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公開番号2024146271
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059068
出願日2023-03-31
発明の名称エキスパンションジョイント
出願人株式会社大林組,株式会社新高製作所
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 1/68 20060101AFI20241004BHJP(建築物)
要約【課題】耐久性を高めたエキスパンションジョイントを提供することである。
【解決手段】第1棟2と第1棟2に隙間3を空けて隣接する第2棟4とを有する建築物1の隙間3の部分に設けられるエキスパンションジョイント10であって、上向きの第1傾斜面11aを先端に備え、基端側において第1棟2の上に固定されて先端側が隙間3に張り出すとともに平面視で第2棟4との間に間隙Sを有する固定板部11と、第1傾斜面11aに対向する下向きの第2傾斜面12aを先端に備え、第2棟4の上に配置されるとともに基端側においてヒンジ13により第2棟4に上下方向に回動自在に支持された回動板部12と、を有することを特徴とするエキスパンションジョイント10。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1棟と前記第1棟に隙間を空けて隣接する第2棟とを有する建築物の前記隙間の部分に設けられるエキスパンションジョイントであって、
上向きの第1傾斜面を先端に備え、基端側において前記第1棟の上に固定されて先端側が前記隙間に張り出すとともに平面視で前記第2棟との間に間隙を有する固定板部と、
前記第1傾斜面に対向する下向きの第2傾斜面を先端に備え、前記第2棟の上に配置されるとともに基端側においてヒンジにより前記第2棟に上下方向に回動自在に支持された回動板部と、を有することを特徴とするエキスパンションジョイント。
続きを表示(約 92 文字)【請求項2】
前記固定板部と前記回動板部とが、前記第1棟の上面と前記第2棟の上面とに亘って設けられた車道の一部を構成する、請求項1に記載のエキスパンションジョイント。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、第1棟と第1棟に隙間を空けて隣接する第2棟とを有する建築物の隙間の部分に設けられるエキスパンションジョイントに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
建築物として、第1棟と第1棟に隙間を空けて隣接する第2棟とを有し、これら隣接する第1棟と第2棟との隙間の部分にエキスパンションジョイントを設けることで、隣り合う棟の間を行き来可能としつつ地震、気温変化、不同沈下などによる隙間の増減を吸収するようにした構成のものが知られている。
【0003】
従来、上記のような建築物に用いられるエキスパンションジョイントとして、第1棟に設けられた上向き傾斜面と、上向き傾斜面に対向する下向き傾斜面を先端に備え、隣接する第1棟と第2棟との間の隙間を覆うように第1棟と第2棟との間に架け渡して配置されるとともに第2棟に基端側を軸として上向きに回動自在に支持された回動板部と、を有するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
当該構成のエキスパンションジョイントは、例えばトラックターミナル、駐車場などの車両が走行する車道を有する建築物において、第1棟から第2棟に亘る車道の一部を構成するように設けられることで、通常状態においては、隙間を塞ぐ回動板部の上を車両が走行することができるようにしつつ、地震などにより第1棟と第2棟との間の隙間が狭められたときには、下向き傾斜面が上向き傾斜面に案内されて回動板部が上方に跳ね上げられるようにして回動板部の破損を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-136694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような建築物において、建築基準法等の法令上の要求によって建築面積が所定の広さに制限される場合、エキスパンションジョイントを第1棟と第2棟との間で隙間を有する構成として、第1棟と第2棟とを、それぞれ独立した建築物とする必要がある。
【0007】
しかし、このような場合、上記従来のエキスパンションジョイントでは、第1棟に上下に回動自在に支持された回動板部が、第1棟と第2棟との間の隙間を覆いつつ第1棟に片持ちで支持された構成となるので、当該エキスパンションジョイントを車道の一部を構成する用途に用いると、回動板部を回動自在に支持するヒンジ部分に繰り返しの荷重が加わり、その耐久性を確保し難くなる、という問題点があった。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性を高めたエキスパンションジョイントを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のエキスパンションジョイントは、第1棟と前記第1棟に隙間を空けて隣接する第2棟とを有する建築物の前記隙間の部分に設けられるエキスパンションジョイントであって、上向きの第1傾斜面を先端に備え、基端側において前記第1棟の上に固定されて先端側が前記隙間に張り出すとともに平面視で前記第2棟との間に間隙を有する固定板部と、前記第1傾斜面に対向する下向きの第2傾斜面を先端に備え、前記第2棟の上に配置されるとともに基端側においてヒンジにより前記第2棟に上下方向に回動自在に支持された回動板部と、を有することを特徴とする。
【0010】
本発明のエキスパンションジョイントは、上記構成において、前記固定板部と前記回動板部とが、前記第1棟の上面と前記第2棟の上面とに亘って設けられた車道の一部を構成するのが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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