TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024155185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069649
出願日2023-04-20
発明の名称柱の設計方法
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 1/18 20060101AFI20241024BHJP(建築物)
要約【課題】柱をより長尺なものとすることが可能な柱の設計方法を提供することである。
【解決手段】複数の階層を有する建築物1における柱の設計方法であって、柱20を、複数の階層に亘って設けられた吹抜け部分13の外壁2bに沿って配置され、建築物1の内側から延びる大梁21,22が柱20の下端20a及び上端20bにのみに接合されたものとし、柱20の、下端20aから上方に向けた所定範囲の部分または上端20bから下方に向けた所定範囲の部分に、所定範囲の部分を外側から覆って拘束するコンクリート製の拘束部30を設けることで、柱20の座屈長さL2を短くして柱20の強度計算を行うことを特徴とする柱の設計方法。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の階層を有する建築物における柱の設計方法であって、
前記柱を、複数の階層に亘って設けられた吹抜け部分の外壁に沿って配置され、前記建築物の内側から延びる大梁が前記柱の下端及び上端にのみに接合されたものとし、
前記柱の、下端から上方に向けた所定範囲の部分及び上端から下方に向けた所定範囲の部分の少なくとも何れか一方に、前記所定範囲の部分を外側から覆って拘束するコンクリート製の拘束部を設けることで、前記柱の座屈長さを短くして前記柱の強度計算を行うことを特徴とする柱の設計方法。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記拘束部を、鉄筋コンクリート製とする、請求項1に記載の柱の設計方法。
【請求項3】
前記拘束部を、前記建築物の地下部分において前記建築物の基礎と一体に設ける、請求項2に記載の柱の設計方法。
【請求項4】
前記柱を、内部にコンクリートが充填されたコンクリート充填鋼管とする、請求項1~3の何れか1項に記載の柱の設計方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の階層を有する建築物における柱の設計方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
建築物として、例えばオフィスビル、商業ビルなどの、複数の階層を有する多層階ビルの形態とされたものが知られている。
【0003】
このような建築物は、その構造ないし躯体が、複数本の柱と、柱に接合されて両端支持された梁とを有する構成に設計されるのが一般的である(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-95135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような建築物として、複数の階層に亘る吹抜け部分が外壁に沿って設けられたものがある。このような建築物では、例えば当該吹抜け部分にエスカレータ等の設備が配置されることがあるため、吹抜け部分の外壁に沿って配置される柱は、外壁の内側から延びる大梁が上端及び下端にのみ接合され、上端と下端との間の中間部分には外壁の内側から延びる大梁が接合されない構成に設計されることになる。
【0006】
しかし、上記の設計方法では、吹抜け部分をより高さが高いものとしようとすると、柱の大梁に支持されない部分が長尺となり、柱の座屈長さが問題となって所望の高さを有する吹抜け部分を設計することが困難になる、という問題点があった。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、柱をより長尺なものとすることが可能な柱の設計方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の柱の設計方法は、複数の階層を有する建築物における柱の設計方法であって、前記柱を、複数の階層に亘って設けられた吹抜け部分の外壁に沿って配置され、前記建築物の内側から延びる大梁が前記柱の下端及び上端にのみに接合されたものとし、前記柱の、下端から上方に向けた所定範囲の部分及び上端から下方に向けた所定範囲の部分の少なくとも何れか一方に、前記所定範囲の部分を外側から覆って拘束するコンクリート製の拘束部を設けることで、前記柱の座屈長さを短くして前記柱の強度計算を行うことを特徴とする。
【0009】
本発明の柱の設計方法は、上記構成において、前記拘束部を、鉄筋コンクリート製とするのが好ましい。
【0010】
本発明の柱の設計方法は、上記構成において、前記拘束部を、前記建築物の地下部分において前記建築物の基礎と一体に設けるのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社大林組
継手
1か月前
株式会社大林組
鉄骨梁
1か月前
株式会社大林組
鉄骨梁
1か月前
株式会社大林組
構造体
1か月前
株式会社大林組
建築物
1か月前
株式会社大林組
形成方法
27日前
株式会社大林組
外装構造
1か月前
株式会社大林組
外装構造
1か月前
株式会社大林組
外装構造
1か月前
株式会社大林組
締結構造
1か月前
株式会社大林組
締結構造
1か月前
株式会社大林組
評価方法
18日前
株式会社大林組
ケレン装置
2か月前
株式会社大林組
吹付け方法
1か月前
株式会社大林組
吹付け方法
1か月前
株式会社大林組
吹付け方法
1か月前
株式会社大林組
摩擦ダンパー
1か月前
株式会社大林組
摩擦ダンパー
1か月前
株式会社大林組
建築物の屋根
2か月前
株式会社大林組
建築物の躯体
2か月前
株式会社大林組
管路接続工法
2か月前
株式会社大林組
柱の設計方法
2か月前
株式会社大林組
耐震補強構造
1か月前
株式会社大林組
柱の接合構造
2か月前
株式会社大林組
桁間支持装置
4日前
株式会社大林組
シャッター装置
25日前
株式会社大林組
地盤構造推定方法
1か月前
株式会社大林組
地盤構造推定方法
1か月前
株式会社大林組
位置センサユニット
2か月前
株式会社大林組
免震装置設置システム
4日前
株式会社大林組
加湿装置及び加湿方法
25日前
株式会社大林組
水中音響通信システム
2か月前
株式会社大林組
構造体および立設構造
1か月前
株式会社大林組
鉄筋埋設構造及び方法
1か月前
株式会社大林組
CO2排出量予測方法
1か月前
株式会社大林組
接合方法および接合構造
1か月前
続きを見る