート床版の下方で前記主桁に沿って移動する移動装置と、
該移動装置各々に設けられる従動プーリと、
該従動プーリに掛け回されるワイヤーソーと、を含む切断装置を備え、
前記従動プーリが、前記切断面と交差する方向に回転する立設姿勢で設けられていることを特徴とする床版切断分離システム。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の床版切断分離システムにおいて、
前記移動装置に対する前記従動プーリの高さが、調整自在であることを特徴とする床版切断分離システム。
【請求項3】
請求項1に記載の床版切断分離システムにおいて、
延在方向に走行するワイヤーソーの前記主桁を挟んだ下流側に位置する前記移動装置に、
前記接合部から前記ワイヤーソーに伴って排出される切断屑を回収する集塵装置が設けられていることを特徴とする床版切断分離システム。
【請求項4】
請求項1に記載の床版切断分離システムにおいて、
前記従動プーリが、回転方向と交差する方向に揺動可能に設けられていることを特徴とする床版切断分離システム。
【請求項5】
請求項4に記載の床版切断分離システムにおいて、
前記切断装置に、揺動する前記従動プーリの揺動範囲を制御する揺動制御機構が設けられていることを特徴とする床版切断分離システム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の床版切断分離システムを用いたコンクリート床版と主桁の切断分離方法であって、
前記ワイヤーソーを、延在方向に走行させつつ前記主桁の延伸方向に移動させ、前記接合部に前記主桁と略平行な切断面を形成することを特徴とするコンクリート床版と主桁の切断分離方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート床版と主桁との接合部を切断分離する際に用いる床版切断分離システム、及び床版切断分離システムを用いたコンクリート床版と主桁の切断分離方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
橋梁の床版更新工事は、劣化した既設床版を耐久性の高い新たな床版へ取替える作業であり、この作業中には交通を遮断せざるを得ない。このため、一般車両の通行止めや種々の通行規制等の工事交通規制を伴うが、既存交通にできる限り影響を与えないよう、工事交通規制の時間を最小にする必要がある。
【0003】
しかし、新たな床版に取替える作業では、既設床版を主桁から撤去しなければならず、撤去作業には多大な作業時間を要する。そこで発明者らは、特許文献1で示すように、工事交通規制時間を最小にするべく、工事交通規制の開始とともに既設床版の切断を開始できるように、床版下の狭隘な作業空間に切断装置をすべて配置する工法を開発した。
【0004】
特許文献1の切断装置は、ワイヤーソーを用いて、既設のコンクリート床版と主桁との接合部であるハンチ部に主桁の上面と平行な切断面を形成する装置である。具体的には、主桁を挟んだ両側に略水平方向に回転する従動プーリを配置し、これにワイヤーソーを掛け回す。また、既設桁と従動プーリとの間にそれぞれ、主桁と平行な回転軸を有するガイドローラを対をなして設け、ガイドローラにワイヤーソーを接触させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-034231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1によれば、既設桁と従動プーリとの間でガイドローラーを利用してワイヤーソーの走行方向を転換させることができる。これにより、ガイドローラーの高さ位置を切断面の形成予定高さに配置すれば、これより低い位置に従動プーリを支持する切断装置を配置しても、ワイヤーソーを切断面の形成予定高さに対応させることが可能となる。
【0007】
したがって、切断面の形成予定高さがコンクリート床版の下面に近接する場合であっても、切断装置とコンクリート床版の下面との干渉を回避することができる。ところが、ワイヤーソーの走行速度とガイドローラーの回転速度は、必ずしも一定とならず、ワイヤーソーが接触することにより生じるガイドローラー表面の摩耗が、不均一となるおそれがある。
【0008】
この場合、ガイドローラーの表面に有意な不陸が生じて、ワイヤーソーにブレが発生するだけでなく、ワイヤーソーのブレに起因して切断面に凹凸が形成されるなどの不具合が生じやすい。したがって、表面に有意な不陸が生じる前にガイドローラーの交換が必要になるなど、作業効率や作業精度に課題を生じていた。
【0009】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、コンクリート床版下の狭隘な作業空間を有効に活用し、効率よくコンクリート床版と主桁とを切断分離することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる目的を達成するため、本発明の床版切断分離システムは、橋梁のコンクリート床版と主桁との接合部に切断面を形成する床版切断分離システムであって、前記主桁を挟んで対をなし、前記コンクリート床版の下方で前記主桁に沿って移動する移動装置と、該移動装置各々に設けられる従動プーリと、該従動プーリに掛け回されるワイヤーソーと、を含む切断装置を備え、前記従動プーリが、前記切断面と交差する方向に回転する立設姿勢で設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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