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公開番号2024141090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052547
出願日2023-03-29
発明の名称固定用基礎
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04H 15/62 20060101AFI20241003BHJP(建築物)
要約【課題】人工地盤にテントを強固に固定することができる固定用基礎を提供する。
【解決手段】人工地盤10は、コンクリート層24と、コンクリート層24を上方から覆う土壌層25と、テントが固定される固定用基礎30と、を有する。固定用基礎30は、コンクリート層24に一体化され、コンクリート層24から土壌層25の表層部分まで延びる基礎部31と、基礎部31の上端部に設けられて、テントの支柱16がボルト36によって固定されるアンカー32と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コンクリート層と前記コンクリート層を上方から覆う土壌層とを有する人工地盤にテントを固定する固定用基礎であって、
前記コンクリート層に一体化され、前記コンクリート層から前記土壌層の表層部分まで延びる基礎部と、
前記基礎部の上端部に設けられて、前記テントが固定される固定具と、を有する
固定用基礎。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記基礎部は、前記上端部に、前記土壌層の表層部分に露出面を有するコンクリートであり、
前記固定具は、前記基礎部に埋設され、前記テントの支柱を前記露出面に固定するボルトが締結されるアンカーである
請求項1に記載の固定用基礎。
【請求項3】
前記露出面は、前記支柱が固定される固定面と前記固定面の外周縁から外側へ向けた下り勾配を形成する勾配面とを有する
請求項2に記載の固定用基礎。
【請求項4】
前記基礎部は、前記コンクリート層に締結される基礎プレートと前記基礎プレートから上方に延びる基礎ロッドとを有し、
前記固定具は、前記基礎ロッドの上端部に連結されて、前記テントの張り網が係合する係合具である
請求項1に記載の固定用基礎。
【請求項5】
前記基礎部は、前記基礎プレートに接合されて、前記基礎ロッドと前記係合具とが内側に配設される保護筒を有する
請求項4に記載の固定用基礎。
【請求項6】
前記基礎部は、前記基礎プレートに対向するように前記保護筒に内側に接合されて、前記固定具の位置ずれを抑制するずれ止めプレートを有する
請求項5に記載の固定用基礎。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人工地盤にテントを固定する固定用基礎に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、病院などの公的施設においては、災害時などに、被災者に対応するためのスペースや仮設トイレを設置するためのスペースなどを屋外に確保するために、骨組みに取り付けられたシート材によって屋根や壁などが形成されるテントが設置される。こうしたテントとしては、例えば、特許文献1に記載されたテントが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-41283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したテントは、屋外に設置されることで風の影響を受けやすい。そのため、テントを強固に固定することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する固定用基礎は、コンクリート層と前記コンクリート層を上方から覆う土壌層とを有する人工地盤にテントを固定する。前記固定用基礎は、前記コンクリート層に一体化され、前記コンクリート層から前記土壌層の表層部分まで延びる基礎部と、前記基礎部の上端部に設けられて、前記テントが固定される固定具と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、テントを人工地盤に強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態において、人工地盤に設置された固定用基礎の一実施形態にテントが固定された状況を模式的に示す斜視図である。
第1実施形態において、人工地盤および固定用基礎の概略構成を示す断面図である。
第1実施形態において、固定用基礎を示す上面図である。
第2実施形態において、人工地盤および固定用基礎の概略構成を示す断面図である。
第1実施形態の固定用基礎の変形例を示す上面図である。
第1実施形態の固定用基礎についての変形例を示す断面図であり、(a)コンクリート層に埋設される鉄筋を有するコンクリート材を示す図であり、(b)コンクリート層に埋設されるフランジを有するコンクリート材を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(人工地盤の概略)
図1~図3を参照して、固定用基礎の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、人工地盤10は、例えば、病院などの建築物11に近接した場所に設けられる。人工地盤10は、各所に固定用基礎30を有している。固定用基礎30は、災害時などにテント15を人工地盤10に固定する際に用いられる。固定用基礎30は、設置予定のテント15に対応する位置に設けられている。具体的には、固定用基礎30は、テント15の骨組みを構成する支柱16に対応する位置に設けられている。テント15は、固定用基礎30に各支柱16が固定されることにより、人工地盤10に対して強固に固定される。
【0009】
(第1実施形態)
図2に示すように、人工地盤10は、スラブ21と、スラブ21を上方から覆う防水層22と、防水層22を上方から覆う断熱層23と、を有する。また、人工地盤10は、断熱層23を上方から覆うコンクリート層24と、コンクリート層24を上方から覆う土壌層25と、を有する。
【0010】
コンクリート層24は、例えば人工軽量骨材を使用した軽量コンクリートを断熱層23の上に打設することによって形成される。
土壌層25は、保護層26、植生基材層27、芝生層28を有する。保護層26は、コンクリート層24を上方から覆うことでコンクリート層24を保護している。保護層26は、例えば耐根シートや保護マットなどをコンクリート層24に敷設することにより形成される。植生基材層27は、例えば、強度を有する大粒径素材と育成を促す小粒径素材とを混合させた植生基材を敷均したのち、転圧することにより形成される。芝生層28は、植生基材層27に植設した芝生によって形成されている。芝生層28は、土壌層25の表層部分を形成している。
(【0011】以降は省略されています)

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