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公開番号2025019456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123076
出願日2023-07-28
発明の名称桟瓦および桟瓦の製造方法
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04D 1/12 20060101AFI20250131BHJP(建築物)
要約【課題】頭部側の端部における水切りが向上する桟瓦、および、桟瓦の製造方法を提供する。
【解決手段】桟瓦10は、屋根の平面部を構成する。桟瓦10は、瓦表面15と、頭部側の端部において瓦表面15に連続する頭側小口面16と、を有する。桟瓦10は、瓦表面15と頭側小口面16とがなす角度θが鋭角に形成されている。桟瓦10の製造方法においては、瓦表面15と頭側小口面16とがなす角度θが鋭角となるように生型を削るテーパ加工が行われる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
屋根の平面部を構成する桟瓦であって、
瓦表面と、
頭部側の端部において前記瓦表面に連続する頭側小口面と、を有し、
前記瓦表面と前記頭側小口面とがなす角度が鋭角である
桟瓦。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
屋根の平面部を形成する桟瓦の製造方法であって、
前記桟瓦の荒地をプレスして生型を成形する成形工程と、
前記桟瓦における瓦表面と頭側小口面とがなす角度が鋭角となるように前記生型を削るテーパ加工を行う加工工程と、
前記テーパ加工後の生型を乾燥させる乾燥工程と、
前記乾燥させた生型を所定の焼成スケジュールで焼成する焼成工程と、を備える
桟瓦の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、瓦屋根の平面部を構成する桟瓦、および、桟瓦の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
瓦屋根の平面部は、桟瓦によって構成される。こうした桟瓦として、例えば特許文献1には、桟瓦の差し込み部等に水返しを凸設することにより、桟瓦の裏面側への雨水の浸入を抑える技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-32041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、桟瓦においては、裏面側への雨水の浸入を抑えるうえで、頭部側の端部における水切りを向上させることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する桟瓦は、頭部側の端部において前記瓦表面に連続する頭側小口面と、を有し、前記瓦表面と前記頭側小口面とがなす角度が鋭角である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、頭部側の端部における水切りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
(a)桟瓦の一実施形態の概略構成を示す斜視図であり、(b)桟瓦の頭部付近における断面図である。
桟瓦の製造方法の一実施形態を示すフローチャートである。
テーパ加工の様子を模式的に示す図である。
頭部側端部から雨水が落下する様子を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図4を参照して、桟瓦の一実施形態について説明する。
図1(a)に示すように、桟瓦10は、屋根下地に対して順番に設置されることにより、屋根の平面部を構成する。桟瓦10は、設置済みの桟瓦10の差し込み部11を桟部12が上方から覆い隠すように設置される。また、桟瓦10は、設置済みの桟瓦10の尻部13を頭部14が上方から覆い隠すように設置される。
【0009】
図1(b)に示すように、桟瓦10は、瓦表面15と頭側小口面16とを有する。頭側小口面16は、頭部14側の端部において瓦表面15に連続している。瓦表面15と頭側小口面16とによって形成される角部のことを頭側端部17という。桟瓦10は、頭側端部17において、瓦表面15と頭側小口面16とが成す角度θが鋭角に形成されている。
【0010】
角度θは、実際に桟瓦10が設置されたときの瓦表面15の傾斜角に応じた角度であって、瓦表面15を伝って頭側端部17に到達した雨水が頭側小口面16を伝うことなく頭側端部17から落下する角度である。また、角度θは、頭側端部17における強度低下が抑えられる所定角度以上であることが好ましい。角度θは、76°±4°の範囲であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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